鍋好きが教える我が家の殿堂入り&リピート鍋レシピ五選

おいしいもの好きで料理上手な5人が自宅で繰り返し作っている、簡単に作れておいしいとっておきの鍋レシピをご紹介。

1.鶏肉とクレソンのすき焼き風

鍋好きが教える我が家の殿堂入り&リピート鍋レシピ五選_1_1

『高太郎』林 高太郎さんの殿堂入りレシピ

甘辛の親子丼味をイメージしたシンプル鍋。お酒がすすむよう濃いめの味つけなので、野菜は大ぶりに切ることがポイント。
材料(2人分)
鶏もも肉.............................120g
サラダ油.............................適量
ごぼう.................................. 1本
長ねぎ.................................. 1本
クレソン.............................. 1束

割り下
 水、酒、醤油............各100㎖
 みりん........................... 200㎖
 昆布 5㎝角(3g)............... 1 枚
 卵......................................... 2 個
 七味唐辛子.........................適量

作り方
❶フライパンを熱し、サラダ油を入れ、鶏もも肉の皮目はじっくり、反対側は軽く焼き、食べやすい大きさに切る。
❷ごぼうは小さめの乱切り、長ねぎは斜め厚切りにする。クレソンはザク切りにする。
❸割り下の材料をすべて鍋に入れて沸かし、昆布を取り出し、①、ごぼう、長ねぎを入れる。火が通ったら、クレソンをのせる。
❹卵をしっかり泡立て、取り分け用の器に盛り、七味唐辛子をふり、具をつけながらいただく。

締めは「うどん」

鍋にゆでたうどんを入れ、溶き卵を加えて、軽く火を通したら、最後にクレソンを散らす。

2.ほうれん草と牛肉と豚肉のしゃぶしゃぶ

鍋好きが教える我が家の殿堂入り&リピート鍋レシピ五選_1_2

スタイリスト 肱岡香子さん

3種類のお肉のうま味をこっくり腐乳のつけダレで

河村みち子先生のレシピを私流にアレンジしたものです。忙しいときでも簡単に作れるしゃぶしゃぶは、意外性のあるタレでいただきます。サラダほうれん草を使うなら、ザク切りにせず1本ずつに。
材料(2〜3人分)
チキンスープ.....................1.5ℓ
牛薄切り肉.........................150g
豚薄切り肉.........................150g
ほうれん草........................... 1束

A
  腐乳............................適量
  卵黄.......................2~6個
  しょうがのみじん切り
   ..............................1片分
  細かく切った香菜
   ....................... 1/2~1束
  豆板醤.........................適量
  醤油............................適量

作り方
❶チキンスープを鍋にはる。ほうれん草は3等分程度のザク切りにする。
❷Aの材料を各自の器で混ぜ合わせ、つけダレを作る(卵黄はひとり1~2個の割合で)。
❸牛肉、豚肉、ほうれん草をしゃぶしゃぶしてタレでいただく。
Memo つけダレはたっぷり用意したほうがいいので、卵は多めに準備しておくとよい。

締めは「中華麺」

生の中華麺をゆで、残ったスープに入れてひと煮立ちさせたら、香菜を散らす。

3.江戸に思いを馳せるぼたん鍋

鍋好きが教える我が家の殿堂入り&リピート鍋レシピ五選_1_3

キュレーター 林 綾野さん

豚肉を使えば作りやすい、 日本伝統の"養生食"

江戸の人々に滋養源として愛された、猪肉の「ぼたん鍋」。わが家では花びらのように盛りつけるのも楽しんでいます。身近な豚肉を使ってもOK。あっさりとした味噌仕立ての味つけでいただきます。
材料(2〜3人分)
豚ロース薄切り肉(または猪肉)
 ............................. 200~300g
白菜..................................1/4個
長ねぎ.................................. 1本
ごぼう.................................. 1本
生しいたけ........................... 8 個
木綿豆腐............................. 1丁

  だし........................5カップ
  酒................................50㎖
  味噌.......................大さじ5

