京都の甘味&BAR “最高の食事”の後に立ち寄りたいのはどっち?

京都で美味しいランチやディナーを堪能した後は、甘味処かBARに立ち寄って。eclat10月号では落ち着いた空間で至福を感じられる甘味&BARをご紹介。食後に立ち寄りたいのはどっち?
京都の甘味&BAR “最高の食事”の後に立ち寄りたいのはどっち?_1_1-1

1/5

京都の甘味&BAR “最高の食事”の後に立ち寄りたいのはどっち?_1_1-2

2/5

京都の甘味&BAR “最高の食事”の後に立ち寄りたいのはどっち?_1_1-3

3/5

京都の甘味&BAR “最高の食事”の後に立ち寄りたいのはどっち?_1_1-4

4/5

京都の甘味&BAR “最高の食事”の後に立ち寄りたいのはどっち?_1_1-5

5/5

1.高台寺『無碍山房 Salon de Muge サロン ド ムゲ』
料亭「菊乃井」が手がける
贅を尽くした甘味

 京都屈指の名料亭『菊乃井』の本店西隣にこの4月にしゃれたサロンがお目見えした。古い日本家屋を山荘風の店にリノベーションし、空間やしつらえは3代目主人・村田吉弘さんがプロデュース。カウンターとテーブルのどの席からも緑美しい苔庭を一望できるように設計し、デンマークの名作家具や現代作家のアートを配し、モダンにして和が感じられる居心地のよい空間に仕立てている。
 甘味は“菊乃井らしさ”と“村田さんが好きなもの”にこだわり、素材はもちん、器も厳選。「わらび餅」は本わらび粉だけで作った温かい練り立てを出し、パフェは抹茶がしっかり感じられるようにふんだんに使っている。また昼どきは代々受け継がれてきた名物「時雨弁当」が味わえる食事処となり、伝統と最新の味でもてなされる。

もっちりとした食感の「わらび餅」¥1,200(税込)。料亭で食後に出しているデザートも楽しめる

☎075-561-0015
東山区下河原通高台寺北門前鷲尾町524 11:00 〜17:30(昼食は11:00 〜と13:00 〜の二部制、喫茶は14:45 〜17:00入店) 不定休 カウンター10席、テーブル24席 昼の時雨弁当¥5,000〜、喫茶の昔プリン、菊乃井本店のデザート各¥1,000など(税込) 昼の時雨めし弁当は要予約
2.衹園『ZEN CAFE』
季節の和菓子と葛の風味を
洗練の和モダン空間で

「くずきり」で知られる享保年間創業の和菓子店『鍵善良房』が手がけるカフェ。祇園南の小さな路地に面した小さなビルの1階にあり、吉野本葛で作る「特製くずもち」や月替わりの生菓子、自家製のジュースなど、本店にない甘味のメニューを揃え、和菓子に合わせてブレンドしたコーヒーや紅茶も楽しめる。
 店内はミッドセンチュリーのさまざまな北欧家具と山野草を美しく取り合わせ、こちらも本店と違った雰囲気。器のセレクトにも独特の目利きが感じられ、手に取って見たくなるものばかり。常連客の中には、ひとり席など気に入りの席をもつお客さまがいるの納得のいく心地よさがある。

「特製くずもち」はそのままでも、黒蜜やきな粉と味わっても。単品  ¥800、ドリンクとのセット¥1500(すべて税込)

☎075-533-8686
東山区祇園町570の210 11:00 〜17:30(LO) 休月曜(祝日の場合翌日休み) カウンター7席、テーブル10席 カード一部可 葛もち¥800、季節のジュース¥800(税込)
3.円山公園『茶菓円山』
洗練の自家製甘味を
円山公園の隠れ家で

