50代を魅了するラグジュアリーな沖縄ステイ「優雅なひとときを過ごせる宿」11選

美しいビーチ、贅沢なリゾート、そして豊かな食文化が魅力の沖縄。透き通る海でのんびりとした時間を楽しみ、地元の伝統文化に触れ、ラグジュアリーなスパで心身を癒やす。大人のための特別なひとときを満喫できる、洗練された沖縄の宿へ。

沖縄本島のおすすめのホテル(那覇・恩納村・名護・古宇利島・今帰仁村・国頭村・読谷村)

【那覇】Southwest Grand Hotel(サウスウエスト グランドホテル)

那覇タウンでのステイもリゾート気分で過ごしたい

2023年夏に、国際通りの近くにグランドオープン。那覇にありながら、リゾート気分で過ごせるのが『Southwest Grand Hotel』だ。内装はミッドセンチュリー時代のアメリカンカルチャーから着想を得たデザイン。当時の沖縄とアメリカの雰囲気が融合したノスタルジーを秘めつつ、最新のライフスタイルホテルに求められる快適さを実現している。


客室は、全室45㎡以上あり、備品やアメニティもラグジュアリーホテル並みのこだわりぶり。屋内プールや屋外サウナはもちろん、高層階の客室から那覇のシティビューを楽しめるのも素敵。ダイニングも充実していて、活気あふれるオールデイダイニングやテラス席もある和食ダイニング、調理法にもこだわった鉄板焼などをホテル内で楽しめる。

海を眺めたくなったら、市内の泊港からフェリーで約40分の渡嘉敷島へワンデイトリップという選択もある。那覇ステイだけの沖縄旅も悪くない、と思わせてくれるホテルだ。

【那覇】Southwest Grand Hotel サウスウエスト グランド ホテル

窓から光が射し込む昼も、ブルーにライトアップされる夜も楽しみたい25mの屋内プール。プールわきのテラスにはジャクジーがあり、街並みを眺めながらリラックス。さらに最上階にはサウナも設置

国際通りからすぐ。街を遊ぶ拠点としても最適なロケーション

国際通りからすぐ。街を遊ぶ拠点としても最適なロケーション

サラダやパン類の種類もとても豊富で、温かい料理にもこだわっているブッフェスタイルの朝食は、超おすすめ。

サラダやパン類の種類もとても豊富で、温かい料理にもこだわっているブッフェスタイルの朝食は、超おすすめ。沖縄のセルフ味噌汁「かちゅー湯」や新鮮な「シーフード丼」なども人気。¥4,500

45㎡あるゆとりの客室「グランドツイン」では、ソファベッドを利用して3名まで宿泊可

45㎡あるゆとりの客室「グランドツイン」では、ソファベッドを利用して3名まで宿泊可

「コーナーキング」の客室は、明るく広々としたリビングスペースが魅力

「コーナーキング」の客室は、明るく広々としたリビングスペースが魅力

廊下のライトもミッドセンチュリーのテイスト。昔の沖縄のモノクロ写真が飾られていて興味深い

廊下のライトもミッドセンチュリーのテイスト。昔の沖縄のモノクロ写真が飾られていて興味深い

客室にあるビーチサンダルは、プールやサウナで利用して。おみやげに持って帰ってもOK

客室にあるビーチサンダルは、プールやサウナで利用して。おみやげに持って帰ってもOK

オープンキッチンスタイルの「A LONG VACATION.」

オープンキッチンスタイルの「A LONG VACATION.」は、多彩な前菜やイタリアンテイストのメイン料理、目の前で焼き上がる人気のパンケーキなど、幅広いメニューを楽しめるオールデイダイニング。テラス席で牡蠣と白ワインを楽しむのも大人のチョイス

ディナーコース(¥6,000)

ディナーコース(¥6,000)から、甘海老のエスニックマリネ、レモンヴィネグレットを効かせた白身魚琉球スギのカルパッチョ

「A LONG VACATION.」の入口とホテルのフロントが融合した気軽な雰囲気

「A LONG VACATION.」の入口とホテルのフロントが融合した気軽な雰囲気

和食ダイニング「SHIKAKU」
和食ダイニング「SHIKAKU」

和食ダイニング「SHIKAKU」では、ランチで沖縄そばのセット(¥1,500〜)を提供。軟骨ソーキそばやアーサーそば、ゆし豆腐そばと、じゅーしー(炊き込みごはん)や中落ちマグロごはんなどを、好みで選べるのがいい。小さなやかんからあつあつのだしを自分でかけるスタイル。緑を眺める庭で風を感じながらいただくのもおすすめ

