太陽、月、そして8つの惑星がどのような軌跡をたどっているのかという天文学的な事実を、しっかりと記号と数字で表したものですが、占星術師の仕事とは、この表をどう「読み解くか」または、「翻訳をするか」ということに尽きます。
占い師さんによって、違うこと言ってるように思える~、というのは、実はその「翻訳の仕方」に、個々の味があるからなのですね。
・・とちょっと話はそれましたが、この本の中の、黒っぽく反転している部分。
それは、その惑星が「逆行している」のを、分かりやすく示したものです。
とはいえそれは、あくまでも地球から見た場合の話ではあります。
ただ、何かの惑星が「逆行している」とき、その惑星の持つ意味の事柄が、なんとなく逆風を受けていたり、停滞ムードにあったり、という意味があるといわれています。
それにしても、こうしてみると、2019年のこのところ、逆行している外惑星がめっちゃ多い、ということがわかりますね・・。
ところが、まさに本日、ひとつ逆行が終わった、惑星があります。
それが、土星です。
土星の意味するところは、大まかな意味での「お仕事」。
ひとつひとつ、仕上げるべきこと。
少しずつ、努力していくこと。
一歩一歩、前へと進むべきもの。
それらが、”逆風ぎみだった“ということは、何をするにしても、
3歩進んで2歩下がる。
ならまだしも、3歩進んで、4歩も5歩も下がる。
・・など、なかなか大局的にみて「こうあってほしい」という物事が進まないケースが多かったのではないかと推察されます。
いつから土星が逆行していたのかといいますと、それはなんと5月1日から(!)でした。
まさに令和時代に突入してから、なんとなくずっと、みんな大変だったということ・・・?
そういわれてみれば、確かに、世の中でもいろいろな事件や事象がありました・・。
しかし、土星が順行を始めようとした昨夜くらいから、たとえばですが「日米貿易摩擦がちょっと緩和?」など、少し停滞しきっていた物事が緩み始めたのかも・・という兆しがあります。
ところで。
私はやぎ座ですが、やぎ座の守護星は土星です。
ですから、土星の影響はもろに受けるわけですが、この時期はなかなか、個人的にもいろいろと力仕事が多く、汗ばかりかいてるわりに、進んだかどうかわからないという物事が多かったように思います。
ただただ前へ進むのではなく、途中で転んでしまうゆえに、起き上がって、また身なりを整えて・・・というプロセスも多かったですね。
なるほど土星には、「修行」という意味もあるのです。
影響を受けやすい星座としては、やぎ座に限らず、活動宮である、かに座さん、天秤座さん、牡羊座さんも比較的、いろいろとあったかもしれませんね。
土星が順行になったということは、これからはやや、物事も少しスムーズに?
一歩進めば、一歩分。
または、半歩進んだら、オマケのように0.75歩進めた!
・・みたいなこともあるかもしれません!
10月に入れば、もう一つの朗報も。
どうやら一番外側の惑星(※天文学的には、惑星というカテゴリーからははずされてしまったのですが、占星術上は、まだ入っております)、冥王星も順行を始めます。
冥王星は、権力者など見えない大きな力を表すことも。
ですからもっと、なんらかの根本的な緊張緩和の動きが、世界的にも、あるかも・・と予測をしているのですが、どうでしょう。