<ケース2>遠方なのに姑がヘルプを求めてきて、この先が心配…【嫁姑問題のお悩みをプロが解決!】

姑との仲のよしあしに限らず、多くのアラフィー女性たちが姑の言動に悩み、不満や不安を抱いていることが判明。アラフィー世代たちから多数届いていた「遠方なのに姑がヘルプを求めてくる」という“出動要請”に悩む声に、姑とガッツリ対峙した経験をもつ賢者たちがお答えします。

【case2】遠方なのに、ヘルプを求めてくる姑。この先、その回数が増えそうで心配

姑から、インフルエンザにかかってもうろうとし、部屋で転倒したという電話が。でも、わが家は遠方。新幹線や飛行機でないと行けません。近くに住む義妹に連絡したかとたずねたところ、「(義妹はフルタイムで働いているので)気を遣わせたくないから、していない」と。「違うだろ〜〜〜!」と心の中で叫びつつ、話を聞き、救急車で病院に行ってもらいました。姑は、私を頼りにしていると思うと悪い気はしない一方、今後こういうことが増えてくるのだと思うと、ちょっと心配。(薬剤師・52歳・姑78歳)
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専門家からのアドバイス

横森理香さん「夫から経費が出る旅行と思い、満喫して

姑からの“出動要請”に悩む声は、ほかにも多数。なかには、「タダで使えるヘルパーだと思われている」というコメントも!「年をとると、脳の働きも、身体能力も衰えてきて、動けなくなるもの。推測どおり、この先ますます頼られるようになるでしょうね。ここは、考え方を変えるのが一番。姑のために遠方まで出かけると思うと損した気になるけれど、夫から経費が出るひとり旅ととらえ、お世話ついでに、いろいろ楽しんじゃいましょう。観光したり、おいしいものを食べたり、少し足をのばして温泉につかったり。アラフィー世代は、ひとり旅の醍醐味がわかってくる年ごろ。きっと楽しいと思いますよ。母親の世話に行ってくれるのだから、夫も、感謝してお金を出してくれますしね(笑)」。

三松真由美さん姑が納得いく理由で断るように

「いやだなと思いながらも、手助けしつづければ、姑はあてにします。読者の姑世代の中には、『嫁は姑につくすもの』という価値観をもっている人も少なくないでしょうしね。“タダで使えるヘルパー”になるのが困るなら、『ここまでしかできません』と、きっちり線を引かなければ」。ただし、断る理由については慎重に考えて。「子供の行事が入っているとか、夫の用事があるなど、姑が『それならしかたがない』と、納得するような理由にすること。『私だって忙しいんです!』と、自分の都合を前面に出しては、関係が悪化するだけです」。

教えてくれたのは…

大人女子を応援するアラフィー世代代表

作家・エッセイスト 横森理香さん

『「健康」「美」「幸せ感」をレベルアップする 大人女子力検定』(ディスカバー・トゥエンティワン)、『コーネンキなんてこわくない』(集英社)など、エクラ世代のリアルをつづったエッセーが好評。web「OurAge」にて“更年期チャレンジ”も連載中。

嫁姑・夫婦関係の専門カウンセラー

恋人・夫婦仲相談所所長 三松真由美さん

バブル期直後に主婦の大規模ネットワークを構築。以来、主婦の悩みや不満をキャッチし、社会に発信する一方、会員数1万3000人を超える「恋人・夫婦仲相談所」を運営。著書に、『40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣』(扶桑社)などがある。

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