50代にこそ「乳液」が必要!ミルク賢者の小林ひろ美さんと松本千登世さんが緊急対談

乳液を使っていますか? 化粧水や美容液でのケアは万全でも乳液はつい忘れがちという人も。でも、乳液には乳液ならではの美肌を育む秘めたるパワーが満載。小林ひろ美さんと松本千登世さんも熱烈なる乳液ラバー。50代にこそ使ってほしい、その魅力を語りつくします!
プロフィール
小林ひろ美(美容家)

小林ひろ美(美容家)

美・ファイン研究所主宰。もっちり吸いつくようなその肌は業界随一と評判。乳液デビューは3歳。大人になって肌しぼみが気になってきたときに乳液に助けられた経験も。無人島に一本だけ持っていくなら断然乳液。
松本千登世(美容エディター)

松本千登世(美容エディター)

客室乗務員、広告代理店、出版社などを経てフリーに。独自の視点から美を紐解くエッセーも人気。20年前の編集部時代、ALBION担当になりその独特の乳液体験を経て乳液の虜(とりこ)に。乳液の官能的な使い心地が大好き。

使い心地も使った後肌も! エクラ世代こそ使ってほしい

松本 実は、私にとっての乳液肌は、まさにひろ美さんのような肌のことなんです。柔らかくて明るくて弾むよう。だから思わず触れたくなるような、触れてはいけないような、乳液はそんな官能的な肌を目ざせるアイテムだと思うのですが。


小林 乳液肌ってうれしいですね。実は私、乳液に覚醒したのは3歳のときだったんですよ。お姉さんごっこ的に、こっそり母の乳液をつけてみたんですね。そしたら、つけたところだけが、つやつやに。3歳だったけれどその肌に本気で感動したんです。何回も何回も鏡を見直したのを今でも覚えていますね。もちろん母(美容研究家の小林照子さん)からも、何かあったらまず乳液を!と教育されまして。だから、小学校に入る前から乳液ラバー。50年以上の長いお付き合いです。

乳液デビューは3歳。以来、50年以上の長いお付き合いです

―――小林ひろ美

松本 私も乳液、大好きです。クリームや美容液にはない、乳液の、あのじゅわっと肌に広がる感じとか、吸いつくような感触がまずたまらない。化粧水やクリームが肌に入る感覚とはちょっと違うというか、肌そのものになってしまったんじゃないかと思うようななじみ感といい、心にまで響く独特のうっとりする使い心地や仕上がりといい、たまりません。また、私は肌がしぼみやすくてすぐ疲れて見えたり、やつれて見えたりしがちなんですね。でも乳液はそんな肌を瞬時に“太らせ”て、元気な肌印象に見せてくれる。だからすごく頼りにしているんです。

使い心地も使った後肌も! エクラ世代こそ使ってほしい

小林 乳液は皮脂膜にも似ていて水溶性と油溶性の成分がバランスよく構成されているから、肌との親和性がすごく高い。水分も油分も両方入れながら、優しく蓋をしてくれるから、もっちりふくふく肌になるんですよね。そんな乳液のケアを日々続けていくと、肌自身が目覚めて、自ら潤える肌に育っていくので、パッと見の印象がどんどん変わってくるの。

松本 わかります。私が本格的に乳液を使うようになったのは、30代後半ごろなのですが、乳液で角層が整ったせいか、以前は不安定だった肌が、すっと安定するようになって、乳液ってスゴイなあと。

小林 そう。年齢を重ねると、美容液やクリームにばかり目がいきがちになるけれど、大人こそみんなもっと乳液を使えばいいのに、って本当に思います。特にエクラ世代は年齢とともに肌がガチガチ、ゴワゴワになりやすいし、最近はマスクでツヤもなくなりがちだから。乳液ケアでゴワつきがとれて柔らかくなるだけでも、肌って俄然見違えますからね。

松本 老化のサインも乳液仕立ての柔らかい肌だと刻まれにくいですものね。硬い紙は折りあとがつきやすいけれど、柔らかな布だったらつかないもの。

小林 そう。だから、私は毎日のベーシックな乳液使いとしては、朝はキメを整え、夜は密度を高めて、柔らかでふくよかな肌を目覚めさせる意識で使っています。さらに、例えば、肌が敏感なときは、乳液をクレンジングがわりに使ったり、反対にざらつきが気になる日はお塩を混ぜてソフトスクラブ洗顔にしたりと、その日の肌状態を見ながら、ケアの微調整ができるのも乳液ならではのテクスチャーだからできること。すばらしいです。

松本 私は朝の乳液はもはや肌を装うベースメイク感覚、夜は贅沢にその感触を味わって心までふっくらメイクするように使っています。ほかにもネックケアやヘアケアとしても使うことも。うわあ、本当に乳液って活用範囲が広い!


小林 水とも油とも仲よくなれる性質なので汎用性が高いんですよね。一本でも十分効果があるけれど、化粧水とも美容液ともクリームとも全部仲よくなれる唯一無二のポジションだから、ほかのアイテムとの合わせ技が編み出せるのも乳液ならでは。だから、化粧水と美容液をがっちり肌に引き込み閉じ込め、それぞれの効果を高めるためにも化粧水→美容液のあとにはさんでほしい。油分があるから蓋をする働きもあるので、十分潤ったと感じたらクリームはなしでもいいかも。

<Chitose’s milk life>

日中も手放せないから必ずポーチの中にも!

日中もメイクの上から乳液をプラスして、くずれを直したり乾燥ケアすることも多々。なので、ポーチにも必ずイン。最近のお気に入りはタッチャ ルミナス デューイー スキン ミスト。

Chitose’s milk life

“瞬時に肌が変わる実感。乳液にはいい意味での“中毒性”がある”

―――松本千登世

松本 私、乳液にはいい意味での“中毒性”がある気がして、昼間も携帯して使うことが多いのですが、ひろ美さんとお話しして、私がなぜ乳液を好きか、わかった気がします。その懐の深さ、が最大の魔力だったのですね。説得されました(笑)。


小林 小林家では、家の中のいろんなところに乳液がスタンバってるんですよ。気づいたらいつでも使えるように。神棚の下にもある。そんなにあるのに、照子(母)と激しい争奪戦まで繰り広げられちゃうという(笑)。


松本 美肌母娘(おやこ)をそこまで魅了するなんてやっぱりすごい。大人こそ、絶対に使ってその恩恵を体感してほしいですね。

<Hiromi’s milk life>

家のあらゆるところにミルクです!(笑)

いつでも使いたいから、玄関、リビング、キッチン、バスルーム、トイレ、寝室、神棚の下にも乳液。乾いたら即つける、はもちろん、クレンジングにもスタイリング剤にもマルチに愛用。

家のあらゆるところにミルクです
乳液が必要です

「乳液を使った肌は本当にフェミニン!」(小林さん)
「乳液肌の内から充満している感じが好き!」(松本さん)

[小林さん]ワンピース¥23,100/カーサフライン表参道本店 ピアス¥10,120・リング¥93,500/J プロダクツ
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