作り方
❶白菜はひと口大のザク切り、ねぎの白い部分は4~5㎝長さのぶつ切りにし、ごぼうはささがきにして水にさらす。
❷鍋にAを入れる。①、しいたけ、豆腐を入れ、火が通ったら肉を加えて、好みで七味唐辛子をふる。

締めは「雑炊」

ごはんを入れて雑炊に。江戸時代の味噌がゆに近い味わい。

4.ピェンロー鍋

鍋好きが教える我が家の殿堂入り&リピート鍋レシピ五選_1_4

ヘア&メイクアップ アーティスト 坂口 等さん

ごま油の香りに箸がすすむ中華風煮込み鍋

妹尾河童さんが広めたレシピがベースです。具材を足してひたすら煮ていくので、調理は実に単純。鍋の中は具材の味のみで、取り分けて各自で調味します。ごま油は『かどや』製が合います。
材料(2〜3人分)
鶏のささ身肉....................... 3本
豚バラ肉.............................150g
どんこしいたけ.................... 4 個
白菜..................................1/4個
緑豆春雨..............................50g
ごま油............................大さじ3
粗塩、一味唐辛子.......... 各適量

作り方
❶どんこしいたけは水1ℓ(材料外)でひと晩もどし、食べやすい大きさに切る。もどし汁はとっておく。鶏肉と豚肉はひと口大に切る。白菜は葉と芯の部分に分け、それぞれザク切りにする。春雨はぬるま湯でもどし、食べやすい長さに切る。
❷しいたけのもどし汁を鍋にはり、どんこを鍋に入れ、火にかける。煮立ったら火を弱め(以下弱火)、白菜の芯の部分を入れ、透き通るまでじっくり煮る(30分ほど)。さらに肉を入れ、火が入ったらごま油を半量、回しかける。
❸白菜の葉の部分を入れ、蓋をして煮込む。火が通ったら、春雨を加え、残りのごま油を回しかける。
❹各自、取り分けて、塩と一味唐辛子をかけながらいただく。

締めは「雑炊」

溶き卵を入れて雑炊に。

5.蛤鍋

鍋好きが教える我が家の殿堂入り&リピート鍋レシピ五選_1_5

スタイリスト 青木貴子さん

こっくりしたスープも おいしい、旬の貝の鍋

すりおろしたセロリとりんご、味にコクを出す炒めた豚肉、そして蛤ときのこの風味が作り出す、濃厚スープで食す鍋。スープがすすんじゃうので、分量とは別にスープストックをぜひ用意してください!
材料(2~3人分)
豚ロース薄切り肉...............120g
蛤....................................... 10個
せりまたはクレソン............. 3束
大根................................. 1/3本
しめじ........................... 1パック
舞茸.............................. 1パック

A
  玉ねぎ.......................... 1 個
  セロリ...................... 1/2本
  にんにく....................... 2片
  しょうが....................1/2個
  りんご.......................1/4個

B
  だし........................3カップ
  酒.......................1/2カップ
  砂糖.......................小さじ2
  醤油...................小さじ1/2
  塩................................ 少々

C 
  ごま油....................小さじ1
  しょうがのみじん切り
   ...........................小さじ1
  醤油、みりん....各小さじ1/2


作り方
❶豚肉は2㎝幅の細切りにし、塩、こしょう各少々、酒大さじ1/2(すべて材料外)をよくもみ込む。
❷大根はスライサーで半月形の薄切りにして、米のとぎ汁か米を入れた水で、食感が残る程度に下ゆでし、ザルに上げて水にさらす。
❸Aの材料をすべてすりおろす。
❹スープ鍋にCを入れて中火にかけ、①を炒め、AとBを入れて煮立てる。玉ねぎなどの辛味がなくなったらスープはできあがり。
❺スープを土鍋に入れて大根、蛤、きのこ類を入れて蓋をする。蛤の口が開いたら、せりを入れて、シャキシャキ感を楽しみながらいただく。

締めは「雑炊」

水で洗ったごはんを入れ、みじん切りのザーサイ、溶き卵で雑炊に。仕上げに万能ねぎの小口切りを。
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