ふわふわもっちりの食感がたまらない! 一平茶屋の「かぶら蒸し」【京都、あの店のあの一品】

あのときあの人と食べたあの料理…。京都には忘れられない味の思い出があるもの。ふと思い出して恋しくなり、また食べに足を運びたくなる、“あの店のあの一品”をご紹介。一平茶屋の「かぶら蒸し」は、ふわふわもっちりで、だしの効いたあんとの一体感がたまりません。
角田光代さん(作家)の“あの一品”

一平茶屋の「かぶら蒸し」

明治34年創業の京料理店。かぶら蒸しは、京都の冬の味覚としておなじみだが、こちらではお客さんのリクエストが多く、先代のころより通年、供するようになったそう。「ここのかぶら蒸しを食べて感動しました。こんなにおいしいかぶら蒸しは食べたことがありません。いつでも食べたいです」(角田さん)。かぶら蒸しのつなぎには片栗粉や卵白がよく使われるが、道明寺粉を使うことで、かぶの水分を道明寺粉が含み、独特のもっちり食感に。甘鯛や鰻、鶏肉、百合根しいたけなど具だくさんで満足度も高く、メニューにはかぶら蒸しをメインにした気軽な定食もある。南座や歌舞練場に近いため、観劇や催し終わりの利用も多く、通し営業されているので気ままな旅行者にはうれしいかぎりだ。
ふわふわもっちりの食感がたまらない! 一平茶屋の「かぶら蒸し」【京都、あの店のあの一品】_1_1-1

1/4

ふわふわもっちりの食感がたまらない! 一平茶屋の「かぶら蒸し」【京都、あの店のあの一品】_1_1-2

2/4

ふわふわもっちりの食感がたまらない! 一平茶屋の「かぶら蒸し」【京都、あの店のあの一品】_1_1-3

3/4

ふわふわもっちりの食感がたまらない! 一平茶屋の「かぶら蒸し」【京都、あの店のあの一品】_1_1-4

4/4

すったかぶは道明寺粉を加えて蒸すことで、ふわふわもっちり。だしの効いたあんとの一体感もたまらない
大正時代に建てられた趣のある建物
祇園四条駅からもすぐ
先付、八寸、刺身、ごはん、漬け物がついた「かぶら蒸し定食」¥4,000。この日の先付はかぼちゃのごま豆腐。八寸は鱧の箱寿司、炊いたタコの子、いくらがのっただし巻きなど
一平茶屋
京都市東山区宮川筋1の219
12:00 ~ 20:30(LO)
休 木曜
テーブル10席、座敷20席 カード不可 メニューは昼夜同じ。「上かぶら蒸し定食」¥6,000、「季節のおまかせ料理」¥9,000 一品料理あり
075·561·4052

What's New

Feature
Ranking
Follow Us