【50代も急増中!令和のマッチングアプリ事情】66歳、恋活から婚活に乗り換えたケース

50代以上になってからアプリに登録し、新しい幸せをつかんだ人の実体験を語ってもらった。今回は、’23年夏に7歳年下の男性と結婚したマチエさん(仮名・66歳)のケースを紹介。

’23年夏に7歳年下の男性と結婚(再婚)

マチエさん(仮名・66歳)

マッチングDATA

【アプリ登録の目的】
最初は恋活。その後、婚活に切り替え

【アプリを始めた年齢】
59歳(恋活)、62歳(婚活)

【パートナーと出会った年齢】
64歳(66歳で結婚)

【使用したアプリ】
パートナーと出会ったのは、マリッシュ。ほかにペアーズ、ユーブライド、パートナーズも使用

【アプリの使用期間】
トータルで約2年半

【メッセージのやりとりをした人数】
13人(婚活)

【実際に会った人数】
5人(婚活)

【交際した人数】
今の夫を含めて2人(婚活)

世界中から運命の相手を探せるグローバル婚活

「マッチングアプリで結婚した友人にいわれた“自分の運命の相手を世界中から探さないでどうするの?”という言葉が心に響いたんです。ハードルを越えないと幸せはつかめない、と飛び込みました」

子供が2人、4人の孫もいるマチエさんは、58歳で離婚。1年間ひとりでいたのち、やっぱり誰かと一緒にいたいと一念発起してアプリに登録。

「最初に感じたのは、世の中にはこれほどパートナーを求めている人がいるのか、という驚き。当時使ったマッチドットコムでは世界中からメッセージが届き、フィリピンに駐在する日本人に求婚されたことも」

始めたときは、単純にパートナーが欲しい“恋活”目的だった。

「アプリで知り合った15歳年下の男性と1年半ほどお付き合いして、やっぱり私は結婚して生活をともにしたいと気づいたんです。でも彼は誰かと一緒に暮らすのは苦手という人。未来が見えないのでお別れし、そこから婚活に焦点を当てました」

結婚希望者が多いアプリを選び、プロフィールにも婚活を明記。とはいえ、一筋縄にはいかないもの。

「あやしい人も何人かはいました。見極めポイントは、ひとつひとつの質問に誠実に答えてくれるか。体目当ての人はすぐに会おうとするし、夜や土日にメッセージを送って返事がこない人は既婚者の可能性大。時には心ない言葉で自尊心を傷つけられることも。でも負けてなんかいられません。自分がありのままでいられない相手と我慢して一緒にいるくらいならひとりのほうがいい。心を消耗しないためにも、この自分で生きていく、と強い気持ちで活動しました」

明るくエネルギッシュなマチエさんにも婚活疲れがあったそう。

「こまめなチェックには気力が必要だし、機会を逃すまいと“いいね返し”をして睡眠不足にも。だから、1〜3カ月集中して疲れたら3カ月以上休み、リスタートしました。私の信条は何歳になってもあきらめないこと」

最終的に選んだのはマリッシュで出会った居心地がいいバツイチ男性。

「3週間毎日やりとりしたせいか、初デートで6時間も話したくらい素の自分を出せるし一緒にいて楽。結婚経験があることもよかった」

そして2年の交際を経て、今年の夏にゴールイン。毎日が楽しい。

「50代からの婚活を振り返って思うのは、年上が好きな男性もいるし、見た目印象と年齢のギャップで驚かせるのも楽しいということ。そして経験を重ねてきた大人世代は人を見抜く目があるから、自分で気をつければ怖いことはないということ。やる気さえあれば『この年でこんなモテ期が!』という感覚を味わえるのはマッチングアプリならでは。年齢を理由に躊躇している人こそ、使わないなんてもったいないです!」

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