さてその50回目なのですが、ぜひみなさまにも聴いていただきたい! という個人的な思い入れをもって書かせていただくことをお許しください。
エクラ世代以上の方なら、スタニスラフ・ブーニン、というお名前に覚えがある方は多いと思います。1985年に19歳でショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、日本でも大ブームになったピアニストです。
初来日された1986年当時14歳だったシオヤにとって、彼はまさにアイドルでした! お気に入りはUKロックとYMOだったというのに、華麗なショパンを弾く彼の大ファンに。なのに一介の中学生にはチケット入手が叶わず、コンサート会場で出待ちをしたのも懐かしい夏休みの思い出……。