 季節の軸をかけ、花を飾る床の間を背にする漆塗りのカウンターを配した茶室風情の空間。店内のしつらえから使用される器に至るまで、「懐石料理の最後に出されるような作り立てのお菓子を召し上がっていただきたい」という、店主でスタイリストの高堂のりこさんのセンスが随所にちりばめている。大徳寺納豆の塩気をきかせた「黒豆おこし」や季節のあんをくるんだモチッとした食感の和製クレープ「奉書巻き」など、甘味はいずれもオリジナルで手作り。八坂神社の御神水で淹れたお茶や赤飯御膳や素麺などの軽食も楽しめ、ワインやシャンパンも用意されている。喧騒から距離を置き、静かに過ごしたい人におすすめ。

秋限定の「いちじくと豆腐餡」¥1,300。近郊で朝採れた新鮮ないちじくを使用

☎075-551-3707
東山区八坂鳥居前東入ル円山町620の
1の2 11:00 〜18:30(入店) 休火曜 カウンター12席 カード不可 黒豆おこし¥500、ソルベ色々  ¥1,200 赤飯御膳¥1,800など(税込)
4.鳥丸御池『酒陶 柳野』
自分だけの美酒と場所が
見つかる居心地のよいバー

 地元はもちろん、京都に来たら必ず立ち寄るという遠来の常連客も多いバー。土壁と煉瓦のコントラストが美しい空間にブビンガの一枚板のカウンターをしつらえ、奥には庭を一望する個室もある。お酒は焼酎以外ならほぼ揃い、ハイクラスのワインやナチュラル系ワイン、カクテル、ハイボール、日本酒と幅広く、フードも充実。夜遅い食事や、一人で食事をしたい人も気軽に立ち寄れる。
「うちはバーにもダイニングにも飲み屋にもなる店。2度、3度通ううちに使い勝手がよくなるようで皆さんいい感じで楽しんでくださっています」とはマスターの柳野浩成さん。お酒も料理も相談で決め、おつまみを八寸風にしたり、ポーションをハーフサイズにしたり。スタッフのさりげない接客を頼りにすれば、自然と自分の居場所が見つかる。

陰影のある土壁とカウンター席の後ろのレンガ壁との和洋の折衷が美しい空間。ひとり客の利用も多い

☎ 075-253-4310
下京区三条通新町西入ル18:00 〜翌2:00(フード翌1:00入店、木曜はドリンクのみ) 無休 カウンター10席、
個室1(10席) ワイン¥1,000 〜、カクテル¥900 〜、チャージ¥500、コース¥8,000(前日までに要予約)バーフード¥400 〜、料理¥500 〜
5.二条河原町『Cave de K』
希少なマグナム5種を
昼も夜もグラスで

京都屈指の人気バー『Bar K6』が開業20周年を機に始めた『Cave de K』。
カーブ(洞窟)を彷彿とさせるアール形の天井と漆喰(しっくい)の白壁の空間の中、ひときわ目を引くのが赤ワインで染めたマホガニーのカウンターとガラス張りの床。席の背後にあるセラーには700本のワイン、床下にはウイスキーやブランデーがぎっしり並ぶが、店にあるストックのほんの一部とのこと。
「おすすめはマグナムボトルのシャンパーニュ。毎日5種類をグラスで提供し、マグナムならではの熟成感や奥行きのあるおいしさを味わっていただきます」とマネージャーの田端康昭さん。特筆すべきは豊富なラインナップと希少なクリュッグがグラスで味わえること。さらに昼はランチ、午後はデザートやお茶も充実させ、お酒は午前11時から終日楽しめる。

京都のバー業界を牽引する『Bar K6』の姉妹店。昼はサンドイッチやパスタなどのランチ、お酒も楽しめる

☎075-231-1995
中京区木屋町二条上ル481ヴァルズビル1F 11:00 〜翌2:00 休火曜 カウンター12席、個室1室(6席・要予約&相談) グラスワイン¥1,500 〜、グラスシャンパン¥1,500〜、ランチ¥1,800 〜、チャージ(17:00以降)
¥1,000(税込)

What's New

Feature
Ranking
Follow Us