【Web限定】韓国・千年の美食を巡る 全羅道の旅②

day2:潭陽&順天

2018年9月5日
韓国の食の聖地、全羅道(チョルラド)を食べ歩き。ソウルや釜山から、ちょっと足を延ばして郷土料理に舌鼓!
 翌朝バスで竹細工で栄えた全羅南道、潭陽(タミャン)に移動し、「竹緑苑(チュンノグォン)」を散策する。大量のフィトンチッド、マイナスイオン、酸素を発する竹林浴はヒノキの森林浴の何倍もの効果があるとガイドの方の説明を受ける。筍の大きさに着目し日本から輸入した孟宗竹もあるが、主流は涼やかで繊細な真竹。竹細工に適した竹でもあるそうだ。竹の露で育った茶の木の自生も興味深い。僧が好んだその竹露茶(チュンロチャ)は、園内のカフェでもいただける。一年中色あせることなく緑の竹林は、夏はひんやりと心地よく、雪の頃もまた美しいという。
 竹林浴の後は、竹緑園の横の「郷校竹緑苑(ハンキョチュンノグォン)」で名物竹筒ご飯とトッカルビのランチ!竹筒ご飯は、竹の香り、棗、銀杏なども加わった栄養ご飯。たくさんのおかずのメインは、豚や牛のトッカルビだ。トッカルビは、王様が好んで食べた宮廷料理。味付けしたハンバーグのようなひき肉のパテを餅の形に整え、炭火で焼いたもの。ジューシーでご飯が進む。店の並びの土産物店で、食いしん坊ライターはマッコリをすくうひょうたんのさじパガジを見つけ、すかさずお土産に購入。次は竹細工も見て回りたい、、、。関空から直行便のある務安(ムアン)国際空港から、主要観光地を巡る破格のバスも運行しているので要チェックだ。
 
 再びバスに乗って南下、順天(スンチョン)にある「楽安邑城(ナガンウプソン)」を訪れる。ここは、朝鮮時代の土城と草葺き屋根の家などが400年以上も原型のまま保存された珍しい史跡。今も85世帯が暮らす、金銭山を望む美しい村だ。ちょうどドラマ「100日の郎君さま(原題)」の撮影も行われていた。演技派アイドルとして知られるEXOのド・ギョンスさんが初主演ということで期待されている作品と聞き、放映が楽しみに!また、地元の方が、舞踊も披露してくださり、時が止まったかのような景色と温かなもてなしの心にすっかり癒された。
 
 駆け足旅なので、順天の中心街に移動。川沿いのテラス席も涼やかな「BENISAF COFFEE」で、伝統的なパッピンスをおやつにいただく。パッピンスのパッは小豆。優しい甘さの小豆と餅が、ミルクと練乳味のかき氷と合う。このカフェのパッピンスは地元客にも定評があり、老若男女が集う。
 一息ついたら、予約しておかないと買えないという銘菓ボールカステラを買いに「花月堂(ファウォルダン)」へ。韓国初のベーカリーで、1928年創業3代目がその味を守る店だ。今は、人気のカステラボールと大福のみを予約販売していて、特にカステラボールの愛らしい形と餡の美味しさは忘れられない。お店の前身は日本から移住して来たパン職人が1920年にオープンしたベーカリー。店で働いていた先代が受け継いで今に至っているそうだ。日本の菓子が全羅道の人と素材に出合って、多くのファンに親しまれているのも嬉しい。
 日が落ちる前に、若い人たちの間で話題の「BREWWORKS CAFE」にも寄り、穀物倉庫をリノベーションした空間でお茶時間。コールドブリューやチョコレートが自慢の本格派だ。
  • 「竹緑苑」の散策は潭陽のハイライト!
  • 「郷校竹緑苑」のトッカルビ。牛と豚の2種あり
  • 竹筒ご飯。炭は取り除いていただく。いい香り
  • 「楽安邑城」の城壁からの眺望。貴重な体験ができる
  • 村には玉蜀黍や唐辛子の畑も。季節の景色が広がる
  • 庭で舞踊を披露してくださったお二人が縁側に
  • 伝説の大木のある客舎。村を囲む土城は1424年に石城に
  • 「BENISAF COFFEE」はレンガの一軒家
  • 地のものを使ったつぶあんが美味しいパッピンス
  • 「花月堂」のカステラボールと大福
  • 発送、受け取りを待つカステラボールと大福
  • チャーミングな街のお菓子屋さんだ
  • 「BREWWORKS CAFE」2階にも席がある
  • 韓国はリノベカフェ巡りも楽しい
  • お勧めのチョコレートラテでしばしくつろぐ

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