アラフィー向けスポーツ「ボルダリング」は認知症予防にも!

国際的スポーツの祭典に向けて、沸き立つ日本。皆さんの中にも、健康維持も兼ねて「新しくスポーツを始めたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。そこでアラフィーにおすすめのスポーツを厳選! 今回は、認知症予防にも効果があるといわれている「ボルダリング」を紹介します。

自分のペースで進められ、脳トレで認知症予防にも!

アラフィーにおすすめの【ボルダリング】

スポーツクライミングが金メダル有力種目になり、注目が集まるボルダリング。ホールドという突起物を使って壁を登りゴールを目ざす競技で、腕力がないとダメ?かと思いきや、「大事なのはバランス感覚や体を柔軟に使えることで、筋肉量が多い男性より力に頼らない女性のほうが上達が早いことがあります」という『そらよん』の遠藤謙一郎さん。

「基礎を学び安全なルートを確保して登れば大きなけがの心配はありません。また、効率的なルートを考える作業が脳トレになり、認知症予防にも役立ちます」

 
ボルダリングでよく使う肩甲骨まわりの筋肉や脊柱起立筋(インナーマッスル)には、脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞が多く存在。クライミングを楽しみながら全身を引き締める効果も期待できる。

初心者は傾斜が一番ゆるやかな80度のウォールからスタート

初心者は傾斜が一番ゆるやかな80度のウォールからスタート。慣れてきたら、課題(スタートからゴールまでの間で使えるホールドを限定して難易度を高める)に挑戦し、技術を磨く。

『そらよん』の遠藤謙一郎さん

「どのホールドに手足をかけると効率よく登れるか、壁と対話しながらプランを考えるのもボルダリングの醍醐味です」と遠藤さん。

課題が書かれたシート

課題が書かれたシート。クリアしたら色を塗ってマーク、さらに高難度の課題にアタックし、技術の向上とともに級を獲得できる(1~10級)。

運動前後の心拍数:72→108
*高さ4m、角度80度の斜面をゆっくりと2回登ったとき

※「運動前後の心拍数」は体験時のスタッフを測った数値。個人差があるので、あくまで参考に。

『ボルダリングジム そらよん』

壁の高さは上限4m。誰でも気軽に挑戦できるように難易度低めのホールドを多く設置、初心者向けの講習も充実したボルダリングジム。レンタルシューズあり(服と靴下は持参)。
30分体験パック¥1,000、会員登録料¥1,600、利用料¥2,000(平日終日) ※税込 
東京都港区白金台5の14の1白金台アパートメントB1

☎03・6447・7413
http://sorayon.net/

須永先生のひと言

さまざまな部位の可動域が徐々に広がり、体の柔軟性も向上します。

須永美歌子先生(日本体育大学教授)

須永美歌子先生(日本体育大学教授)

女性のための効率的なコンディショニング法やトレーニングプログラムの研究・開発に取り組む。日本オリンピック委員会強化スタッフとしても活動。著書に『女性アスリートの教科書』がある。

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