Data

沖縄県那覇市久茂地3の29の52
☎098・860・0421
全88室 グランドツインルーム¥70,000~(2名1室利用の1泊料金、無料ミニバーつき)
IN15:00、OUT11:00
那覇空港よりタクシーで約12分
southwestgrand.com/

【恩納村】ハレクラニ沖縄(ハレクラニ オキナワ)

プライベートプールと天然温泉つきの贅沢すぎるヴィラ

ハワイで100年以上の歴史を重ねてきたハレクラニのホスピタリティと、沖縄の自然と文化が美しく溶け合うラグジュアリーホテルが『ハレクラニ沖縄』。海外には行けないけれど南国リゾート気分を満喫したい、というときの親子旅にもふさわしい。 多様な客室の中で、記念日などに滞在したいのが「クリフ ヴィラ」。ヴィラのゲストは、通常のゲストとは別にクラブラウンジでのチェックイン後、カートでヴィラへ直行。プライベートプールと天然温泉を備えるヴィラで、海を眺めながら贅沢な時間を過ごすことができる。ハワイアンテイストのスパトリートメントや、島の食材を用いた絶品の日本料理なども素敵な思い出に。

【恩納村】ハレクラニ沖縄(ハレクラニ オキナワ)

青い海を間近にする岬の先端に位置する「ハレクラニ クリフヴィラ」は165㎡。リビングダイニングに、2つのベッドルーム、屋外にはプライベートプールと2つの天然温泉を備えている

バイオプログラミングの最新メニューが登場

スパハレクラニでは、沖縄とハワイ2つの楽園で培われてきた癒しのメソッドを融合させたトリートメントを用意。2名で利用できるスパスイートで母娘で施術を受けても

日本料理「青碧蒼(AOMI)」では会席料理や今帰仁(なきじん)アグーのしゃぶしゃぶを
日本料理「青碧蒼(AOMI)」では会席料理や今帰仁(なきじん)アグーのしゃぶしゃぶを
スパでは、ハワイ産プロダクツ「Ola」も使用
スパでは、ハワイ産プロダクツ「Ola」も使用
ミンサー織りのカードケース(¥5,200)などオリジナルアイテムを記念に
ミンサー織りのカードケース(¥5,200)などオリジナルアイテムを記念に
「リコッタチーズのふわふわパンケーキ」(¥2,500)。一度は味わいたい食感とおいしさ
「リコッタチーズのふわふわパンケーキ」(¥2,500)。一度は味わいたい食感とおいしさ

Data
沖縄県国頭郡恩納村名嘉真1967の1
☎098・953・8600
www.okinawa.halekulani.com/

【恩納村】YUMIHA OKINAWA(ユミハオキナワ)

オールインクルーシブで気ままに楽しめる美食のヴィラが誕生

沖縄本島の恩納村に位置する『YUMIHA OKINAWA』。17棟のすべてがスイート仕様のヴィラで、地産地消を極めたフレンチベースの美食を楽しめる、オールインクルーシブスタイルのホテルだ。料理長は、著名なホテルやレストラン『オテル・ドゥ・ミクニ』で活躍してきた福永秀千氏。沖縄産食材を用い、フレンチの技術を駆使して仕上げる料理の数々は、創意工夫に満ちていながらどれも期待を裏切らないおいしさだ。料金には、室料に加えて、ディナーと朝食はもちろん、基本のシャンパーニュやワイン、お茶なども含まれており、食べる時間も自由。滞在中は、担当バトラーと相談しながら、自分たち好みのステイをわがままいっぱいに満喫してみたい。

