気品漂う薩摩焼の名窯 沈壽官窯(ちんじゅかんがま)

お気に入りの器にきっと出会える。鹿児島を訪れた際に是非足を運んで欲しい、伝統の技が光る薩摩焼の窯元をご紹介。
気品漂う薩摩焼の名窯 沈壽官窯(ちんじゅかんがま)_1_1
エレガントな「青釉菊型湯呑」1客¥4,500。薩摩焼を牽引してきた窯の技術が作り上げる繊細で見事なフォルム

伝統の技と気品が漂う薩摩焼

端正で透明感のある地肌に細かな貫入が入り、優雅な姿が魅力の「白薩摩」。『沈壽官窯』は島津藩の御用窯として白物を焼き続けてきた。現在、十五代沈壽官がその歴史を受け継ぐ。「品質向上を目ざして歴代が生み出してきた技術を基本に、"今"を取り入れていくことが私の役目です」。伝統に培われた確かな技が気品のあるフォルムと質感を作リ上げる。一方、民陶として焼かれてきた「黒薩摩」も。温かみのあるふだん使いの器としての魅力をたたえる。
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    精巧緻密でエレガントな「透かし彫り」。その美しさにほれぼれ

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    「煎茶器」。これに湯冷ましがついたセット¥38,000。春は桜模様。四季それぞれの模様がある

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    左から「黒丸皿小」「青釉丸皿小」各¥3,000

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    十五代ご当主。イタリア留学経験もあり、時代に合った薩摩焼をと、作品を作り続ける

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薩摩焼の里・美山で、美しい門構え、隅々まで掃除された庭が迎えてくれる。ふだん使いの器から十五代が作る作品までそろうギャラリー、沈家伝世品収蔵庫もあり、薩摩焼のすべてを見られる。今春にカフェをオープン予定。さらに楽しみが。
鹿児島県日置市東市来町美山1715
☎099・274・2358
9:00〜17:00
休第1・3月曜
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