バレンタインシーズン到来! 注目のチョコはどれ?【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#54】

1年に1度の、スイーツ業界のお祭りシーズンがやってきました。どなたかへ、自分へ、ぜひ美味しいチョコレートをプレゼントして、しばし至福の時を。
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
 2月、チョコレートの季節です! 年々バレンタインのスペシャルなチョコがお店に並ぶ時期が早まっているようにも思いますが、シオヤも昨年秋から時折チョコの展示会や試食会に伺い、バレンタインのムードを高めてまいりました。中からいくつか、今年注目のチョコをご紹介したいと思います。

1. ブルガリ イル・チョコラート「サン・ヴァレンティーノ 2024」10個入り¥14,000

ブルガリ イル・チョコラート「サン・ヴァレンティーノ 2024」10個入り¥14,000(税込)
手にして、口にして、とにかく「アガる」チョコレート。シオヤにとって、その代表格が、このブルガリ イル・チョコラートです。ラグジュアリーなボックスに入った、その名も「チョコレート・ジェムズ」と呼ばれる見目麗しいチョコは、一つ一つが厳選されたユニークな素材を閉じ込めた、まさに宝石のような逸品。今年はオリーブオイルやベルガモット……といった南イタリアの植物や食材と、チョコのマリアージュを楽しむ素敵なボックスが登場。写真の10個入りのほか、3個入り(¥3,800)、5個入り(¥6,400)などもあります。
ブルガリ イル・チョコラート「サン・ヴァレンティーノ 2024」を試食
試食会では、そのいくつかを味見させていただきました。「オレンジ&シナモン」は、一口かじるとオレンジフラワーの香りがふわっと鼻にぬけ、得も言われぬ幸福感が! まるで本当にシチリアの地にいるかのような、しばしのトリップ感さえ味わえます。すっきりとしたローズマリーの風味がチョコレートと絶妙にマッチする「アーモンド&ローズマリー」、チョコレートの包容力の高さを感じる「オリーブオイル&バジル」、知ったものよりずっと深く芳醇な味わいの「ピスタチオ&フェンネル」……。メートルショコラティエ、齋藤香南子さんの手がけるチョコレート・ジェムズたちは、ギフトに喜ばれるのはもちろんなのですが、未体験の方にはぜひ自分へのごほうびにお勧めしたいです。新しい味覚の扉が開くはず!

2. ピエール・エルメ・パリ 「アソリュティマン ド ショコラ」8個入り ¥4,320

ピエール・エルメ・パリ 「アソリュティマン ド ショコラ」8個入り ¥4,320
ピエール・エルメのチョコレート、もシオヤの大好物の一つです。バレンタインシーズンのチョコといっても、トリュフに板チョコ、ナッツ入り……と多彩な種類がそろい、チョイスが楽しいのもこちらならでは。今年は「甘い記憶」というテーマで、旅先で見つけたステッカーのようなイラストをあしらった、華やかなボックスに入ったコレクションがそろいます。
ピエール・エルメ「アソリュティマン ド ショコラ」
中でも人気がありそうなのが、こちらの「アソリュティマン ド ショコラ」。味も形も触感も様々なチョコがセットになって、5個入り(¥2,700)、8個入り(¥4,320)、14個入り(¥6,804)、24個入り(¥11,664 各税込)とサイズも様々。写真の8個入りの右列中央の「エコー」と、中央列下の「アーリア」は新作。試食させていただきましたが、「エコー」はティムットペッパーがきいたガナッシュショコラノワールがベース……と書くと、スパイシーな濃厚さを感じるかもしれませんが、意外やもっと爽やかな印象。「アーリア」はモロッコ旅行の思い出がイメージだそうで、一口食べるとピスタチオとオレンジフラワーの風味が広がって、美味しいチョコを食べたとき特有のリラックス感に包まれました。

