-
50代が抱える、夫婦・家族・働き方・老後など「リアルなお悩み」総まとめ
人には聞けない夫婦や家族の問題、友人や仕事仲間との円滑なコミュニケーションの取り方、人生100年時代の働き方や老後の資金などの不安まで、アラフィー世代が抱えるお悩みに上手に向き合っていく方法やヒントをご紹介します。
「夫と会話がない...。」50代夫婦の会話ってどんな感じなの?
夫婦の会話の実態、大調査!
Q1.夫婦の会話が減ったと感じますか?

\アンケートから見えてきた/
会話がなくても、特に気にしていない人が多数!
「会話が減った」と回答した人は約4割で、意外に少ない!? ただNOの中には「会話量を気にしたことがない」や「もともと会話が少ない」「今はいいけど、この先子供が巣立ったら怖い……」という声も多かった。また、会話が減ったことを気にする人は3割以下で、その背景には「面倒な話はサラッと流して夫婦の平穏を守る」「必要なことは話しているから問題ない」など、経験を重ねた夫婦らしい“人生の知恵”がありそう。
Q2.夫婦の会話が減った理由は?
・お互いに忙しいから。(53歳・フラワーデザイナー)
・共通の話題があまりにもない。(54歳・主婦)
・子供について話すことが多かったので、その子供が成人し、あまり話すことがなくなった。(52歳・主婦)
・夫が疲れてうたた寝することが多くなった。(57歳・会社員)
・マンネリ化。(52歳・会社員)
・趣味が合わなくなってきたのと、夫が説教ばかりでうるさいため。(56歳・パート)
Q3.1日にどれくらい夫と話をしていますか?
・ほとんどしない…10%
・5~10分程度…19%
・30分程度…26%
・1時間程度…27%
・1時間以上…18%
Q4.会話が減ったことを気にしていますか?

●YESの理由
これからふたりの時間が増えるので共通の趣味や話題があったほうがいい。(53歳・講師)
寂しく感じるから。(57歳・自営業)
「夫婦はこうあるべき」というイメージに縛られているのかもしれませんが、相手のことを理解するためには会話が必要だと思うから。(52歳・会社員)
●NOの理由
お互いの時間を尊重したいから。(56歳・公務員)
以前は会話が多かったぶん、けんかも多かったから。今は会話も少ないがけんかもない。(56歳・事務)
必要なことは話すので、このくらいでいいかなぁと。(52歳・主婦)
無理に話そうとすると、かえって疲れるので。(54歳・主婦)
話さなくてもそこにいることがわかれば不安はない。(51歳・主婦)
Q5.夫と話をしていて楽しい?

\アンケートから見えてきた/
夫と話しているときは楽しい。でも、不満に思うことも多々
「夫との会話が楽しい」を選んだ人の中で予想外に多かったのが、「夫との会話=あたりまえの時間」「夫と話をすると心が整う」など、夫婦の会話が人生で重要な位置を占めているという回答。いっぽうで、「夫がガンコで話をすると心が傷つく」「夫との楽しい会話はあきらめた」という不満の声も。仲よく平穏に夫婦の時間を重ねることのむずかしさが回答から見えてくる。
Q6.夫との会話を不満に思うことは?

《あるの理由》
・私の話をまったく聞いていない。何度も同じことをいうことになる。(55歳・主婦)
・仕事でつらかったことを話しても、女同士のように共感してもらえず話がはずまない。(48歳・パート)
・ただ、話を聞いてほしいだけなのに、私の意見を否定して自分の意見を押しつけてくる。(55 歳・フードスタイリスト)
・上司のような言葉遣いをされる。自分のほうが上だという態度をとられる。(47 歳・パート)
Q7.夫との共通の話題は?
1位:子供
2位:旅行
3位:グルメ
4位:ペット
5位:スポーツ(野球やゴルフなど)
6位:仕事
7位:エンタメ、芸術
8位:親の介護、ニュース・政治、老後の暮らし
会話が続かない「6タイプの夫」
アンケートで多かったのはこの6タイプ。
【スピーカー夫】

