小林ひろ美さんが解説! 大人肌の「外熱・中冷」症状とは?【真夏の熱とり美容】

むせ返る湿気と熱射で毎日顔が汗まみれ……。女性ホルモン低下中のアラフィーにとって真夏の熱環境はエイジングを加速させる大敵! 「外熱(そとあつ)・中冷(なかびえ)」症状について、小林ひろ美さんが解説。
美容家 小林ひろ美

美容家 小林ひろ美

美容家。美・ファイン研究所主宰。30代ではボロボロだったという“ガングロ肌”を、豊富な美容知識をベースに編み出した、アイデア満載の美容法で克服。なめらかにキメの整った透明度高いヘルシー肌は、今では業界随一と評判。

過酷な夏こそ毎日のケアにひと工夫を。秋の肌に違いを実感!

小林ひろ美
ワンピース¥15,400/パサンド バイ ヌキテパ(ヌキテパ) ピアス¥26,400/ラ・モンターニュ

顔は火照っているのに足もとは冷え冷え。体重は増えてないのに顔がむくんで大きく見える。赤みやポツポツなど肌が荒れがち。スキンケアの効果をイマイチ感じにくい……。猛暑日が続くこの季節、そんな症状に悩んでいる人が多いよう。

「強烈な日射しと紫外線、ムッとくる湿気、室内外の激しい寒暖差、そして、長引くマスク生活……。こんな過酷な状況の中、更年期による女性ホルモンの低下も著しいエクラ世代は、肌表面にたまった熱ダメージを上手に放出できないまま過ごしている人が多いのでは。しかも、肌がベタつきがちな夏は、さっぱり感を求めてお手入れも最小限になりがち。でも、実は熱がこもっているのは顔を中心とした肌表面だけで、内側は冷えて滞っている『外熱・中冷』状態の場合が少なくないのです。胸から上は汗が止まらないのに、足もとやおしりは冷たいなどの症状は、まさにそのサイン。放っておくとエイジングが加速してしまう危険大です」

では、どうすればいい?

「ポイントは、肌表面は冷やしながら、体の内側はきちんとめぐらせること、そしてたっぷり保水して、潤いをしっかり肌にとどめること。この時期は、ちょっとした工夫を取り入れながら、より快適に効果的に熱を逃がすケアをすることが大切。その結果は秋の肌に必ず現れます」

思い当たりませんか?こんな「外熱・中冷」症状

下にあげた4つの症状に、はっとする人も多いはず。この時期は、猛暑が招く「外熱・中冷」のせいで、夏のダメージを肌にためがち。秋になって気づくと老化がすすんでいたという結果に。4つの症状のひとつでも当てはまったら、今すぐひろ美流“熱とり美容をスタート!

《症状1》顔は火照っているのに、腰から下が冷える!

顔は火照っているのに、 腰から下が冷える!

顔は火照り、汗でベタついているのに、足やおしりを触ると冷たいのは、体の内側がめぐっていない証拠。熱を放出できず、インナードライを招くことに。

《症状2》体重は変わっていないのに、顔が太って見える!

体重は変わっていないのに、 顔が太って見える!

夏の「外熱・中冷」環境は、血流を滞らせて、不要な水分や老廃物を肌にため込みがち。顔を大きく見せるむくみはその現れでも。

《症状3》顔に赤み、かゆみ、ポツポツが発生!

顔に赤み、かゆみ、 ポツポツが発生!

暑く蒸している夏の環境にマスクによるダメージが加わり、肌自体が敏感に傾きがち。赤みやポツポツはそのサイン。早めの対策がマスト。

《症状4》いつものスキンケアの効きが悪い!

いつものスキンケアの 効きが悪い!

夏の熱ダメージは、肌の代謝も滞らせて古い角質もたまりがち。いつもと同じようにケアしていても、その効果を実感できないことも多々。

小林ひろ美の「熱とり」3カ条

冷やす
顔の火照りや滝汗は、顔まわりを冷やしてコントロールすることが大切。心地よいひんやり感は、ついつい、怠りがちになるケアのモチベーションもアップさせる。

巡らす
肌表面とは逆に、内側は冷えて滞りがちな夏の体。しっかり温め、血行や循環を高めつつ、古い角質をとるなど、肌のターンオーバーを促して、めぐらせるケアを。

潤す
表面はベタつき、内側は乾く典型的なインナードライ肌になりやすいのもこの時期。たっぷり保水するのはもちろん、その潤いを肌にとどめることも忘れずに。

What's New

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】角質や毛穴の汚れを落として肌をリセット!

    不要な角質が居座ったまま、毛穴の汚れが詰まったままでは、いくら優秀なブライトニングケア製品だって響いてくれないもの。よどんだ肌とは、美容成分が効きにくい肌のこと。まずは、不要なものを洗い清め、血流を含めたスムーズな流れを促すお手入れで、効きやすい肌への改善を。よどみ一掃、基本のキ。

    スキンケア

    2024年4月19日

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】「ライン使い」で透明感を積み重ね

    光老化の元凶といわれる紫外線のピークは、春先から秋の終わりまで。“一年の約半分が紫外線ダメージと隣り合わせなんて、やっぱり美白ケアには時間がかかりそう”。そんな不安を抱えるエクラ世代には、毎日のベーシックケアで透明感を積み重ねるお手入れを。美白ケアに加えて保湿もエイジングケアも完全装備のラインならストレスレス、透明感の挽回も夢じゃない。

    スキンケア

    2024年4月17日

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】ゆらぎ肌ケアもかなうブライトニング3選

    季節の変わり目やさまざまな肌ストレスによって、ゆらぎやすく、敏感傾向にある大人世代が増加。ゆらぎとは炎症の火種を抱えた状態。放っておけば慢性炎症へ、赤みやシミ、色ムラの大きなリスクになることも。今季は、優しいのに攻めのブライトニングが充実。敏感肌でもひるむことなく透明感ケアは可能だ。

    スキンケア

    2024年4月15日

  • 【50代のよどみを一掃するアプローチ】「全方位ケア」の美容液&クリームで一掃

    50代の肌に、透明感という勲章をもたらす最新鋭をセレクト。シミや色ムラ、乾燥やエイジングも気になる50代の肌を満足させるのがマルチタスク型の新顔たち。シワや肌荒れにいい有効成分ナイアシンアミドや、才能の異なる美白有効成分をカクテル配合するなど、抜け目ないアプローチはブライトニングの常識を超えるレベル。美白有効成分に迷ったら、頼りたい新カテゴリー。

    スキンケア

    2024年4月13日

  • 【最新ブライトニング美容液4選】肌表面から、肌奥から。50代のよどみを一掃するアプローチ

    いよいよ、よどみの根本原因を遺伝子レベルで研究する時代に。「シミができやすいのは生まれつき」「生活習慣であきらめていたシミ体質」さえ、ついに克服できそうな新知見搭載アイテムから、瞬時に、あるいは奥深くのよどみまで一掃する新処方のアイテムまで。ブライトニングケアの新常識、4選。

    スキンケア

    2024年4月11日

Feature
Ranking
Follow Us