3. 「Once Upon A Time」のBonbon 12 ¥6,740

「Once Upon A Time」のBonbon 12 ¥6,740
「ワンス・アポン・ア・タイム」はシンガポールのペイストリーブランド。パティシエはジネット・アウさんという「シンガポールを代表する女優にして、パティシエ」という方です。なんて華麗なキャリア……! もともと2022年に発売したブラウニーがシンガポールで人気を呼び、今回初めて登場したチョコレートの「ボンボン」を、日本で期間限定発売するとのこと。4種類、各3個入りの「ボンボン12」をいただきましたが、王道の美味しさ! ちなみに写真は左からダーク、コーヒー、ユズ&パッションフルーツ、マンゴーという4種類のフレーバー。右の二つは、いかにもフルーティな印象ですが、これが強すぎず、絶妙な香りや甘酸っぱさがどちらも感じられて、さすがシンガポールの高級チョコレート! といった感。王道のクリーミィなダークチョコ、芳醇なコーヒー、そしてこの甘酸っぱさを感じるフルーティな2種。それが一度に楽しめて、豊かなティータイムとなりました。手が止まらず、つい食べ過ぎてしまいましたが……(笑)。

4. ブノワ・ニアン「ブルー デ トワ '24」¥3,564

ブノワ・ニアン「ブルー デ トワ '24」¥3,300
ベルギー発のブランド「ブノワ・ニアン」。エンジニア出身のショコラティエ、ブノワさんが「単一農園・単一品種」のカカオにこだわった、ビーントゥショコラが特徴だとか。去年9月、東京・銀座にカフェ併設の旗艦店がオープンし、日本に本格上陸となったそう。この「ブルー デ トワ」は爽やかなライトブルーのボックスを開けると、中からグラデーションも美しい3色のハート形のチョコレートが! これは……ギフトにいただいたら、文句なしにうれしいです! 早速、左端のブルーのボンボンを割ってみると……。
ブノワ・ニアン「ブルー デ トワ '24」を試食
中にぎっしり詰まっているのは、サクサクっとしたクリスピーなピスタチオプラリネ。それが♡型のミルクチョコに包まれているのですが、これがとっても美味しい! 「青いハートのチョコレート」を齧った印象としては、とっても意外だったのですが、その驚きを吹き飛ばす、ピスタチオプラリネの美味しさといったら……! ほかにもカシスのミルクガナッシュボンボン、ハチミツとオレンジブロッサムのボンボンが入っていて、3種ともまったく違う味、なのですが、それぞれが際立ってはっきりとした味わいの、ハッピーな美味しさ。ぜひほかのチョコにもトライしてみたくなりました。

5. 三越伊勢丹 サロン・デュ・ショコラ2024

三越伊勢丹 サロン・デュ・ショコラ2024
バレンタインイベントの代名詞的存在ともいえる「サロン・デュ・ショコラ」。すでに1月18日より2月14日まで、一か月にわたる一般会期がスタートしていますが、内覧会に伺った時の様子を少し。

もともとは1995年にパリでスタートしたチョコレートの見本市「サロン・デュ・ショコラ」が、東京で初めて開催されたのが2003年。今年でもう22回目となるのだとか。終結するのは約150ブランド。そして今年はコロナ禍を経て、4年ぶりに海外シェフの招聘が再開されるそう。会期ごとにパート1からパート3まで、3期にわたって様々なイベントが開かれます。
バレンタインシーズン到来! 注目のチョコはどれ?【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#54】_1_14
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サロン・デュ・ショコラならではの、様々なブランドの力作ショコラがひとつのボックスに詰まった大人気のセレクションボックスや、この時だけのエクスクルーシブなブランドの新作が。
すでに1月中に発売終了となっているものもあり恐縮ですが、2月5日から一般会期が始まるパート3では、「THE NEXTーショコラの多様性ー」と題して、約60ブランドの出店のほか、チョコのみならず様々なジャンルのイートインが登場するそう。
間違いなく、最新、多様なチョコレートが集まる一年に一度のお祭り。すでにチェック済みの方も多いかと思いますが、会期をずらせばまた、さまざまな新しいチョコレートに出会えるこの場を逃す手はありません。混雑に負けず、お気に入りを探しに出かけたいものです……!
実はシオヤ、子供のころはチョコレートが苦手でした。大人になってから、その魅力がわかるようになり、今や会社で、家で、ちょっとした息抜きに齧るチョコは、もはやトランキライザーの域。世界中の逸品チョコが日本に集まるこの時期、ぜひ大人の楽しみを見つけてみてください。
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