妻の話題を横から奪う「会話泥棒」。症状が悪化すると自分語りに終始する「会話ナルシシスト」に。
【お地蔵さま夫】

会話中の反応が薄く、その姿は地蔵さま?「私の話を聞いてる!?」と、常に妻を怒らせている。
【ゲーマー夫】

家に帰れば即ゲーム。夫婦の会話中もコントローラーを手離さず、妻をゲンナリさせている。
【ウルトラマン夫】

興味のない話が3分続くと、ウルトラマンのように燃料が切れて、心のシャッターを閉じてしまう。
【上司夫】

妻は話を聞いてほしいだけなのに、上から目線で突っ込み&説教を始め、妻の心をへこませる。
【スタンプ夫】

何を話をしても答えは「うん」か「そうだね」。スマホのスタンプのように返事をひと言ですませる。
夫婦の会話のリアル「夫と昨日、何話した?」

・電気代の値上げの話。できるだけ抑えられることは抑えよう!というような話をしました。が、夫は夏はエアコンはガンガンつけたい、私は体が冷えないためにも27〜28℃設定でいい、とお互い譲りませんでした。(51歳・自営業)
・夫がゴルフ中、ぎっくり腰になったので健康について。夫婦でぎっくり腰経験者ということもあり、原因、治療先、食生活の見直しなどについて話しました。(50歳・デザイナー)

・海外の豪華クルーズの話。夫が行きたい場所を網羅しているクルーズについて話したが、ふたりで1千万円以上かかるので、残念だけど今世で行くのは無理だねえ、と笑いながら話していた。(59歳・主婦)

・次の日のスケジュール確認。夕食の有無など。携帯電話をいじっていて、返事がないことが多く、聞いてる?って確認することがストレスです。(45歳・会社員)
・近い将来、夫婦でどこに住みたいか、という話。自宅と田舎の2拠点生活を模索していて、ネットで素敵な古民家を発見したりすると盛り上がる!(50歳・医療関係)

・録画しておいたドラマについて、「ドラマの内容が今ひとつだね」とか「この俳優の演技がいい」とか。(54 歳・公務員)
この先、夫と会話がなくても大丈夫?

五百田達成さん
夫とおしゃべりを楽しみたいなら“もっと話したい”と言葉で伝えて
「業務連絡でも会話があるうちはまだいいですが、近い将来、夫の定年や子供の独立などで業務連絡すらなくなるときがくるかもしれません」と五百田さん。
注目するのは、「会話が減った」と回答した人の7割以上が「会話の減少を気にしていない」と答え、なかにはあきらめモードの人も多いことだ。
「会話が少なくても意思の疎通はできている、という夫婦もいます。問題なのは、夫婦のどちらかが『うちは会話レスでも大丈夫』と思っていても、実は相手は不満を口にできず、ため込んでいるケース。読者世代は、昭和の“亭主関白と従順な妻”という夫婦像が色濃く残る時代を経験している人もいますから、『夫ともっと話したい』と思っても、無意識に胸に収めているのかもしれません。ふたりで老後を迎えたとき、会話がなくてつまらない!と後悔しないように、50代のうちに夫婦の会話を見直してはどうでしょうか」

「ロジカルで端的な会話が得意な夫にとって、いきなり、とりとめのない会話を楽しむのは難易度が高いので、まずはふたりの間になんでも話しあえる土台をつくりましょう。それには、『結婚は起業であり、夫婦は家庭=会社の共同経営者である』、という発想を夫と共有できるといいですね。たまにはきちんと口に出して『ふたりでもっと話をしたいけど、あなたはどう?』と聞いてみても。夫の本音を確認できるし、妻の思いが伝わって夫婦の会話に前向きになってくれるかもしれません」
夫婦の会話は、時代によっても変わってきた!?
「亭主関白」 的な、昭和夫

