絶対ハマること間違いなし!イ・ジョンジェ主演『イカゲーム』【見ればキレイになる⁉韓流ドラマナビvol.17 後半】
エクラの美容記事でもおなじみのライター・山崎敦子がお届けする韓流ドラマナビ。17回目の今回は、前半に引き続き、現在、話題沸騰中のサバゲ―ドラマ、イ・ジョンジェ主演『イカゲーム』をご紹介!

“命懸け”のゲームに参加したのは、一体どんな人?
ゲームに参加したのは、それぞれにニッチもサッチもな事情を抱える崖っぷち人生の456人。そんな彼らのために最初に用意されたのは、日本でもおなじみの“だるまさんがころんだ” (韓国では“ムクゲの花が咲きました”)なのですが、何が始まるのかワケもわからないまま参加した456人は、でも、次の瞬間、それが、命をかけた残酷なデスゲーム(アウトになった時点で速攻銃殺)であるという事実をつきつけられる、というのがこのドラマの始まり。
さて、あなたなら、そんなゲームに参加しますか、しませんか? コンサバ・アジュマ(おばちゃま)の私なら間髪入れずに「参加しません!」ですよ、もちろん。当然、参加者たちも同じ気持ち。ご安心ください。そんな人のために、このデスゲームには、ひとつ救いも用意されていました。それは、参加者の過半数がゲームを止めたいといえば、そこで終了、元の生活に戻れるという。よかったあ。当然、みんな止めますよね。止めますよ、そりゃ。

ところがです。過半数勝利で元サヤに戻った参加者たち。なのに、待っていたのは、そのゲームよりももっともっと恐ろしい現実……。ゲゲゲ、マジか! そして、そこに届いたのは、再びの招待カード。こ、これは、う、う、う、参加するっきゃない、そう、参加するっきゃないのだよ! たとえ、それが、ガチガチのコンサバ・アジュマの私だったとしても……。
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ソン・ギフン役のイ・ジョンジェ
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チョ・サンウ役のペク・ヘス
多額の借金返済と母親の手術費用のために稼がなければならないギフン(イ・ジョンジェ)。ギフンの幼ななじみで、ソウル大出身の秀才、なのに、先物取引に失敗し、顧客のお金を横領して自殺かゲーム参加しか道のないサンウ(パク・ヘス)。離れ離れになってしまった母を連れてくるために、大金がどうしても必要な脱北者のセビョク(チョン・ホヨン)。給料を払わない会社社長に意図せず大ケガを追わせてしまった外国人労働者のアリ(アヌパム・トリパシ)。余命を宣告された孤独な老人イルナム(オ・ヨンス)などなど、ドラマは、たぶん映画という尺では描ききれないであろうそんな登場人物たちの良きも悪しきも含めて全てを、ひとりひとりじっくりと丁寧に映し出していくのです。だから、コンサバ・アジュマも登場人物にめちゃくちゃ感情移入しちゃうという(6話ですでに号泣)。
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チャン・ドクス役のホ・ソンテ
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アリ・アブドゥル役のインド出身俳優アヌパム・トリパシ
ファン・ドンヒョク監督が長年温めてきた力作。シーズン2はある⁉
参加者たちが全員着せられる緑色のジャージ、監視スタッフの仮面とピンクのジャンプスーツ、パステルカラーに彩られたおもちゃみたいなスパイラル階段、起床時に流れる優雅なクラシック音楽(深作欣二作品へのオマージュか)などなど、非現実的なところは徹底して薄っぺらなつくりものっぽさを際立てる仕立てに(だからこそ、惜しまずお金かけて細部まで綿密)。
対して、ゲームに参加する登場人物の存在感は韓国が抱える社会問題に切り込むような徹底的に重苦しいリアル仕立てに。この“虚”と“実”の組み合わせのバランスがすべてにおいて絶妙。「トガニ 幼き瞳の告発」の社会派監督ファン・ドンヒョクが2008年からずっと温めてきたというさすがの力作。
対して、ゲームに参加する登場人物の存在感は韓国が抱える社会問題に切り込むような徹底的に重苦しいリアル仕立てに。この“虚”と“実”の組み合わせのバランスがすべてにおいて絶妙。「トガニ 幼き瞳の告発」の社会派監督ファン・ドンヒョクが2008年からずっと温めてきたというさすがの力作。

もちろん、役者陣も舌を巻くほど素晴らしく、「バトル〜」や「カイジ」のほうが、もしかしたら迫真の演技感バリバリなのかもしれないけれど、「イカゲーム」のひとりひとりは、演技しているというよりも本当にそこにいる“生感”が半端なく。しかも、そうした演技力の高さに圧倒されるだけでなく、じっとり滲む緊張の汗、疲れ果ててしたたり落ちる汗、汚れていくジャージ、乱れる髪の毛、くすんでいく顔色、などなど、どれもこれもめちゃくちゃリアル(しかもエンタメの範囲を越えない絶妙な計算もあって、不快感なし。上手いなあ)。

世界を席巻するのも当然といえば、当然。コンサバ・アジュマな私も、単に血しぶきやグロが嫌いだったわけじゃないんだと開眼した次第。シーズン2を望む声もメチャ多いですが、ギフン(イ・ジョンジェ)の大逆襲に期待せずには、もういられません!
■Netflixシリーズ『イカゲーム』独占配信中

山崎敦子
旅行記事に人物インタビュー、ドラマ紹介、実用記事から、着物ライターとさまざまな分野を渡り歩き、今では美容の記事を書くことも多くなったさすらいのライター。襲いかかるエイジングと闘いながら、ウキウキすること、楽しいことを追い求め続ける日々を送る。
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