思わずじっくり眺めてしまいましたが、驚いたのはお値段。フランスのアンティークボタンを使用しているためか、私が買ったものの倍以上の値がつけられていて……。その時、あまり大きな声では言えませんが、これ、自分でやってもいいのかも、と思いました。
フランス人は古いものを大切にします。とくに好きなものはメンテナンスやお直しはもちろん、時にはリメイクも取り入れて長く愛用する。リネンのシーツがテーブルクロス、さらにはナプキンになるまで使い続けるように、着倒したワンピースを娘さんのお洋服にリメイクする人も。そんなパリジャンを見ていたことも、ボタンを付け替えることをためらわせなかったのかもしれません。