【CLOSE-UP 髙地優吾】こう見えてマイペース。好きな舞台に思いきり集中してます!

純情青年がいつのまにか、プレイボーイに大変身! 『Come Blow Your Horn ~ボクの独立宣言~』で髙地優吾さんが演じるバディ役はざっくりいうと、こんな感じ。「バディは兄貴に感化されるんです。僕自身もそうなんですけど、男の子にとって兄貴の存在って大きくて。親との関係や社会に出ていく姿を弟としてそばで見ているから、反面教師だったりちょっと憧れたり、複雑なんですよね」
髙地優吾
ジャケット¥113,300・シャツ¥38,500/シアン PR(ANARCHIST TAILOR) ※エクラ2024年11月号掲載

本作はアメリカを代表する劇作家ニール・サイモンによる、伝説のブロードウェイ・デビュー作。今まで日本でも何度も上演されてきたコメディの名作だ。しかも今回は髙地さんにとって初の、単独主演となる。

「とはいえ、座長だからという緊張感はなくて、いつもどおりの髙地でがんばろうって、自分に言い聞かせてます」

アイドルグループの一員として多方面に活躍しているけれど、舞台の仕事は髙地さんの大好物。

「稽古に稽古を重ねてひとつのものをつくり上げていくのが、自分の性に合っているんです。修整を重ねて、板の上に立つみんなと一緒にどんどん完成度を上げていく。苦労を乗り越えるっていうのが、すごい好きなんです」

タイトルは直訳すると『角笛を吹け』。慣用句として、“自分らしく人生をエンジョイしろ!”っていう意味らしい。

「だったら僕、自信あります(笑)。めちゃめちゃマイペースだし、超自分勝手ですから。やりたくないことはやらないし、やりたいことしか、やってないです」

周囲の誰もが認める優しい性格、気くばり上手な癒し系男子と評判だけど?

「合わせているようで合わせてないっていうか(笑)。自分のペースで、いい感じで自分を保ってます。ありがたいことに最近は自分の趣味、温泉やキャンプ、バイクなど、自分のテリトリーを生かしたお仕事が多いので。人生1回だから、楽しんだもの勝ちだなと思って、やってます」

今回の舞台、主演なので台詞の量は膨大。それも趣味のついでに、「温泉の寝湯で、ひとりブツブツ台詞を覚えたりして(笑)」。

ちなみにこの春から、生年非公開の年齢不詳ということに。

「深い意味はないけど、なんか、年齢にとらわれたくないんです。誰かが“もう歳だから”っていうのを聞くと、もったいないなと思う。だから僕自身の年齢も、面白半分で見えないようにしちゃおう、と。年齢のせいにして、壁をつくりたくない。その壁取っ払っちゃえば、なんでも始められるぞって」

プレイボーイにも、なれそう?
「それは僕、無理です! あくまでも舞台の上でがんばります(笑)」

髙地優吾

髙地優吾

こうち ゆうご●3月8日、神奈川県生まれ。’20年1月、SixTONESとしてCDデビュー。キャンプインストラクターや温泉ソムリエなどの資格を生かし、バラエティでも活躍中。近年ではドラマ『家政夫のミタゾノ』『バベル九朔』『特捜9』、舞台『夏の夜の夢』『星降る夜に出掛けよう』に出演するなど俳優としての活躍も目覚ましい。

『Come Blow Your Horn ~ボクの独立宣言~』

『Come Blow Your Horn ~ボクの独立宣言~』

内気なバディ(髙地優吾)は過保護な親から独立を決意。兄(忍成修吾)に触発され、いつのまにかプレイボーイに変わっていくが……。出演は羽場裕一、高岡早紀、岡本玲、松井愛莉。

10/3~20、新国立劇場中劇場
(問)0120・554・430(専用ダイヤル) ※大阪公演あり

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