意外にも大胆な意匠。桜モチーフの「茶道具」【「京都」桜にまつわる10の愉しみ】

派手すぎず、目立たずをよしとする茶道具ですが、桜の意匠は意外にも大胆。デザインやデフォルメされた桜が茶室でどう映ったのか、想像しながら楽しみたい。野村美術館に収蔵される2品をご紹介。

茶道具で花見

意外にも大胆な意匠。桜モチーフの「茶道具」【「京都」桜にまつわる10の愉しみ】_1_1
コレクションは、前期、後期とも花がテーマ。桜をモチーフにした逸品も公開し、仁阿弥道八作『雲錦手四方鉢』(上)は後期に、佐野長寛作『花陰漆絵食籠』(下)は前期に展示される

野村美術館

意外にも大胆な意匠。桜モチーフの「茶道具」【「京都」桜にまつわる10の愉しみ】_1_2
明治、大正、昭和の大実業家として、茶の湯、能楽の数寄者として、名を馳せた野村徳七(号・得庵)の収集品をコレクション。独特の美学、審美眼をもって選びぬかれた絵画、茶道具、能面、能装束などの美術工芸品の中から、この春は、花にちなんだ茶道具を公開する「茶道具で花見」を開催。館内には立礼茶席(上生菓子つき抹茶¥700)もあり、一服とともに間近で茶道具が鑑賞できる。
【DATA】
京都市左京区南禅寺下河原町61 ☎075・751・0374
開館は春と秋のみ(今季の春季特別展は前期3/9~4/21、後期4/23~6/9) 
10:00~16:00(最終入館) 
入館料¥800
㊡月曜(4/29、5/6は開館、4/30、5/7は休館)

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