<ミラノマダムに聞いた>STAY HOMEからの今の暮らしは?「植物とリサイクルで心豊かに」

猛威を振るうCOVID-19に、世界中でSTAY HOMEを余儀なくされた私たち。そんな今、海外のアラフィーは何を考え、どう過ごしているのかを取材。今回は、ミラノ在住の主婦 イレーネ・バッカリーニさんにお話を伺いました。

世界のマダムに緊急取材! Milano

Irene Baccalini

イレーネ・バッカリーニさん

主婦

 

74日間の外出禁止生活の危機から救ってくれたのは植物とリサイクル

❶「着飾ることは自分のためと相手への思いやりです」とイレーネさん。どこかにフェミニンさを表現するのが彼女流
❶「着飾ることは自分のためと相手への思いやりです」とイレーネさん。どこかにフェミニンさを表現するのが彼女流。
❷缶のデコレーションはマニキュアで
❷缶のデコレーションはマニキュアで。
バルコニーで親子3世代で完成した作品の記念撮影。
❸バルコニーで親子3世代で完成した作品の記念撮影。「母のために、マスク、スカート&バッグを同じ柄で作りました」。午後のお茶会は、毎日のルーティンに。
❹上品でシックな手作りマスク
❹上品でシックな手作りマスク。

植物と向き合うことは豊かでクリエイティブ

「3月15日を境に、家から一歩も出ない生活を74日間送りました」と生粋のミラネーゼであるイレーネさん。特別な理由以外は外出禁止になり、食料品店と薬局を除いてほとんどの店が営業休止したミラノ。

「階下に住む父が週1回だけ買い出しに行き、私が料理を担当しみんなで食卓を囲みました」

幼少のころから、旅への知識が豊富なご両親とさまざまな国を訪ねた彼女は、ハーブやスパイス、とうがらしを加えてエキゾチックな独自のメニューを考えるのが得意だ。

「以前のような旅がまたできるかどうかはわかりませんが、それが必要だとも感じません。イマジネーションの旅はどこにいてもできますから。料理と旅することだって!」

バルコニーで季節の花を楽しむ彼女にとってかけがえのないものは、エネルギーに満ちた植物たち。

「木蓮が咲くころにロックダウン。毎日通っていた公園が封鎖され、自然と触れあう機会を奪われたことが一番つらかったです」

❺ステイホーム中に16歳の誕生日を迎えた愛するひとり娘へつづった手紙。
❺ステイホーム中に16歳の誕生日を迎えた愛するひとり娘へつづった手紙。
❻「一生語り継がれるような特別な日になりました」。写真は娘が小さいころのもの。 Instagram:@baccaliniirene
Instagram:@baccaliniirene
❻「一生語り継がれるような特別な日になりました」。写真は娘が小さいころのもの。

ステイホーム中は、自分の今いる場所に対する感覚がより研ぎすまされ、何かを作り出すことに夢中になったそうだ。

「グリーンと布地とリサイクルがこの危機から私を救ってくれました」 もともと手を動かすことが好きな彼女は、受け取る人の笑顔を想像しながら、家にストックしていた端材でマスクを作りはじめた。

「モノを捨てず、モノに新たな命を吹き込むことが大切だと気づきました。リサイクルこそ私の人生です」

さらに、多肉植物を葉挿しで100個ほど育て、本来ならゴミとして捨てられるトマトの空き缶、壊れたティーポットやエスプレッソマシーンなどをコンテナとして使い、移動の制限が解禁されてから、人と会うたびにマスクと一緒にプレゼントした。

「市民の一人ひとりから始まるこんな小さな支援こそが大事なのでは?」と語るイレーネさんは、自分の手で作り出すモノは家族や友人、大切なすべての人への思い・愛のシンボルなのだという。

「創作中はすごいパワーがわいてきて、インスピレーションを与えてくれる友人らと離れていても、心はつながっていると感じられました」

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