大人の夏旅にふさわしい沖縄離島(古宇利島・宮古島・石垣島)のラグジュアリーホテル5選

心地のよい波音を聞きながら、心も身体もゆるめたい、そんな願いに応えてくれるのが、沖縄離島に点在するラグジュアリーホテル。中でも「古宇利島」「宮古島」「石垣島」は、自然の美しさと洗練された滞在体験が共存する、大人にこそふさわしい旅先。
※本記事の内容は、取材時点の情報になります。最新情報につきましては、直接各ホテルまでお問い合わせください。

古宇利島のおすすめホテル

One Suite THE GRAND(ワン スイート ザ グランド)

古宇利島は、本島北部の本部半島から、橋で渡れる離島。遠浅の美しい海に囲まれ、自然の浜が残る島は、近年、観光地としても人気が高くなった。島で最も優雅で贅沢な滞在をしたいなら、泊まるべきは『One Suite THE GRAND』。館内は、天然素材を用いたナチュラルなテイストでまとめられた、大人が安らげる上質な空間だ。22室ある客室は、すべてがオーシャンビュー。テラスやビューバスなどでは、自然を身近にリラックスできる。ガルニエ・チボーのバスローブや自分好みで作るバスソルトなど、部屋で快適に過ごすための多くのディテールも、ホテル好きの心の琴線に触れるはず。
 
滞在の大きな楽しみは、レストラン「La BOMBANCE 古宇利島」での食事。東京・西麻布の創作和食「La BOMBANCE」の料理長が監修する和食は、沖縄産素材を多く用い、見た目に麗しくほっと満たされるおいしさだ。美食にこだわるリピーターが多いのにも納得がいく。夜は、泣けるほどに星空が美しい。
海からの風が心地よく吹き抜けるプールサイドでは、空と海、そしてプールの青に身も心もゆだねてお昼寝したい。午後のハッピーアワーには、シャンパーニュもフリーフローで
海からの風が心地よく吹き抜けるプールサイドでは、空と海、そしてプールの青に身も心もゆだねてお昼寝したい。午後のハッピーアワーには、シャンパーニュもフリーフローで
最上級の「オーシャンビュー パノラマ スイート」。
最上級の「オーシャンビュー パノラマ スイート」。一面ガラス張りの広いリビングとテラスには屋外ジャクジーも備わる。記念日には特別なおもてなしも。4人まで宿泊できる客室
テラス部分にジャクジーを備える「プレミアオーシャンビュー」は3室のみ。
テラス部分にジャクジーを備える「プレミアオーシャンビュー」は3室のみ。直接インフィニティプールにアクセスできるので、プールとジャクジーとをたっぷりと満喫できる
水着などを持ち歩くのに便利な麻布製の袋バッグは持ち帰りもOK
水着などを持ち歩くのに便利な麻布製の袋バッグは持ち帰りもOK
ショップでは、沖縄の焼きもの「やちむん」も販売
ショップでは、沖縄の焼きもの「やちむん」も販売。山上學氏作の皿(下¥3,300)やエドメ陶房作の皿(上¥3,080)などはおみやげにしたい
美しい夕日を眺められる開放的なレストラン。宿泊者はディナーと朝食をここで
美しい夕日を眺められる開放的なレストラン。宿泊者はディナーと朝食をここで
田芋から作る「ドゥルワカシー」を揚げ、フォアグラを合わせたひと皿。長命草のあんは、上品な島風味
田芋から作る「ドゥルワカシー」を揚げ、フォアグラを合わせたひと皿。長命草のあんは、上品な島風味
朝食は和洋からセレクト。和食の技術に基づくていねいな仕事は、朝食にも生かされている
朝食は和洋からセレクト。和食の技術に基づくていねいな仕事は、朝食にも生かされている
古宇利島へは、ターコイズブルーの遠浅の海を眺めながら、古宇利大橋を渡っていく
古宇利島へは、ターコイズブルーの遠浅の海を眺めながら、古宇利大橋を渡っていく

Data

沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利2451
☎0980・51・5770
全22室 ¥124,686~(2名1室利用の1泊料金、2食つき、夕食ドリンクやルームサービスドリンクフリーフローなどオールインクルーシブ)※宿泊は中学生以上
IN15:00~19:00、OUT11:00
那覇空港より車で約100分
onesuite.thegrand.jp/

宮古島のおすすめホテル

波癒 the place(ナミュウ ザ プレイス)

