目的地は、1960年代に米軍がグリーンランド最北端に遠征した際に目視確認はしたものの、到達のむずかしさとコストの問題から未踏のままとなった洞窟です。モズリー氏は遠い過去における温暖化と寒冷化、そしてそれらが北極圏と地球環境に与えた影響を明らかにするべく、洞窟内の地質学的調査を計画中。極地では他の地域の2倍の速さで温暖化が進んでいるとも言われており、彼女はその真実に迫ろうとしています。
人類の未来に貢献するプロジェクトを支援。2023年度「ロレックス賞」の募集がスタート
地球環境を守り、人類に恩恵をもたらし、世界を変えるようなプロジェクトを持つ先見性のある人物を顕彰するとともに、その活動を支援する「ロレックス賞」。2023年度ロレックス賞の募集が始まっています。

1世紀以上にわたり、未知の世界へ挑む探検家たちに寄り添ってきたロレックス。それに加えて同社は、自然環境保護、科学、芸術やスポーツに至るまで、人類世界とその文化の向上を永続的なものとする様々な活動を積極的にサポートしています。
中でも象徴的なのが、1976年に創設された「ロレックス賞」です。地球環境を守り、人類に恩恵をもたらし、世界を変えるようなプロジェクトを手がける人物がこれまで受賞者として選ばれてきました。
そしてこのほど、2023年度ロレックス賞の募集が始まりました。募集締め切りは、2022年10月17日(月)。応募内容はロレックスが指名した専門家チームによって精査され、探検家、起業家、医学博士など、国際的に著名な科学者や専門家からなる選考委員により5名の受賞者が選ばれます。国籍不問で18歳以上なら誰でも、「科学と医療」「環境」「応用技術」「探検」「文化遺産」の5つの分野で応募できます。
受賞者にはプロジェクトを遂行するための資金が提供されるとともに、世界的な認知度を高め、ロレックス賞受賞者のコミュニティにアクセスして、アドバイスや指導を受けることも可能に。ご自身はもちろん、あなたの身近に素晴らしい活動に取り組んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ、2023年度ロレックス賞の応募サイトへアクセスしてください。

2021年度ロレックス賞受賞者のひとり、英国出身のジーナ・モズリーは気候研究家にして探検家。北極圏の気候変動の新たな知見を得るために、地球最北端の洞窟を探検・研究する初の遠征隊を率いることを目指しています。
目的地は、1960年代に米軍がグリーンランド最北端に遠征した際に目視確認はしたものの、到達のむずかしさとコストの問題から未踏のままとなった洞窟です。モズリー氏は遠い過去における温暖化と寒冷化、そしてそれらが北極圏と地球環境に与えた影響を明らかにするべく、洞窟内の地質学的調査を計画中。極地では他の地域の2倍の速さで温暖化が進んでいるとも言われており、彼女はその真実に迫ろうとしています。
目的地は、1960年代に米軍がグリーンランド最北端に遠征した際に目視確認はしたものの、到達のむずかしさとコストの問題から未踏のままとなった洞窟です。モズリー氏は遠い過去における温暖化と寒冷化、そしてそれらが北極圏と地球環境に与えた影響を明らかにするべく、洞窟内の地質学的調査を計画中。極地では他の地域の2倍の速さで温暖化が進んでいるとも言われており、彼女はその真実に迫ろうとしています。

チャド出身のヒンドゥ・ウマル・イブラヒム氏も、2021年度ロレックス賞受賞者のひとりです。アフリカ大陸の中央部に位置するチャド湖はここ数十年の気候変動や灌漑の影響で大きく干上がってしまい、その周辺の農民、漁民、遊牧民の生活と存続が危ぶまれる事態に。遊牧民出身の彼女が進めているのは、先住民の知識を活用して天然資源のマッピングを行い、コミュニティ間の緊張を緩和して紛争を防ぎながら、地方自治体による効率的な資源管理に結び付けるというプロジェクトです。
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◎Rolex/Hideki Shiozawa
ちなみに、2016年度のヤング・ローリエイツには日本人の男性も。大木洵人氏は「株式会社ShuR(シュアール)」を立ち上げ、遠隔手話通訳や手話辞典として使えるオンラインデータベースなど、手話とITを組み合わせたサービスを提供しています。聴覚障がいがあることで、ろう者が夢をあきらめることのない社会を実現するというビジョンに、ロレックスは賛同しました。
そのほかにも、各地の絶滅危惧種の保護活動から、砂漠地帯での土を使った食物の冷蔵保存技術、歩行困難者を助ける電子インプラントからカンボジアの伝統的な絹織物の復活、ジョージアの先史時代の遺跡発掘まで、受賞プロジェクトのジャンルは多岐に及びます。
ロレックスの腕時計に冠される「パーペチュアル(永続的な、絶え間ないの意)」は、単に自動巻ムーブメントの機構を示すものではありません。人間の持つ可能性を信じ、人知を絶えずブラッシュアップしてさまざまに応用し、その成果を共有することでよりよい世界を築き、永続させるという、未来志向の哲学でもあるのです。
1976年のロレックス賞の創設以来、累計で35000以上の応募があり、155名が受賞者として選ばれてきました。そこに加わる次なる才能を、今、ロレックスは熱望しています。
そのほかにも、各地の絶滅危惧種の保護活動から、砂漠地帯での土を使った食物の冷蔵保存技術、歩行困難者を助ける電子インプラントからカンボジアの伝統的な絹織物の復活、ジョージアの先史時代の遺跡発掘まで、受賞プロジェクトのジャンルは多岐に及びます。
ロレックスの腕時計に冠される「パーペチュアル(永続的な、絶え間ないの意)」は、単に自動巻ムーブメントの機構を示すものではありません。人間の持つ可能性を信じ、人知を絶えずブラッシュアップしてさまざまに応用し、その成果を共有することでよりよい世界を築き、永続させるという、未来志向の哲学でもあるのです。
1976年のロレックス賞の創設以来、累計で35000以上の応募があり、155名が受賞者として選ばれてきました。そこに加わる次なる才能を、今、ロレックスは熱望しています。
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