華組 倉爪佐和ブログ

倉爪佐和

倉爪佐和

関西出身。カリフォルニアやロンドン生活を経験し、初東京。
ファッション、音楽、ヨガ、アート、ダンスなど好奇心旺盛でトレンドも大好きです。年齢にとらわれず、自分らしく自由に生きる。毎日を明るく楽しく過ごしたい。そんな私の日常をシェアできたら嬉しいです。

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☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編

ライト設計の重要文化財「自由学園明日館」を見に行ってきました。私の青春を巡る旅 ~後編~
前回のブログではフランク・ロイド・ライト(以下ライト)の展覧会へ行った模様をご紹介しました。美しい設計図や模型は本当に素晴らしかった。また、彼の私生活などについてもうかがい知れて、今まで以上にライトの建築に興味が沸いてきました。ラッキーな事にライトは日本に4作品残してくれています。

「え、実際に見られるかも?」
調べてみたらそのうちの一つが池袋にある「自由学園明日館」。

「やったー、東京やん!」
百聞は一見に如かず、早速行ってみましょう! 
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住宅街の一角に
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重要文化財、自由学園明日館外観
人の溢れる池袋駅から歩いて5分、住宅街の中に、静かで上品な印象の建物が見えてきました。

「なるほど!」

展覧会で勉強した通り、ライト建築の初期の特徴が表れています。それは地を這うように低く安定したデザイン。アメリカの大草原を思わせるこの様式は「プレーリースタイル」と呼ばれ、建物が水平に広がって大地と一体感が生れています。

左右対称なのはライトが好きだった平等院鳳凰堂からインスパイアされたのかも知れません。
  • ☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編_1_4-1

    アールデコ調の窓枠

  • ☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編_1_4-2

    幾何学模様のとびら

自由学園明日館は、婦人之友社の羽仁吉一、日本初の女性ジャーナリストのもと子御夫妻が自分の子供を入れたくなるような教育機関がないことから、自分達で作った女学校です。女性の自立と言う目的にライトが賛同したことによって設計を引き受けたそうです。
☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編_1_5
大谷石が敷き詰められた廊下
☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編_1_6
影もアーティスティック
磨き込まれた木の床と黒板が懐かしい。女学校として使われていた当時(大正10年~昭和9年)は照明はなかったみたいです。雨の日などは、暗かったでしょうね。
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    ライトデザインの家具

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    座って勉強してみたい

ここから、自立した女性のパイオニアが生まれたのかも...

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    模型

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    ライト設計の照明タリアセンと本人写真

  • ☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編_1_9-1

    落水荘

ミニミュージアムでは模型や写真を見ながら、ライトの足跡を辿ることが出来ます。
落水荘はライトの特徴である「自然と建築の融合」を一目で理解できるライトの傑作です。
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    美味しかった♡

2階のカフェ。喫茶付きの入場券を買うとここでお茶ができます。この日は誰もいなかったので、奥の窓際の席に座りました。ライトの家具に腰をかけて、ゆっくりとコーヒーとパウンドケーキをいただきます。

100年前、学校で学んだ少女たちはここで何を見て何を感じていたんだろう。
ライト建築の安心感と温かさに包まれて、夢と希望でいっぱいだったに違いありません。

お茶のお替りはできないのですが、居心地が良すぎて長居してしまいました。一生いたかった。
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建物中央のホール
圧巻の窓。心が洗われます。
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    hat/Dior sweater・pants・bag/Prada jacket/sacai boots/Valentino

  • アラフィフ女子 アラフィー 自撮り セルフィ

    記念にセルフィ

この日のコーデです。パンツにショートジャケットで動きやすい恰好にしました。
右の写真は大谷石とライトの絵の前で記念の1枚。一人だったのでセルフィです。

何だか私、嬉しそう。
自分の学生時代にタイムスリップしたみたい。

アメリカの大学で学びながら、一人で飛行機に乗って、身軽にどこでも行ってたなあ。
飛行機が飛ばなくて空港で野宿したり、宿が取れてなくてレストランで朝を待ったり。
そんなハプニングを楽しんでいたタフな時代。

リーバイスのデニムにライダースジャケットが私の定番だった。

またあの頃のような気持ちで過ごしたい。
アラフィーの今、フランク・ロイド・ライトに再会して、自由で開放的な自分を思い出しました。

「えー、今も十分自由人やんっ」
家族のつっこみは聞こえなかったことにして、、、(笑)。

「Liberty(解放)は許され与えられるかもしれない。しかしfreedom(自由)は、与えられるものではない。自由は内からのものだ」 ライトの言葉です。

今、私が年齢に関係なく自由に着たい服を着る。自分に正直に、ときめいた物は何でもトライするポリシーはあの頃この言葉を聞いていたかも知れません。


「建築は人間の有機的な生活を反映したものであり、外部の自然と調和をはかるべきだ」

ライトは永遠です。
☆アメリカ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトを巡る2日間☆後編_1_13
自由学園明日館

通常見学 :10:00 ─ 16:00(15:30までの入館)
夜間見学日:毎月第3金曜日 18:00 ─ 21:00(20:30までの入館)
休日見学日:10:00 ─ 17:00(16:30までの入館)※月1日程度 当館の指定日のみ。詳細は下部をご参照ください。
休館日:毎週月曜(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始 不定休あり要事前確認

見学料
建物見学のみ:¥500
喫茶付見学 :¥800
夜間見学・お酒付:¥1200

*価格は全て税込み
*中学生以下無料

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