大海原へとつながるヴィラでラグジュアリーな非日常体験

沖縄の離島の中でも、海の美しさで知られる宮古島。島の有名な景勝地・東平安名崎(ひがしへんなざき)の近く、湧き水が出る保良泉(ぼらがー)地区にあるのが『波癒 the place』。ホテルに到着したら、車を降り、そのまま客室へ。“宮古ブルー”の海が目の前に広がる5棟のみのヴィラには広いテラスとプールを備えており、プライベートな時空間に浸ることができる。デッキチェアに横になりながら、さわやかな潮風と波の音に包まれると、日常から解き放たれて体も心もすっかりリラックス。上質なコンクリート造りの建物は趣味のいいグレイッシュなカラーリングで、大人の休日にふさわしい落ち着いた雰囲気だ。客室にあるバスアメニティや備品にもこだわっている。


宿泊者専用のレストラン「La namyu」からも、大海原を一望。ディナーは創作フランス料理のコース、朝食は地元食材を用いた和食を楽しめる。外に出ないでヴィラにこもっているだけでも、十分に満たされるバカンスになるはず。

波癒 the place ナミュウ ザ プレイス

ホテルが集まるエリアからは少し離れた静かな立地

ナミュウザプレイスの光と影が美しく交錯するヴィラ。

光と影が美しく交錯するヴィラ。室内とテラスを合わせると約112㎡の広さ。プールは5棟すべてが温水プール。素泊まりプランもあるが、ルームサービスも含めて飲食代がすべて料金に含まれる夕朝食つき宿泊プランがおすすめ

夜はプールをライトアップ。星空の美しさもきわだつ

夜はプールをライトアップ。星空の美しさもきわだつ

レストランから見えるのは、東平安名崎方面。昇る朝日を眺めながら朝食を

レストランから見えるのは、東平安名崎方面。昇る朝日を眺めながら朝食を

レストランでは、島でとれた新鮮な魚介類を、繊細なフレンチに仕立てて提供

レストランでは、島でとれた新鮮な魚介類を、繊細なフレンチに仕立てて提供

Data

沖縄県宮古島市城辺保良1145の10
☎0980・79・7765
全5棟 ¥93,500~(1室2名利用の1泊料金、夕朝食つき、温水プライベートプールつきヴィラ)
IN15:00~17:00、OUT11:00
宮古空港より車で約25分
namyu.miki-resort.jp/

アヤンナ宮古島

オーシャンビューと食を満喫する最新のオーベルジュが誕生

宮古空港のある宮古島からは、絶景の伊良部大橋を渡ってすぐ。伊良部島の海岸沿いに2024年4月26日にオープンしたホテルが『アヤンナ宮古島』。陽光がたっぷりと射し込む7室のヴィラは、すべてが宮古ブルーの海を眺めるオーシャンビュー。全室に温水のプライベートプールが備わっていて、宮古ブルーの海を目の前にしながら、一年中、快適なプールタイムを過ごすことができる。

オーベルジュとしての魅力も満点。レストラン「Jivana(ジバナ)」では、アジア各国や京都の「AMAN」のシェフを歴任した古市豊裕さんを迎えて、フレンチ懐石に着想を得たイノベーティブ料理を展開。併設のバーでは、宮古ブルーにインスパイアされたオリジナルカクテルも提供する。朝食は、それぞれの客室でプライベートに。追加料金で、プールの水面に浮かせた朝食セットを水の中でいただく「フローティングブレックファスト」体験もぜひ楽しんでみたい。南国の陽光と食の恵みを存分に満喫できる最新リゾートだ。

アヤンナ宮古島のエグゼクティブスイート

10mの温水プールを備える「エグゼクティブスイート」

2ベッドルームに広々としたリビングダイニング、キッチンを備えた93.4㎡の「エグゼクティブスイート」。

2ベッドルームに広々としたリビングダイニング、キッチンを備えた93.4㎡の「エグゼクティブスイート」。大人6名まで小人2名まで泊まれるので、家族や友人グループでのバカンス滞在にも適している

レストランは、天然素材を多用したナチュラルな空間

レストランは、天然素材を多用したナチュラルな空間

宮古島の太陽と海をイメージした「ボタニカル カルパッチョ」。夏期は宮古島産マンゴーの下にホタテ貝とエビが隠れる

宮古島の太陽と海をイメージした「ボタニカル カルパッチョ」。夏期は宮古島産マンゴーの下にホタテ貝とエビが隠れる

5時間煮込んだ「夜光貝のチャウダー」。ココナッツミルクを用いた南国感ある風味

5時間煮込んだ「夜光貝のチャウダー」。ココナッツミルクを用いた南国感ある風味

南国の植物を配したエントランス。平屋の建物には沖縄独特の「花ブロック」材を用いている

南国の植物を配したエントランス。平屋の建物には沖縄独特の「花ブロック」材を用いている

全長3540mの「伊良部大橋」は、海上を駆け抜ける人気のドライブコース。ホテルまでは伊良部大橋を渡って車で1分ほど

全長3540mの「伊良部大橋」は、海上を駆け抜ける人気のドライブコース。ホテルまでは伊良部大橋を渡って車で1分ほど

Data

沖縄県宮古島市伊良部池間添1130
☎0980・79・8090
全7室 ¥94,600~(1室2名利用の1泊料金、2食つき)
IN15:00~(最終21:00)、OUT11:00
宮古空港より車で約25分 下地島空港より車で約10分
ayanna-miyako.com/

