知的好奇心を刺激する「Jマダムの“イケてるシャンパーニュランチ@ドミニク ブシェ トーキョー”」イベントレポート

大人だからこそ楽しめる贅沢。シャンパーニュファン30名を招いて先日開催された注目のイベントの様子をレポートします

会場はオープン以来ミシュラン2つ星を獲得し続ける銀座の“超人気のレストラン”「ドミニク ブシェ トーキョー」。パリのアパルトマンを思わせる内装は洗練されながらもリラックスした雰囲気。

  • シャンパーニュランチ@ドミニク ブシェ トーキョー

  • ドミニク ブシェ トーキョー


今回イベントのためにご用意したシャンパーニュは4種5杯。ヴーヴ・クリコの2杯は今年の新商品で、グラス売りはまだどこのレストランでも実施していないというスペシャルなもの。 さらに「モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル」も今年は150周年のメモリアルなイヤーで、「ルイナール ブラン・ド・ブラン」もシャンパーニュの中の貴婦人と言われるほど素晴らしい。これを一堂に楽しめるなんて実は信じられないラインナップなんです! グラスは4種類それぞれのシャンパーニュの味と香りを引き立てるよう、各ブランドに用意していただいた特別なもの。

シャンパーニュランチのグラス



シャンパーニュの解説は『エクラ』本誌連載「飲むんだったらイケてるワイン」を担当していただいているワイン&フード ジャーナリストの安齋喜美子さん。 基本の「シャンパーニュとは?」というお話から、長年交流のある各メゾンの最高醸造責任者から聞いた“とっておきの秘話”を余すところなくお話いただきました。

Jマダムの“イケてるシャンパーニュランチ_安齋喜美子



イベントは大のシャンパーニュファンである長内育子エクラ編集長の乾杯でスタート! 始まりの一杯は「モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル」。

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今や1秒に1本開けられるという超有名シャンパーニュですが、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3種類のブドウを使用しており、バランスが良くどんな料理にもすっと寄り添うのに奥深い味わいが魅力。今回開けた「モエ アンペリアル」は、ナポレオンの生誕100年を記念して名付けられたもの。また、かの有名なタイタニック号で提供されていたシャンパーニュは、実は「ホワイトスター」という名が付けられた「モエ・エ・シャンドン」だったなんていうお話も飛び出しました!


プティサレ

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アミューズ・ブーシュはキャビアとウニを添えたボタンエビのカルパッチョ。

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オマールブルーのパルマンティエ ブルーのキャビアのサーブと共にグラスに注がれたのは「ルイナール ブラン・ド・ブラン」。

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白ブドウのシャルドネだけで作られた、しなやかでエレガントな味わいの「ルイナール」の「ブラン・ド・ブラン」は、ボトルの色合いからも“光のシャンパーニュ”と呼ばれることがあるとか。



お次の「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2008」は今年リリースされたばかりの新商品! スズキのポワレ 夏野菜 トマトとムール貝のジュと一緒に。

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ヴーヴ・クリコの最高級ラインである「ラ・グランダム」。作柄の良い年に、その年のブドウでしか造らないのですが、2008年はブドウが熟すのに理想的な条件となり、きれいな酸味が際立った年となったそう。


そして、ヴーヴ・クリコを語る上で欠かせない存在がメゾンを大きく発展させたマダム・クリコです。「ラ・グランダム」は彼女へのオマージュとして作られたものですが、安齋さんは「タイムマシーンがあったら絶対に会いたい!」というほど、魅力的な人だったようです。 女性がビジネスに関わるなど、まったく考えられなかった時代に、結婚5年にして急逝した夫にかわり、素晴らしいシャンパーニュを造り、メゾンを盛り立てた人物として知られていますが、その根底には“夫への愛”があったからなのでは、と安齋さんは考えているそう。政略結婚からはじまった彼女の結婚でしたが、次第に夫と心通わせて、娘にも恵まれ、幸福な夫婦となった。そんな強い愛がなければ夫がなくなった後であんなに頑張れないと。素晴らしいシャンパンの背景にあったものが、素敵な恋愛なのだとしたらなんともロマンティックですね。


この日4種目のシャンパーニュは「ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2008」。お皿は仔牛のロティ レギューム・ファルシ ジュ・ド・ヴォー。

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マダム・クリコがブレンドのロゼを手がけるまではロゼのピンク色はハーブで色付けされていたのですが、こんなものを造っていてはいけないと、彼女が赤ワインをブレンドする方法を編み出したのだそう。「ラ・グランダム ロゼ」の赤ワインにはブージー村のピノ・ノワールが使用されていますが、この村は彼女がこよなく愛した、夫との思い出の地だったということが選ばれた理由の一つになっています。メゾンのマダム・クリコに対する尊敬が伺われますね。


デザートはココナッツのブラマンジェ メロンのスープ

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食後のお茶と小菓子

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「一シャンパーニュファンとして女性に共感してもらえるストーリーをお伝えしていきたい」という安齋さんのお話はどれも素敵で、イベント内でお話しいただいたシャンパーニュに関する胸を熱くするストーリーはここでは紹介しきれないほど!



お食事が済んだ後も各テーブルでも話に華が咲き、笑顔とゲスト同士の止まらない会話が印象的だった今回のイベント。シャンパーニュの素晴らしい歴史的背景や生産者の想いへの理解もよりいっそう深まり、“人と人とをつなぐ素敵なお酒シャンパーニュ”の魅力を余すところなく感じられたものになったのではないでしょうか。

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☆ドミニク ブシェ トーキョー
東京都中央区銀座1-5-6銀座レンガ通り福神ビル2F
https://www.dominique-bouchet.jp/

協力:MHD モエ ヘネシー ディアジオ

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