竹林浴の後は、竹緑園の横の「郷校竹緑苑(ハンキョチュンノグォン)」で名物竹筒ご飯とトッカルビのランチ!竹筒ご飯は、竹の香り、棗、銀杏なども加わった栄養ご飯。たくさんのおかずのメインは、豚や牛のトッカルビだ。トッカルビは、王様が好んで食べた宮廷料理。味付けしたハンバーグのようなひき肉のパテを餅の形に整え、炭火で焼いたもの。ジューシーでご飯が進む。店の並びの土産物店で、食いしん坊ライターはマッコリをすくうひょうたんのさじパガジを見つけ、すかさずお土産に購入。次は竹細工も見て回りたい、、、。関空から直行便のある務安(ムアン)国際空港から、主要観光地を巡る破格のバスも運行しているので要チェックだ。
再びバスに乗って南下、順天(スンチョン)にある「楽安邑城(ナガンウプソン)」を訪れる。ここは、朝鮮時代の土城と草葺き屋根の家などが400年以上も原型のまま保存された珍しい史跡。今も85世帯が暮らす、金銭山を望む美しい村だ。ちょうどドラマ「100日の郎君さま(原題)」の撮影も行われていた。演技派アイドルとして知られるEXOのド・ギョンスさんが初主演ということで期待されている作品と聞き、放映が楽しみに!また、地元の方が、舞踊も披露してくださり、時が止まったかのような景色と温かなもてなしの心にすっかり癒された。
駆け足旅なので、順天の中心街に移動。川沿いのテラス席も涼やかな「BENISAF COFFEE」で、伝統的なパッピンスをおやつにいただく。パッピンスのパッは小豆。優しい甘さの小豆と餅が、ミルクと練乳味のかき氷と合う。このカフェのパッピンスは地元客にも定評があり、老若男女が集う。
一息ついたら、予約しておかないと買えないという銘菓ボールカステラを買いに「花月堂(ファウォルダン)」へ。韓国初のベーカリーで、1928年創業3代目がその味を守る店だ。今は、人気のカステラボールと大福のみを予約販売していて、特にカステラボールの愛らしい形と餡の美味しさは忘れられない。お店の前身は日本から移住して来たパン職人が1920年にオープンしたベーカリー。店で働いていた先代が受け継いで今に至っているそうだ。日本の菓子が全羅道の人と素材に出合って、多くのファンに親しまれているのも嬉しい。
日が落ちる前に、若い人たちの間で話題の「BREWWORKS CAFE」にも寄り、穀物倉庫をリノベーションした空間でお茶時間。コールドブリューやチョコレートが自慢の本格派だ。