ローズウッド宮古島

ローズウッド宮古島
紺碧の海と白砂に溶け込むようなインフィニティプール。琉球石灰岩が多い宮古島には、山も地表を流れる川もないため、土が海に流れ込むことなく、透明度の高い美しい海が保たれている。青の絶景に癒されてみたい。天候と潮位によりプールセッティングは変わる

自然と心地よくつながる究極のリラックスを贅沢に

空港から車で、緑に囲まれた小高い丘にたたずむエントランスロビーに到着すると、すでに別世界感に包まれる。パノラミックに見渡す広々とした敷地は、まるで青と緑と白で描いた絵画のよう。小さな岬に広がる『ローズウッド宮古島』は、島ならではの独特な岩層、宮古ブルーと呼ばれる青い海、サンゴに由来する白い砂浜といった大自然に囲まれた絶好の立地だ。ローズウッドは、世界各地にウルトラ・ラグジュアリーなホテルやリゾートを展開するブランド。「センス・オブ・プレイス」を哲学とし、その場所ならではの特別な時間と体験を提供する。

 

客室タイプにはヴィラと、より贅沢なハウスがあり、55室のすべてがオーシャンビュー、かつプライベートプールつき。室内は上品なベージュを基調にしたやわらかなカラーリングで、部屋にいても、島の自然とつながるような落ち着きが感じられる。家具やインテリアから建築まで、デザインを手がけたのは、オランダを拠点に世界で活躍する建築家ピート・ブーン氏。天然素材に直線を組み合わせた構築的なフォルムは、日本らしさをも思わせる。

 

客室で海を眺めながらプールに入ったり、チェアでそよ風を感じながら寝そべったり、宮古ブルーのハーブティーを味わったり、と、自由気ままに過ごす時間が、まずは贅沢。時に、鳥が訪れて愛らしい鳴き声を聞かせてくれる。RWのロゴが入ったスリッパは、中がふわふわで抜群の履き心地だ。

 

滞在中は、ぜひ「Asaya Spa」にも出かけたい。ローズウッドでは、先進的なウェルネスブランド「Asaya」の体験はマスト。宮古島の雪塩を用いた足湯から始まるトリートメントはもちろん、広々としたスタジオでの朝のヨガやストレッチにもトライしたい。

 

3つのダイニングがあるのは、海と一体化するようなインフィニティプール付近の開放的なエリア。料理や飲み物は、島の食材を用いるだけにとどまらず、巧みにひとひねりされて、新しい表現に昇華されたおいしさだ。

 

アオウミガメが訪れる海には伝説も多く、近隣には古くからのパワースポットもある。天気しだいでは、夜空に天の川や南十字星も見つかるはず。海外まで行かずとも、飛行機でひとっ飛びで、世界レベルのリゾート体験ができるのが『ローズウッド宮古島』。最低2、3泊して、心と体をゆったり解き放ち、エネルギーをチャージしたい。

