自家栽培の飼料で育てる 羊肉をワインとともに ひつじや

2016年11月29日
良いものの価値を知るエクラ世代にこそ訪れて欲しい、至極の肉料理が味わえる山形の名店をご紹介。
肉は野菜の上に並べて蒸し焼きに。肉のうま味を吸い込んだ野菜もごちそう。りんご入りの自家製タレでいただく

唯一無二のジンギスカンを求め、山形へ!

北海道の郷土料理として知られるジンギスカンだが、実は全国から肉好きが集まるジンギスカンの名店が山形県村山市に。自家飼育の羊の、ピュアで力強い味わいを体験して。
奥羽本線村山駅からタクシーで約20分。小さな案内板に導かれ敷地に入ると、羊小屋や菜園の先にとんがり屋根のログハウスが現れる。『ひつじや』は、羊の飼育から手がける希少なジンギスカンの店。現在、2代目の西塚洋平さんが店を仕切る。B級グルメな印象があるジンギスカンだが、『ひつじや』の羊はちょっと違う。理由はまず飼料にあり。西塚さんは牧草も自ら栽培し、発酵させて羊たちに与えているのだ。抗生剤なども極力使わない。安心安全な飼料が、雑味なくピュアな肉の味を生む。加えて羊肉は冷凍せず、生のまま手切りで供される。噛み締めるほどにあふれだすうま味は、やはりここだけの味。もうひとつの楽しみは、イタリア、フランス、日本を中心に約30種がそろうナチュラルワイン。羊のソーセージやリエットなどの前菜もそろうので、コース仕立てでゆっくり楽しむのがおすすめ。
  • 店主の西塚さん。営業の合間に羊の世話や畑仕事に精を出す 
  • 2カ所の羊小屋で、常時約150頭の羊を育てている。約24カ月で食肉に。個体ごとに適切な熟成を経て供される
  • 敷地内の菜園で、野菜も栽培している 
  • 畑で収穫されたばかりの野菜。ジンギスカンの野菜のほか、ソーセージなどの付け合わせや、フレッシュなサラダとなって、すぐにテーブルへ
ジンギスカン1人前¥2,000~(野菜つき、写真は2人前)。厚切りゆえの芳醇な味わいがある
  • ワインは栽培から醸造まで自然な造りを行うナチュラルなものが中心。グラス¥600~、ボトル¥3,500~
  • 天井が高く、窓が広くとられたログハウス。外の景色や風のすがすがしさも楽しみながらの食事は格別
  • 羊と富並豚のソーセージと前菜の盛り合わせ。自家菜園で収穫したじゃがいもを熟成させて作るフライドポテトも隠れた名物 
  • 羊のカルパッチョ。野菜の香味と酸味がきいたソースで
  • イタリア料理の定番"そら豆とペコリーノチーズ" をアレンジした、枝豆ペコリーノ。料理はすべてコース(¥3,500~¥7,000)の一例
山形県村山市富並4220の15 
☎0237・57・2862
11:30~15:00、17:00~21:00 
㊡火曜、臨時休業あり
コース¥3,500~¥7,000(昼夜とも)、アラカルトあり
席数25(土・日曜、祝日は2階含め60席) 
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