タイのビーチを楽しむ、ラグジュアリーな隠れ家リゾート5選

リゾート写真家 増島 実の、本当にお薦めしたいホテル タイ編

寒い日本を離れ、この冬はアジアンリゾートで休日を過ごしたい。そんな方にお薦めなのはタイの島々。いま北東モンスーンの季節にあたるタイは、蒸し暑くなくとても心地よい。でも、プーケット、サムイ、クラビなどの有名なリゾートエリアは、あまりにたくさんのホテルがあるので、どこを選べば良いのか迷いそう。そこで、ビーチの美しさやスパのメニュー、レストランの料理など全てがエクラ世代のニーズをクリアしているラグジュアリーなホテルをチョイスしてみました。メジャーなリゾートとは思えない隠れ家的なブライベート空間が、最高の休日を、約束してくれます。

プーレーベイ ア リッツ カールトン リザーブ(Phulay Bay、A Ritz-Carlton Reserve)

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プーレーベイ ア リッツ カールトン リザーブは、1990年代からアジアのリゾートシーンを牽引してきたタイ人建築家、レク ブンナンの代表作。ホテルのゲートをくぐると、まず驚かされるのが、池に浮かぶように建つレセプション棟で、三層屋根が美しい木造建築。タイ北部の寺院建築、ラーンナースタイルからインスパイアーされた設計だという。間口が狭く奥が広い構造で、プンナン氏の様式美に対する思い入れが伝わってくる。海の向こうには、ホン諸島などの石灰岩の奇岩がそそりたち、ドラマチックな風景が展開している。その昔、シャドーハンターと呼ばれた無国籍の水上生活者たちは、この絶壁を登って、ツバメの巣を捕獲していたといわれ、今もトラン周辺に居を構えているらしい。このブーレ―ベイは、リッツカールトンの中でもリザーブの称号を持つ特別なレベルなので、レストランにはドレスコードがあり、朝食でも男性のTシャツ姿はNG、ショートパンツと半袖シャツならOKとのこと。
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ラーンナーアートが描かれた壁と、イスラム風のペンダントライトがエキゾチックなレストラン、ライレー パビリオン。月明かりに浮かぶホン諸島のシルエットも、もうひとつの壁画になっている。
お勧め料理はシーフードプラッター、新鮮なロブスターやブルーマリーンがクラビの市場から毎日直送されてくる。
朝食は、メイン ダイニング、 ジャンプーンでサーブされる。写真はサラダ2品、手前は、ウォーターメロンとフェタチーズ、奥は、カニ肉と野菜のジュレ仕立てオレンジソース。ヘルシーな朝食をチョイスしたい人には、ピッタリ。
アンダマン海を望む広大な敷地には54のヴィラが点在している。プールヴィラ シーヴューより上のカテゴリーでは、ベッドが2×4mもあり、4人くらい寝られそう。室内のドアや窓には、タイ北部の庶民の姿が艶やかに描かれ、ラーンナー文化の強い香りが漂っている。チェンマイやナーンの寺の壁画をモチーフに、ブンナン氏が甦らせたもの。また、マレー風の日除けは、タイの他のホテルでは見られない斬新な意匠。
世界的なスパ ブランドのESPAが、マネージメント。焼けた肌にはサン スーシング リチュアル(Sun Soothing Rutual)2時間コースがお勧め。まず、ピンク色の泥とヤマイモエキスのクリームで、肌に水分と栄養を補給。次にパルマローザとアラビアが原産の樹脂ミルラ(ミイラの語源/防腐作用がある)のリラックスオイルで鎮静作用のあるマッサージ。さらにヘッドマッサージや、アロマオイルのボディーマッサージも、コースに含まれている。
ホン諸島が見渡せる、インフィニティ―プール。優雅なカーブと、カーキ色の縁と、水面までの緩傾が、絶妙なバランスを作り出している。ブンナン氏のセンスが光る、稀有なデザイン。
Phulay Bay、A Ritz-Carlton Reserve
111 Moo 3 Nongthalay, Muang, Krabi 81000
http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/phulay-bay
全54室 \57,766~Krabi International Airportより26km
(料金は最安値の一例です)

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