更年期の手指トラブルに専門医がお答え!Q&A【50代のお悩み・更年期手指問題】

手指がこわばったり、スムーズに動かないだけでなく、強烈に痛んだり、変形してしまう手指の症状は、不安なもの。更年期の症状なのか、違う病気なのか、どのように対処すればよいのかなど、アラフィー世代に降りかかる手指問題の疑問に専門医がお答えします。

もっと知りたいQ&A

Q.手に違和感があるときは、安静にするorストレッチするどっちがいいの?

A.痛みがひどいなら安静。軽めならストレッチを

「痛みがひどいときは炎症が強いので安静にして病院へ。症状がまだ出はじめならストレッチをして動かすと筋肉の緊張がとれ、悪化を防げます。まだ症状がない人はAのストレッチを行うと予防になります。ばね指や手根管症候群にはB・Cのような指の体操を。また、湿布で冷やしてもいいかどうか聞かれることがありますが、湿布の効果は冷やすことでなく消炎鎮痛剤で炎症を抑えること。痛みがあるときに効果的です」

Q.日常生活で気をつけることは?

A.スマホやパソコンを使う際の手指の使い方に注意

「まずは手指の酷使を避けることが大切。近年はスマホの使いすぎで症状がひどくなる人も増えています。スマホは片手で打つとより指に負担がかかるので両手を使いましょう。また、ドケルバン病はパソコン作業などで親指を外に開く動きを繰り返すとなりやすいのですが、最近、指に負担がかかりにくい湾曲した形のキーボードもあるので、取り入れるのもおすすめです。そのほか、手指の冷えも症状を悪化させるので冷やさないこと」
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