湖畔の名宿と器…民藝をめぐる出雲の旅スポット 五選

モダンで美しい民藝の器の宝庫である出雲は、お湯と料理の名宿やニューウェーブのショップなどエクラ世代の琴線に触れる見どころが多い。幸福な大人旅が満喫できる、出雲の旅スポットをご紹介。

2.皆美館(みなみかん)

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庭に面した温泉風呂は、松江しんじ湖温泉を源泉とする

湖畔の名宿

宍道湖(しんじこ)のほとりにある『皆美館』は、枯山水式の美しい庭にかつて舟着き場があった。小泉八雲、島崎藤村など多くの文人や、河井寛次郎、棟方志功、濱田庄司、バーナード・リーチらが訪れた宿としても知られる。その名残は今も色濃く、館内のいたるところに民藝の大家が残した器、書、画が飾られている。民藝好きにとって、まさに至福の宿。風光明媚な景色を楽しみ、甘鯛、シラウオ、鰻やシジミといった宍道湖の恵みの料理を心ゆくまで堪能したい。
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特別室のひとつ「水の彩」はクラシカルでモダン。大きな窓から望む宍道湖や庭園の景色が圧巻。
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    米紙のランキングでも高評価を得た湖畔庭園には、樹齢三百余年という古松も。

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    この庭の奧にある特別室「別邸美文」は、メゾネットタイプの広々とした部屋が2つだけ、というプライベート感が魅力。ゆったりくつろげる

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    松平不昧公が汁かけごはんを好んだことから、『皆美館』の初代板前長が考案した鯛めし。鯛のそぼろ、卵の白身と黄身などの具をごはんにのせて、秘伝の特製だしを注ぐ。

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    鰻を使った名物しゃくもどき

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皆美館

料理に定評のある、明治21年創業の老舗旅館。昔ながらの本館で古松の向こうに宍道湖の美しい夕日を眺めるもよし、’15年誕生の離れ「別邸美文」のレトロモダンな部屋で、古の文人の気分を味わうもよし。
松江市末次本町14 
☎0852・21・5131 
「水の彩」¥41,730~、本館¥29,850~(税込・サ別)
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