「半分、青い。」が成功した理由

〜それは、「半分、軽い。」でも「半分、重い。」がちゃんとあったから。コメディタッチという”軽さ”の裏に、見えない人生の”重さ”があったからこその成功を占星術で読み解いてみました。〜
ついに終わってしまいましたね、人気の朝ドラ、「半分、青い。」。
毎朝というわけではありませんでしたが、子供を小学校に送り出したあと、ちょこちょこと見ていました。
なんとなくまだ、あの星野源さんの主題歌が頭の中を流れています。

先日、ネットで脚本家の北川悦吏子さんのインタビューを読んでいて、つい気になって調べた生年月日が1961年12月24日。
西洋占星術では山羊座で、数秘術では8という数字の持ち主。

山羊座で「8」というと、それはもう・・「仕事」×「仕事」みたいなイメージなのです。
根っからの仕事人であろうし、苦労人であり、ビジネスマンでもある。
でも、ビジネスといえども軽やかにというよりは、ひとつひとつ、積み上げて俯瞰して、そしてまた積み上げて俯瞰して・・を重ねていくイメージ。

インタビューでも、その緻密さとともに、自身の人生の困難のひとつひとつなどが、どうドラマに反映されているかが語られていて、興味深いものでした。


そして実はいま・・しかもしかも、という感じなのですが、「重さ」の象徴である天空の土星が、山羊座の位置にあります。
しかもしかも、やぎ座の2度(0~30度あるうちの)の位置ですから、誕生日にしてみれば、まさに北川悦吏子さんら、山羊座の”最初のほう生まれ”の方の頭上に。

土星は「重さ」の象徴であると書きましたが、それはふだんから努力をしている、地道に動き続けている人には、逆にその人を”輝かせる”という不思議な星でもあります。
だからこそ、土星が来るときは、その人の本当の価値が試されるときでもあります。

いぶし銀のように尊敬を集めて輝いたり、最高努力賞のようなものを手にするような状況になったり。
まさに、この北川さんの状況はそうなのではないかと思います。

重く沈む、つらくて悲しいことがあるからこそ、それが地面に残る重石となり、フワフワと風船のように漂う面白おかしいこと、コメディタッチのセリフや演出が、そのバランスをとるようにしながら、皆の笑いを取ってゆく。

・・なんだかそんなバランスのドラマだったように思うのです。


ところで、これもまたふと雑誌のインタビューで目にした生年月日だったのですが、人気上昇中の俳優・中村倫也さんも12月24日生まれ(1986年)で、
北川さんと同じ誕生日。
カメレオン俳優と言われているそうですが、おそらく背景としては苦労人なのじゃないかな、という気がするのです。
今、注目を浴びたのも、たまたまの「ポッと出」じゃない。
それがあるからこその、表面だけカメレオン風。
今回のドラマの持っていた性質と、よく似たあり方の人物のような気がします。


ちなみに、永野芽郁さんは1999年9月24日生まれの天秤座。
自身の誕生日ごろというのは、どうしても出会う人が多かったりと、注目を浴びる、いわばスポットライトを浴びる時期です。

ドラマが終盤に近づくにつれて、話題も視聴率も上ってきて、その本当に最後のところに誕生日を持つ永野さんを主役に据えたのは、(って、朝ドラなんだから、終盤がくる時期は年に2回しかなくて決まってるって!??)成功のひとつの要因だったのかなぁ・・などとも、思ったりします。

いよいよ次の「まんぷく」も始まって・・。
個人的には、安藤サクラさんのカメレオンぶりもとても気になるので、しばらく注視してみようと思います。
(安藤さんの分析などはまたしばらく経ってから。)
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