「操り人形」的な、平成夫

「共同経営者」的な、令和夫

【夫のタイプ別】コミュニケーションの土台づくりのヒント
【スピーカー夫】
妻の言葉をさえぎり、会話の主導権を平気で奪うスピーカー夫は、逆に奪い返されてもなんとも思わない。相手の流儀に従ってこちらもガンガン話し続け、主導権を握ってしまおう。
【お地蔵さま夫】
反応が薄い=話を聞いてないとはかぎらないので、無理に反応を求めないこと。夫が好きそうな話題を選び、目を合わせて話すと、会話を楽しもうという妻の熱意が伝わるかも。
【ゲーマー夫】
同じ家で暮らす夫婦にとって時間と空間は大事な共有財産。「ふたりでいるときはゲームをしない」「趣味の時間を決める」など、ルールをつくって会話レスの原因を解決しよう。
【ウルトラマン夫】
会話というより、情報シェアのスタンスでいたほうが夫も話に乗りやすい。スマホのニュースから話題を提供したり、会話中にラジオを流して話のきっかけをつくるのもおすすめ。
【上司夫】
やたらと持論を展開したがるので、会話の前に「意見もアドバイスもいらない、話を聞いて共感してほしいだけ」と釘を刺しておくと、最後まで黙って耳を傾けてくれるかも!?
【スタンプ夫】
言葉数が少なく会話が省エネ化している夫は、AIの教育と同じ感覚で語彙力をアップ。「それで?」「どんな感じ?」など次の言葉を引き出す質問をどんどん投げかけてみて。

「夫との会話」が盛り上がるコツって?

アナウンサー堀井美香さん
スルーしたくなる内容でも、夫の話にはいったん、耳を傾けて
「30~40代はお互いに忙しすぎて、会話といえば、ほぼ業務連絡でした。最近、夫(TBS社員)がドラマづくりの現場を離れ、以前より家で過ごす時間が多くなったのですが、おかげで夫婦の会話が増えたかというと、特にそういうことはなくて。私にとって家庭は静かに過ごしたい場所ですし、無理してしゃべらなくちゃとか、相手に気を使わなくていいのが夫婦のよさだと思うんです」
とはいえ、「とりとめのない話はよくします」と堀井さんは続ける。
「将棋に釣り、キャンプ……。彼には多彩な趣味があり、私とは興味の対象が全然違うので、趣味の話を聞くのは毎回発見があって楽しいです。テレビの将棋番組を見ながら、『解説する棋士のダジャレがおもしろいんだよ~』とか、ふだんの自分なら完全にスルーしてしまう情報を得ることもあります(笑)」
それがどんな話題であっても、一瞬、家事の手を止めて、夫の話に耳を傾けるという。これぞ、堀井さん流聴きポジの極意!? 「妻(夫)は自分の話を拒絶しない」とわかると話しかけやすいし、会話レスを解消するきっかけになってくれそうだ。
「“わかる~”“完璧なんだけど!”など、威勢のいいかけ声を大切にしています(笑)」

ふたりがご機嫌でいることが夫婦の会話がはずむ秘訣
確かに、ほめあうことで夫婦の関係性がもっとよくなりそう。
「ほめ言葉をかけるときは、これって嘘っぽい?とか考えずに、勢いよく口にしてください。『いいね』といわれると気持ちがアガって笑顔になれるし、夫婦がご機嫌でいれば、無理に話題を探さなくても自然と会話がはずむ、そう思いませんか」
「無理に話題を探さなくても、お互いがご機嫌なら会話ははずみます」

