お墓が遠い…老後の管理は? 現代のお墓悩みに専門家が提案 【50代のお悩み・お墓について】

多くのアラフィーが抱えている悩みの一つ、お墓問題のお悩みに専門家が指南。「お墓が遠方で困っている」という方は「墓じまい」や「改葬」も一案です。実際にすべきことや、その際に起こりうる問題の解決策も丁寧に解説します。

家族や親族との話し合いのポイント

☑︎改葬や墓じまいの理由を共有

「遠方にあると、維持や管理をするのがむずかしい」「承継者がいない」「住まいの近くで供養したい」など、現在抱えている問題点を明確にし、家族や、そのお墓に関係する親族と共有する。

☑︎次のお墓はどうするか、将来を見据えて考える

改葬や墓じまいすることが決まったら、お墓から取り出した遺骨をどうするかについて相談を。新しくお墓をつくるのか、それとも、お墓をもたないかたちで供養するのかは、承継を前提とするか否かを意識して考えること。承継する人がいなかったり、承継させたくないなら、お墓をもたないか、共同墓を選ぶのが安心

☑︎改葬先の場所を考える

お墓をもつことになったら、具体的にどんなかたちにするのか話し合うこと。場所は、現在の住まいの近くにするのか、故人の思い出の地や好きな地域、家族にとって縁のある土地にするのか。施設は、寺院墓地に民間霊園、公営墓地のいずれがいいのか。前者は、お墓の維持や管理のしやすさなどを考慮し、後者は、予算やお墓の形態などを判断材料にするのがおすすめ。既存の墓石はどうするかも相談を。

☑︎誰の遺骨を引っ越しさせるのか共有する

改装には、お墓に収蔵されたすべての遺骨(骨壺)を移動させる場合だけでなく、一部の遺骨(骨壺)だけを移動させるケースもある。その数量によって、引っ越し先のお墓の規模や費用などが変わってくるため、早めに考えておきたいところ。
参考資料:『お墓どうしたら?事典』 (小谷みどり監修/滋慶出版 / つちや書店)
  • お墓の継承者がいない! 50代のリアルな悩みに専門家が回答【50代のお悩み・お墓について】

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    少子高齢化が進み、エクラ世代の幼少期とはがらりと変わってしまったお墓事情。この時代に生きるエクラ世代だからこその悩みに専門家が指南。「子どもは娘だけ。嫁いだら、お墓を継ぐ人がいなくなる」と言った悩みも多くなっています。でも、嫁いだ娘が継ぐこともできるし、親戚が継承することも可能。“お墓を購入する”ということの意味なども含めてお教えします。

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