まずはビデオ通話で会話から!リモートでの親との付き合い方【実家のデジタル化】

コロナ禍で実家の親とテレビ通話を始めたいと思っているアラフィーが急増。親がデジタル化に同意してくれたら、環境を整えるのは子の役目。親と話し合いながらベストなツールを探して、便利さを体感してもらおう。
教えてくれた人
小菅秀樹さん

小菅秀樹さん

「LIFULL 介護」編集長。介護施設検索サイト「LIFULL 介護」を運営し、介護・老後の不安に寄り添う情報収集、コンテンツ制作を行っている。

【スマート機器導入の4ステップ】

Wi-Fiルーターを購入するのも手

1.実家のネット環境を確認

デジタル化でまず必要なのがネット環境の整備。通信速度が遅いネットサービスを使っていたり、ネット環境が実家にない場合、一から固定の光回線工事を行うのは費用や手間がかかる。ネットを長時間利用しないなら、まずはモバイルのWi-Fiルーターや、格安SIMフリーのホームルーターをレンタル利用するのもひとつだ。

ガラケー&タブレットで慣らすのがコツ

2.親に適したデバイスを探す

固定電話やガラケーに慣れている親は、突然スマホを持つことに抵抗がある場合も多い。そのときはまずタブレット端末を渡して、デジタルツールに慣れさせるのも手。画面がスマホより大きく、文字が読みやすいし操作も楽なので、便利さが伝わりやすい。ガラケー仕様だがネット通信が可能な「ガラケー型端末」も要チェック。

実家のデジタル化

LINEは必須、ほかにも便利なアプリが

3.アプリを入れてあげる

スマホやタブレットの初期設定やパスワード入力などは、慣れていないと非常に煩雑。必ず一緒に行ってあげよう。そのうえで、親が楽しく使えるアプリを入れておくこと。LINEを筆頭に、料理動画、ニュース、ネット通販など、親の趣味や生活に便利なものを入れておけば、楽しみながら、おのずと端末操作に慣れることができるはず。

ATMのタッチパネルとは違うから!

4.操作に慣れてもらう

親世代にとって一番の難点は、タッチパネルの扱い方。現代のデジタル機器の多くは指先から軽いタッチで静電気に反応する。だが、ATMや駅の券売機でしかタッチパネルを利用していない世代は、つい力強く画面を押してしまって“タップ”が“長押し”状態になることも。“フリック” “スワイプ”など、最低限の操作はしっかり練習を。

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