「文章に関しては、基本的にはEメールと同じ考え方です。『ご無沙汰しています』『お世話になっております』『秋も深まりましたね』などの〈あいさつ〉、一番重要なメッセージを伝える〈本文〉、そして、『お体大切に』といった〈結び〉。そのベースを踏まえたら、相手との関係性に合わせてアレンジすればOKです」
また、誰にでも出していいものなのか、ちょっと不安も……。
「物に添えるのであれば、まず問題ありません。封筒に入れるとよりていねいではありますね。また、必ず1枚に収める必要はなく、見知った相手なら、手紙として2~3枚使ってもよいでしょう。一筆箋は、人に合わせてアイテムを選べるところもポイント。例えば、目上のかたなら季節の柄に罫線だけのシンプルな一筆箋にしたり、親しい友人なら、かわいいメモ紙や付箋も使えます。ほかにも、縁起ものの柄なら好き嫌いなく喜ばれますし、相手のご趣味や好みに合わせて選ぶのも楽しいですよ」