What's New
-
「一人が怖い」「一人になりたい」そんな気持ちになったら……?50代の「心の揺れ」を徹底解説
人生経験を重ねてきたはずなのに、ふと抱く孤独感と逃避願望。その背景を脳と心の両面から深掘り!
50代のお悩み
2025年9月27日
-
“一人が怖いとき、一人になりたいとき”エクラ世代がふと抱く孤独感を感じるエピソードを公開!
人生経験を重ねてきたはずなのに、ふと抱く孤独感と逃避願望。エクラ世代が抱える“一人が怖い”、“一人になりたい”と感じるエピソードを公開!
50代のお悩み
2025年9月22日
-
【50代のお悩み】一人っ子で独身、親がいなくなったら天涯孤独に。将来の不安がぬぐえないというお悩みへアドバイス
脳科学者・中野信子さんと、メンタルケア・コンサルタントの大美賀直子さんが、50代のお悩みにアンサー。今回は一人っ子で独身なので将来に不安を感じる、というお悩み。
50代のお悩み
2025年9月21日
-
【50代のお悩み】時に人付き合いが煩わしいけれど孤独にはなりたくない…どうしたら?
気遣いをしたり人のペースに合わせるのは煩わしいけれど、孤独にはなりたくない…というお悩み。脳科学者の中野信子さんと、メンタルケア・コンサルタントの大美賀直子さんがアドバイス。
50代のお悩み
2025年9月20日
-
【50代のお悩み】子が独立し夫に先立たれたら? 1人になることを考えて鬱々してしまいます
脳科学者・中野信子さんと、メンタルケア・コンサルタントの大美賀直子さんが、一人が怖いエクラ世代のお悩みにアドバイス。子供が独立し、夫にも先立たれたらと思うと不安で仕方ないというお悩みへのアンサーとは?
50代のお悩み
2025年9月19日
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
-
お疲れサインを感じた日のレスキューマスク
大人の肌にいきいきとした艶を与える「お助けマスク」をご紹介
-
最新のテクノロジーで女性の体と心をケア
フェムテックで女性の不調に寄り添う。株式会社MTG SIXPADの施策とは
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
ビタミンC+Dを効率よく届けるサプリとは
Lypo-Cと出会って変わった亜希さんのインナーケアを公開
-
「モラビト」この秋パリのエスプリとともに
この秋、大人の日常に上質な華やぎと品格を添えるウェア登場。
-
大人の秋は「レキップ」の洗練アウターで
深まる秋、英国調ムードのアウターで着こなしをアップデート。
-
50代におすすめの最新アイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
「ポール・スチュアート」の上質エレガンス
深まりゆく季節に俳優・月城かなとが着こなす最新のワードローブ
-
上質を纏う、大人のデニム「G-FRANCO」
直営店がオープン!名古屋・栄に広がる新しい世界観を体感したい。
-
板谷由夏「セオリーリュクス」で秋の装い
この秋、レイヤードスタイルで装いに上質感と奥行きを。
-
【40代・50代に人気のヘアスタイル・髪型カタログ】髪型次第でおばさんぽくならない!手入れが楽なショート・ボブ・ミディアム・ロング別ヘアスタイル
最近同じ髪型でも以前と比べてスタイルが決まらない…。髪のうねりや薄毛、白髪など40代、50代の気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルを提案。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知って…
-
【50代に人気のショートヘア60選】働く50代におすすめ!大人かっこいい雰囲気が叶う脱おばさんショートヘア
ヘアスタイルに気を遣っているかで印象が大きく違ってくる50代。そこで今回は大人のかっこよさと上品な雰囲気を引き出し、若見え効果も叶うショートヘアをご紹介。白髪や薄毛、うねりのお悩みもカバーするへスタイ…
-
10月におすすめの服装は?50代に似合う服が見つかる!最新ファッションコーデ・アイテムカタログ
40代50代女性におすすめのブラウスやパンツ、ワンピースなどの最新ファッションアイテムや話題の美容アイテム、生活雑貨など、今買うべきアイテムを厳選してご紹介。トレンドを上手に取り入れ、自分らしく上品なス…
-
【50代 週末コーデ】モードなブラウスで差をつける、秋の洗練デニムスタイル#Jマダムのおしゃれ
大きなシルバーボタンが印象的なブラウスは、マニッシュなカラーと女性らしいシルエットの絶妙なバランスで、秋の着こなしにモードなエッセンスをプラス。さらりとしたウール素材で、着心地も軽やか。合わせたのは…
-
モスグリーンのとろみブラウスは切れ味いい黒パンツと合わせてスマートに着こなす。気温26℃|10/3(金)【50代の毎日コーデ】
とろみ感のある素材で仕立てられたフェミニンなブラウスも、くすんだダークグリーンを選べば辛口な側面も引き出せる。黒パンツとのコーディネートでシックさを増すと、手軽なワンツーコーデの洗練度がアップ!