人生の特別な時間を過ごす 松阪の老舗すき焼き店 和田金

2016年11月29日
おいしい肉は、地方にあり! といってもいいくらいどこも究極の肉ぞろい。良いものの価値を知るエクラ世代にこそ訪れて欲しい、至極の肉料理が味わえる三重の名店をご紹介。

すべてが最高級、憧れの松阪牛を!

日本屈指のブランド牛「松阪肉」の地元で、名店といえばここ。最高級の肉を、極上のもてなしで味わう。一生に一度は和田金へ。肉の概念が変わるはず。
松阪は古い石垣や武家屋敷が残る城下町。町の中心部に位置する「松坂城」にほど近い場所に店を構える『和田金』は、世界的なブランド牛「松阪肉」の元祖といわれる明治初期創業の老舗だ。ここの肉は、店主自ら優れた但馬牛の雌の仔牛を仕入れ、自社牧場で約3年、手間をかけて育てたもの。まろやかな赤身とほどよい脂身、肉質が絶妙なバランスの牛肉は、口の中でとろけ、豊かな香りが広がる。「子供からお年寄りまで、あらゆる年齢のかたにご満足いただけるおいしさです」という店主。肉の脂に対する概念が変わるほどの衝撃的な肉質。最初から最後までひとりの仲居さんがつきっきりで焼いてくれ、その姿は職人技。昔からお伊勢参りの際に立ち寄る人が多いが、和田金を旅の主役にしたいくらいの感動のおもてなしと味がここに。

玄関で和服姿の仲居さんのていねいなお出迎えにドキドキ

吹き抜けのロビーに一歩入ると、そこからおもてなしがスタート。仲居さんの案内で高級旅館のような館内をキョロキョロしながら進む。

季節を感じさせる雅な几帳や生け花も

案内された個室は、四季の趣のしつらえが凝らされた広い和室。中央には朱塗りの特注すき焼き用円卓が、訪れる客を待っていた。

前菜の三種盛と名物「肉すまし」にまずは舌鼓

そぼろ煮、季節のゼリー寄せ、野菜のムースの前菜と、牛肉に、だし汁を注ぐ「肉すまし」は、椀に肉のうま味が広がる逸品。う~おいしい~!

美しすぎる!炭の姿。まるで炭手前のような仲居さんの所作

すき焼きの火力は、茶道で使う菊炭。火の通りのいい形に組まれ、パチパチとかすかに響く音が心地よい。締めにはここで餅が焼かれる。

いよいよ松阪肉登場!赤身と脂身の絶妙な形

大皿にのった肉登場。あれ?思ったよりピンク色はしていない。でもこれが赤身と脂のベストバランスなんだそう。味つけは白砂糖とたまり醤油のみ。目は仲居さんの手もとに釘づけ。

香ばしい匂いが鼻をくすぐる。たっぷりとした大きさの肉

特製すき焼き鍋に並ぶ肉は、一回2枚だけ。それだけ1枚が大きいのだ。1人前は2 枚。食べごろは、仲居さんが的確に。焼き具合で味が違うそう。

口でとろける松阪肉。添えの品々も種類豊富

地元産の卵にからめ、口の中へ。噛む必要がないほど、軟らかい。広がるおいしさに言葉も出ない。ねぎやしいたけ、生麩などにも肉のうま味が出た汁がしみ渡る。記憶に残る体験に感激の嵐!!!

量り売りも可能。販売部門で購入するおみやげの松阪肉

店の一角にある販売部門。上質の松阪肉が自宅で味わえる。ケースのステーキやすき焼き用の中に、お得なこま切れを見つけおみやげに。

和田金の歴史ここにあり

明治11(1878)年、東京の料亭『和田平』などで修業した初代店主、松田金兵衛が松阪に牛肉店を創業。その5年後にすき焼き店を開業し、牛肉を平切りしたすき焼きのスタイルを確立した。以来、伊勢参りをする政財界、皇族関係者、海外VIPなどが訪れる名店として知られる。かつての木造店舗を知る顧客も多く、今は親子3代で毎年来店するのを楽しみにしている。
三重県松阪市中町1878 
☎0598・21・1188(代表)
11:30~20:00(食事 土・日曜、祝日は11:00〜)、8:30~19:00(販売) 
㊡第4火曜(月により変動あり)、1月1〜2日、8月16日 
「寿き焼コース」¥12,200~、「シャトーブリアンステーキコース」¥28,000ほか
※「寿き焼」は2名から。
個室40室 
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