プールサイドで寝そべっていると、周囲を海に囲まれているような気分になる
プールサイドで寝そべっていると、周囲を海に囲まれているような気分になる。ビーチに面したメインプールは、海に溶け込むようなデザイン。
3つのダイニング、バーと、プールがあるメイン棟。クリームやサンドベージュの色構成がスタイリッシュ。
3つのダイニング、バーと、プールがあるメイン棟。クリームやサンドベージュの色構成がスタイリッシュ。
オールデイダイニング「NAGI」では、テラスで、風を感じながらリラックスして食事を。
オールデイダイニング「NAGI」では、テラスで、風を感じながらリラックスして食事を。
プールサイドにある「YUKUU」では、月桃のカクテルや軽食が楽しめる
プールサイドにある「YUKUU」では、月桃のカクテルや軽食が楽しめる
「NAGI」での朝食はブッフェに加えて4種から選んで
「NAGI」での朝食はブッフェに加えて4種から選んで
「ウェルネス」は、アサイーボウル、ホワイトオムレツ、宮古モリンガティーなどが登場。
「ウェルネス」は、アサイーボウル、ホワイトオムレツ、宮古モリンガティーなどが登場。
ヘルシーかつおいしさにも満足。島の食材を用いた和朝食も人気だ。
ヘルシーかつおいしさにも満足。島の食材を用いた和朝食も人気だ。夕食には、イタリアンを提供。魚介類をトマトで煮込んだシチュー「カチュッコ リヴォルネーゼ」は、シェアスタイルでどうぞ
大人の夏旅にふさわしい沖縄離島(古宇利島・宮古島・石垣島)のラグジュアリーホテル5選_1_30
宮古漁港と地元の素潜り漁師の高田氏から届く新鮮な魚介を中心に、
宮古漁港と地元の素潜り漁師の高田氏から届く新鮮な魚介を中心に、素材を引き立たせる調理で仕上げる「MAAS」。マースとは塩のこと。「MAASサワー」は、塩をアクセントにしたシグネチャーな一杯。締めは、だしが効いた冷製「雲丹そば」で!
ローズウッドの先進的なウェルネスブランド「Asaya」を体験できる
ローズウッドの先進的なウェルネスブランド「Asaya」を体験できる「Asaya Spa」を設置。ボディトリートメントには日本のウェルネススキンケア「LAPIDEM」を、フェイシャルにはパリの「EviDense」を採用。
屋外の温水バイタリティプールや屋内のハイドロセラピープールなど、無料の温浴施設も充実している。
屋外の温水バイタリティプールや屋内のハイドロセラピープールなど、無料の温浴施設も充実している。
ヴィラのテラスでは気ままにくつろいで
ヴィラのテラスでは気ままにくつろいで
ヴィラ外観は、琉球石灰岩の壁と平らな陸屋根を組み合わせた構築的なデザイン。景観に溶け込みつつ存在感を発揮
ヴィラ外観は、琉球石灰岩の壁と平らな陸屋根を組み合わせた構築的なデザイン。景観に溶け込みつつ存在感を発揮

Data
沖縄県宮古島市平良荷川取1068の1
☎0980・79・8899
全55室 1泊1室¥160,000〜(サ別、時期により変動あり)
宮古空港から、車で約20分。下地島空港から、車で約30分。
www.rosewoodhotels.com/jp/miyakojima

石垣島のおすすめホテル

ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

ホテル内のホテル、洗練と静謐(せいひつ)のクラブインターコンチネンタルに滞在

IHGホテルズ&リゾーツは、世界100以上の国々に数多くのホテルを展開する世界有数のホスピタリティ企業。なかでも最上級に位置するブランドのインターコンチネンタルは、よりラグジュアリーな旅を提供するために近年、大きく進化を遂げている。『ANAインターコンチネンタル石垣リゾート』では、より快適な滞在を提供するために1棟すべてが「クラブインターコンチネンタル」カテゴリーになった新棟を’20年にオープン。予約時からチェックアウトまで、パーソナルで特別なサービスを受けることができる。優雅な雰囲気が漂う専用ラウンジでは、アフタヌーンティー、イブニングカクテルとカナッペ、ブッフェも和食もある朝食を無料で楽しんで。専用プールで、ゆったり静かな時間を過ごせるのも贅沢だ。

石垣島の自然の恵みのトリートメントをスパ「アガローザ」で楽しむのもいいし、昨年から開始した「YAEYAMAヘリクルージング」は、思い出に残るとっておきの体験になる。

ANAインターコンチネンタル 石垣リゾートのエントランス

海からの風が心地よく抜けるエントランス。クラブインターコンチネンタルのゲストはここから滞在が始まる。特別なゲストとして、プライベート感たっぷりに出迎えられる

6〜8階にあるプレミアムルームは、自然を近くに感じられるラグジュアリーな客室

6〜8階にあるプレミアムルームは、自然を近くに感じられるラグジュアリーな客室

2024年10月末までは、サンセットプールの貸し切りカバナで「ヴーヴ・クリコ プールクラブ」を開催中

2024年10月末までは、サンセットプールの貸し切りカバナで「ヴーヴ・クリコ プールクラブ」を開催中

クラブインターコンチネンタルのゲストのみが利用できる専用ラウンジ

クラブインターコンチネンタルのゲストのみが利用できる専用ラウンジ

沖縄の素材を用いた南国らしいアフタヌーンティーに気分が上がる

沖縄の素材を用いた南国らしいアフタヌーンティーに気分が上がる

宿泊者限定のヘリクルージング
宿泊者限定の「YAEYAMAヘリクルージング」は大人気。

宿泊者限定の「YAEYAMAヘリクルージング」は大人気。ホテル前の芝生から離発着する遊覧ヘリ飛行で、竹富島から幻の島など石西礁湖を一望する16分コースなら1名¥24,000

Data

沖縄県石垣市真栄里354の1
☎0980・88・7111
全458室(うちクラブインターコンチネンタルは86室)¥110,000~(クラブインターコンチネンタル1室2名利用の1泊料金、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルなど含む)
IN15:00、OUT11:00
石垣空港より車で約20分(シャトルバス運行あり。¥500)
www.anaintercontinental-ishigaki.jp/ja/

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