冬の沖縄のんびり旅。「星のや竹富島」は、さらに素敵に進化中

7年目を迎えた、地元でも愛される島のリゾート。夏ではなく、冬にも旅する価値がある!
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アクティビティ「朝の静けさ 水牛車観光」では、まだ人の少ない朝の時間帯に、水牛車で島をひとめぐり。星のや竹富島の宿泊者限定。
農業を営む人が減っている竹富島で、この島ならではの畑文化を継承すべく活動している長老、前本隆一さん。島に伝わる白、橙、紫の3種類の芋を、その場で割って見せてくれた。本当に色が違う!
島の農作物について説明してくれる前本さん。星のや竹富島はその思いに共鳴して、施設内の畑で島特有の作物を継承するプロジェクトを2017年からスタートした。
リゾート内の小道には、この季節でも色とりどりの花が。
「島テロワール」から、命草(ぬちぐさ)と島豆腐のクープ。沖縄好きの人にはおなじみ、命草とは伝統的に島の人々の健康を支えてきたハーブのこと。
月桃の葉にくるまれてサーブされる、車海老のサンゴ焼き 命草ソース。竹富島には車海老の養殖場がある。
車海老と豚のショーソン。すべて、ソムリエがセレクトしたワインとのマリアージュでいただくコースもある。
いきいきと生命力を感じる島の食材。このパワーをありがたくいただこう。
食事のしめくくりに、三線の名人が島唄を聴かせてくれた。旅情が高まる嬉しいひととき。
竹富島の伝統建築をもとにした平屋造りの客室。縁側はすべて南向きになっていて、心地よく風が吹き抜ける。
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時を経るごとに素敵になるリゾートホテルって、ありそうで、そうは多くないもの。

開業から6年がたち、ますます人気の「星のや竹富島」を取材したライター、ジャーナリストたちがそろって口にした言葉が印象的でした。「オープンの時より、さらに、ずっと魅力を増していますね」。

サンゴの石垣に、赤い瓦の低い屋根。それらの家々をつなぐ白い砂の道。ずっと竹富島に息づいてきた人々の暮らしをそのままに、「離島の集落に滞在する」をテーマとしてできた星のや竹富島。エクラ読者のみなさんにも、泊ったことがある方は多いかもしれません。2012年のオープン後、家々のまわりの植物はすくすくと育って生い茂り、石垣もいい感じに風合いを増して、まるで本当の集落のように、より島に根差したリゾートとなりました。

そんな星のや竹富島が、この冬、提案するのは「島テロワール」。

竹富島でうまれた、竹富島にしかない味わいを満喫しながら、島の食文化にも興味深く触れる。単なる「美食」とはまた違った食体験は、なんとも知的好奇心を刺激するもの。そして、島の食材たちが蓄えたパワーが身体のすみずみまで染みていくように、健やかな心地よさをも体感することができます。

外のテラスで食前酒をいただく「島風(しまかじ)アペロ」から始まるディナー。冬こそが一番おいしいといわれる芋や、島では冬に旬を迎えるハーブ、野菜。そして島の特産品でもある車海老などを、全10皿。沖縄というとどうしても夏のイメージが強いけれど、冬には冬の「旅に出る理由」があるな……とうならされるコースです。
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プールの向こうから昇る朝日に出会えたラッキーな1枚。プールはリゾートの中心部、少し低くなった場所にあり、ここからさえぎるもののない夜空を見上げるのも素敵。
朝食も島テロワールの特別メニュー。ハンダマや長命草といった命草たっぷりのサラダ。5種類あるドレッシングも、長命草やタンカン、山羊チーズのシーザードレッシングなど選ぶのが楽しい。
ラウンジで自由にいただけるお茶も、月桃やフーチバ、グァバ、センダン草など興味深い。
高台からのぞむリゾートの風景。伝統の建築様式を尊重してできており、島にもともとある3つの集落になぞらえ、今では「第4の集落」と呼ばれるほど。
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快適なベッドでぐっすり眠ったあと、夏よりも遅い冬の朝日に迎えられながらいただく朝食は、その澄み切った空気もごちそう。島の野菜をたっぷりといただきましょう。

そのあとは、まだ人の少ない朝の時間帯に水牛車で島をめぐるもよし。スパを楽しんだり、ミンサー織りや民具づくりを習ってさらに島の文化に触れるもよし。海風も心地よい季節なので、ハンモックでうたたねしたりも……。もう最高ですね。

日常の忙しさを忘れて、身も心も島時間にゆだねるなら、大人世代にとってはむしろ冬こそが、ベストシーズンかもしれません。
「島テロワール」
期間/2018年12月10日~2019年3月3日
料金/12,000円(税・サ別)
要予約。予約は星のや竹富島公式ホームページにて、夕食付の宿泊プランを選択。

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島の散歩中に見つけたかわいいシーサー!
沖縄県八重山郡竹富町竹富
☎0570・073・066(星のや総合予約)
アクセス/石垣港よりフェリーで約10分。竹富港より送迎あり。
料金/1室1泊51,600円から(税・サ別、食事別)※通常は2泊より
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