タックル問題に見る、月の満ち欠けと危機管理の問題。

昨日、5月29日の午後8時くらいが、ちょうど満月でした。この満月にいたるまでの2週間、膨らみ続けていた問題も、今日くらいを境にだんだんと収束に向かっていくはずです。今回は、今話題の”危機管理”について考えてみました。


こんにちは、レイコ・ローランです。
このところ、ワイドショーやネットニュースなどで目を離せなかったのが・・・
そう、アメフトの悪質タックル問題。

先週の土曜日に、「こんな時期まで、こんな会見が続くことになるなんて、思ってもみなかった・・
(もっと早く、収束していく問題だと期待していた)」と、
関西学院大学側が記者会見でおっしゃっていましたが、それもそのはず。

5月15日が新月だったのですが、そのあたりを皮切りに、
正式に「社会問題」としてスタートを切ったこの問題。
(実際の事件が起きたのは5月6日でしたが、ヘンな話、”誰もが知る正式な問題”として
スタートしたのは5月17日の、関西学院大学の記者会見の頃だったような印象です。)

そのあとは、ご存知のように問題が膨らみ続け、この会見のあとにあの記者会見、
そのあとこっちも出てきて・・それでも解決しない。
波紋につぐ波紋、すっきりしないままさらに大きな問題へーー。
そんな、どんどんいろいろな問題を吸収しながら、喧々諤々の様子をたどったのは、
月が満ちていく様子と、明らかに呼応していたように思うのです。

そしてちょうど、関東学生連盟の記者会見が開かれたのが、
まさに満月の瞬間と重なっていたのですね。

スポーツには疎い私なので、連盟がどんな立ち位置かもよく分からなかったのですが、
今朝のワイドショーでも言っていた通り、
まさにこの団体が「調査も、結果報告も、予想を超えるしっかりしたもので、バッサリ」。
単純に、へぇ~~、ここが判断の”ピーク”を持っていくことに
(過程の中で、成りえた)のね!と、感心&感動しました。

警察の取り調べ、日大の第三者委員会・・などなど、もちろん、
まだ今後に続いていく部分もあるにはあるのですが、
全体として、満月の時点での内容を元にしながら、
ひとまずは、これからは最初の収束には向かっていくような気がします。


月の動き、つまり”満ち欠け”とともに私たちがここから学べるのは・・

とにかく、月が満ちていくときは、
「問題は膨らむ」「火消のつもりが、火に油」にもなりかねない、ということです。

かといって、じゃぁ月が満ちていくときは何の行動もしなくていいのかというと、
そういうわけではなくて、必要な謝罪は、一刻でも早いほうがいい。(一刻でも、月が小さい時に。)
さらには、問題を甘く見て、慌てて行き当たりばったりの対処をしないということですね。
誠実さがあれば、誠実な部分にスポットが当たり、その印象が広がっていく。
不誠実な印象があれば、その不誠実が渦を巻いて大きくなっていってしまう・・
ということなのかもしれません。

自分には直接関係ないことのはずが、なんだかやけに注目してしまった問題でした。


しかし、ここから考えられる危機管理、教育の問題、ハラスメント、ブラックな何かの問題、
いろいろなことが皆の頭の中で紐づけされて、考え直しのきっかけになった人は
多かったのではないでしょうか。やはり、社会はある意味、連携していますよね。

月の満ち欠けと連携させて見ている人はそんなに居なかったかもしれませんが・・(笑)、
そうでなくても、いろいろなことを考えさせられる問題でした。
皆さんは、どうだったでしょうか。


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