グランマ・モーゼス展-素敵な100年人生を観て

東京・世田谷美術館で2月27日まで開催されている「グランマ・モーゼス展」。70歳から絵を描き始め、80歳にしてNYにて初の個展。101歳までオールドアメリカの農家の暮らしを生き生きと描き続けた彼女の作品と言葉に勇気付けられました。
グランマ・モーゼス展の紹介
モーゼスおばあさん(グランマ・モーゼス)の愛称でアメリカの国民的画家として知られるモーゼス(1860-1961)の企画展が世田谷美術館で開催されており、思い立って家族3人で鑑賞してきました。
現在、オンラインにて事前に時間登録をするシステムになっているため、館内も混むことなく適度な人数で見ることができましたよ。
せっかくなので隣接している砧公園のお散歩がてら10時開館と同時に行ってきました。運動不足解消にぴったり。
グランマ・モーゼスのハロウィンのポストカード
彼女の作品は厳しい生活の中でも、子どもたちが楽しみにしていたイベントがいっぱい。ピクニック、クリスマス。そしてハロウィンの絵は当時の楽しい様子が伝わってファンタスティック!
モーゼスのすごいところは、5人の子どもを育てた無名の農婦が70歳にして絵を描き始め、80歳でニューヨークで初個展を開き、アメリカの国民的画家として101歳まで描き続けたこと!
彼女が作品のテーマとしたのは、自分が子どもの頃、子育てをしていた頃の厳しく貧しいながら心豊かなアメリカの田舎の風景と暮らし。
生活が豊かになったのに、なぜか心が満たされずギスギスした想いを抱えていた1950年代のアメリカ人にも、現在の私たちにも、本当の豊かさってなんだろうと考えさせられます。
キルティング・ビー(みんなでキルトを作りながら美味しいご馳走を食べるパーティー)、石鹸作り、りんごバター作りなど、村のみんなが集まってどんなお話をしながら過ごしたのかなと、想像してしまうような作品がたくさんありました。
画家として成功しながらも自分のアトリエを持たず、ダイニングや寝室で、新聞を敷きながら絵を描き続けたグランマ・モーゼス。アラフィーのワーキングマザーとして、すごく勇気付けられ、私もがんばろうと背筋が伸びる想いでした。
砧公園でサッカーをする親子
まだ梅は咲いていなかった砧公園。2月になればきっと梅も満開になるでしょう。
世田谷美術館は最寄り駅から少し歩くのですが、都の砧公園に隣接しているため、お天気の良い日に鑑賞後にお散歩も良いですよ。歩きやすい服装がベター。
砧公園のヒマラヤ杉
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光世

光世

東京都在住のワーママとサッカー男児の日々をゆるりと。SCAJアドバンスドコーヒーマイスター・日本化粧品検定1級取得。時短テク、スキンケアやコーヒーのことなどを発見&発信していきたいです♡

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