福井の文化と食が満喫できる『歓宿縁 ESHIKOTO』【次の休み、予約するならここにステイ】

次の休みができたら訪れたいホテル・旅館をピックアップ。今回は、福井県にある大人気の立ち寄りスポットに隣接する宿として開業した『歓宿縁(かんしゅくえん) ESHIKOTO』をご紹介。

『歓宿縁 ESHIKOTO』

永平寺にも近い田園地帯で福井の文化と食を満喫

JR福井駅からえちぜん鉄道で、約25分。永平寺口駅からは送迎車で約5分。『歓宿縁 ESHIKOTO』のフロントや客室は、森を背に、九頭竜川を目前にする広い敷地に点在している。地元に根づいた黒龍酒造の親会社が展開し、大人気の立ち寄りスポットとなっているのが、ベーカリーや酒販店などが集まる複合施設「ESHIKOTO」。そこに隣接する宿として、昨年11月に開業したのが『歓宿縁 ESHIKOTO』だ。

8棟のみの戸建ての客室は、シンプルな建築デザインながら、竹、数奇、民藝など、それぞれに異なるコンセプトによる内装。白い壁をバックグラウンドに、趣味のよい家具やアンティークが配されている。バスアメニティにukaがあるのもうれしい。

ここでの大きな楽しみは、北陸の食の醍醐味を存分に堪能できること。夕食は、曜日によって『ミシュランガイド北陸 2021特別版』で一ツ星に輝いた「馳走 えん」が移転した「日本料理 えん」が日本料理を提供。もしくは、福井市内で’23年に惜しまれつつも閉店した「cadre」が復活し、フランス料理を提供する。どちらも地域の生産者と密接につながりつつ、季節の豊かさを最大限に表現した繊細なおいしさだ。

この春からは、一般非公開のスパークリング日本酒セラーである「臥龍棟」のツアーや永平寺で朝課(朝のおつとめ)をするツアーなども開催する予定。近くには、一乗谷朝倉氏遺跡もある。ここでの滞在を通して、食の魅力はもちろん、福井の歴史や文化にたっぷりと浸ってみたい。

竹籠やアンティーク家具、古越前の壺などを配した客室「JOUⅠ」。九頭竜川と山々のパノラミックな絶景が目前に広がる
©ToLoLo studio

竹籠やアンティーク家具、古越前の壺などを配した客室「JOUⅠ」。九頭竜川と山々のパノラミックな絶景が目前に広がる

スタイリッシュな内装の「Bar 刻」。ウエルカムドリンクもここで提供

スタイリッシュな内装の「Bar 刻(とき)」。ウエルカムドリンクもここで提供

小松辰平氏が手がける「日本料理 えん」では、季節の郷土食に根ざした贅沢な和食を味わって。「黒龍」の日本酒ペアリングも楽しめる

小松辰平氏が手がける「日本料理 えん」では、季節の郷土食に根ざした贅沢な和食を味わって。「黒龍」の日本酒ペアリングも楽しめる

客室の半露天風呂は、地下から湧出する自家源泉。アルカリ性の炭酸水素塩泉で、肌もすべすべに 

客室の半露天風呂は、地下から湧出する自家源泉。アルカリ性の炭酸水素塩泉で、肌もすべすべに 

福井の自然がテーマのフランス料理「cad re(カードル)」は濱屋拓巳シェフの店。シグネチャーなひと皿は、甘エビ、モッツァレラチーズ、発酵トマトのハーモニー

福井の自然がテーマのフランス料理「cadre(カードル)」は濱屋拓巳シェフの店。シグネチャーなひと皿は、甘エビ、モッツァレラチーズ、発酵トマトのハーモニー

アンティークの根来塗のタンスやローテーブルなど「赤」をアクセントにした「JOUⅢ」の客室。客室は全室100㎡前後とゆったりした広さ 

アンティークの根来塗のタンスやローテーブルなど「赤」をアクセントにした「JOUⅢ」の客室。客室は全室100㎡前後とゆったりした広さ

カウンターと個室を備えるレストラン

カウンターと個室を備えるレストラン

『 歓宿縁 ESHIKOTO 』

福井県吉田郡永平寺町下浄法寺第10号15の1
☎︎0776・50・1323(問い合わせ)
☎︎0570・041923(予約専用 9:00〜21:00)
全8棟 ¥70,000〜(2名1室利用の1泊1名料金、2食つき、税・サ込)
https://kanshukuen.com/

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