手書きのひと手間で心遣いが伝わる! “一筆箋”は大人のたしなみ

Eメール全盛の昨今、受け取るといっそううれしくなるのが手書きのメッセージ。そんな中、手紙ほど重苦しくなく、気軽に使えるという理由で愛用者が増えている「一筆箋」。便箋よりも手軽に書け、心が伝わる「一筆箋」の上手な使い方を専門家に伺いました。大人の「女子力」を高めよう!

何を書けばいい? 誰にでも出していいもの??

一筆箋の良さは分かっているけれど、ルールがはっきりしないのがむしろ怖いし、字もへただし、と、“手紙ベタさん”の不安はまだまだ解消しない。

「文章に関しては、基本的にはEメールと同じ考え方です。『ご無沙汰しています』『お世話になっております』『秋も深まりましたね』などの〈あいさつ〉、一番重要なメッセージを伝える〈本文〉、そして、『お体大切に』といった〈結び〉。そのベースを踏まえたら、相手との関係性に合わせてアレンジすればOKです」

 また、誰にでも出していいものなのか、ちょっと不安も……。

「物に添えるのであれば、まず問題ありません。封筒に入れるとよりていねいではありますね。また、必ず1枚に収める必要はなく、見知った相手なら、手紙として2~3枚使ってもよいでしょう。一筆箋は、人に合わせてアイテムを選べるところもポイント。例えば、目上のかたなら季節の柄に罫線だけのシンプルな一筆箋にしたり、親しい友人なら、かわいいメモ紙や付箋も使えます。ほかにも、縁起ものの柄なら好き嫌いなく喜ばれますし、相手のご趣味や好みに合わせて選ぶのも楽しいですよ」
教えてくれたのは…
手紙文化振興協会代表理事
むらかみかずこさん

新聞・雑誌等を通して、心が通じる手紙の書き方や楽しみ方を発信するとともに、手紙の書き方アドバイザー認定講座を行うなど、講師の育成にも取り組む。『一生使える、一筆箋の美しいマナーと言葉』など著書多数。

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