YUMIHA OKINAWA
全棟にジェットバスがあり、9棟にプライベートプールを備える
客室は約62~82㎡の広さ。冷蔵庫内のシャンパーニュやビールなどもインクルーシブ
客室は約62~82㎡の広さ。冷蔵庫内のシャンパーニュやビールなどもインクルーシブ
レストランでは、夜は7〜12品のコース料理以外にも、厨房にある食材からできるものは提供可
レストランでは、夜は7〜12品のコース料理以外にも、厨房にある食材からできるものは提供可
裏手には史跡・山田城(ヤマダグスク)跡の緑が広がる
裏手には史跡・山田城(ヤマダグスク)跡の緑が広がる
前菜の沖縄風黒糖クレープ「チンビン」もモダンに。島豆腐とサワークリーム、フォアグラをのせて
前菜の沖縄風黒糖クレープ「チンビン」もモダンに。島豆腐とサワークリーム、フォアグラをのせて
木箱入りの朝食膳も豪華!メイン料理に加え14品もの季節の料理がずらり
木箱入りの朝食膳も豪華!メイン料理に加え14品もの季節の料理がずらり

沖縄県国頭郡恩納村山田2455の1

☎098・923・1108

全17棟 1泊1室 ¥100,000 〜(2名分の朝夕食つき、那覇空港とホテル間の送迎つき)

yumiha.jp/okinawa/

【名護】ザ・テラスクラブ アット ブセナ

名護湾のエメラルドグリーンに輝く海を望む『ザ・テラスクラブ アット ブセナ』。タラソテラピーや沖縄ならではのヘルシーな食を満喫する、最上のウェルネス滞在が楽しめる。現在、期間限定で、那覇空港とホテルを結ぶ無料のシャトルバスが運行中。ホテルを旅の目的とするバカンスならレンタカーは不要、という人にも朗報だ。詳細は、公式ホームページを参照して。

ザ・テラスクラブ アット ブセナ

前日までの予約で、那覇空港から『ザ・ナハテラス』『ジ・アッタテラス クラブタワーズ』『ザ・テラスクラブ アット ブセナ』『ザ・ブセナテラス』の4つのホテルをつないで運行する無料シャトルバスが運行。複数のホテルをホッピングする旅程にも活用できそう。

那覇空港とホテル間を結ぶシャトルバスが運行開始
那覇空港とホテル間を結ぶシャトルバスが運行開始

島内リゾートの前後泊に『ザ・ナハテラス』でくつろぐ

『ザ・テラスクラブ アット ブセナ』を含むザ・テラスホテルズのリゾート地区4ホテルに宿泊すると、那覇の『ザ・ナハテラス』に特別料金で宿泊できる前後泊用優待プランが利用できる。リゾート宿泊に1〜2泊プラスしたり、深夜や早朝のフライトの際にも便利。
¥13,770〜(2名1室の1泊1名料金、朝食つき)。詳細は公式ホームページ、または宿泊予約センター(☎0570・550・887)まで

島内リゾートの前後泊に『ザ・ナハテラス』でくつろぐ

Data

沖縄県名護市喜瀬1750
☎︎0980・51・1113
www.terrace.co.jp/clubatbusena/

【古宇利島】One Suite THE GRAND(ワン スイート ザ グランド)

東シナ海の絶景に抱かれるスモールラグジュアリー

古宇利島は、本島北部の本部半島から、橋で渡れる離島。遠浅の美しい海に囲まれ、自然の浜が残る島は、近年、観光地としても人気が高くなった。島で最も優雅で贅沢な滞在をしたいなら、泊まるべきは『One Suite THE GRAND』。館内は、天然素材を用いたナチュラルなテイストでまとめられた、大人が安らげる上質な空間だ。22室ある客室は、すべてがオーシャンビュー。テラスやビューバスなどでは、自然を身近にリラックスできる。ガルニエ・チボーのバスローブや自分好みで作るバスソルトなど、部屋で快適に過ごすための多くのディテールも、ホテル好きの心の琴線に触れるはず。

滞在の大きな楽しみは、レストラン「La BOMBANCE 古宇利島」での食事。東京・西麻布の創作和食「La BOMBANCE」の料理長が監修する和食は、沖縄産素材を多く用い、見た目に麗しくほっと満たされるおいしさだ。美食にこだわるリピーターが多いのにも納得がいく。夜は、泣けるほどに星空が美しい。

古宇利島のワン スイート ザ グランドのプール
海からの風が心地よく吹き抜けるプールサイドでは、空と海、そしてプールの青に身も心もゆだねてお昼寝したい。午後のハッピーアワーには、シャンパーニュもフリーフローで
ワン スイート ザ グランド「オーシャンビュー パノラマ スイート」のリビング

最上級の「オーシャンビュー パノラマ スイート」。一面ガラス張りの広いリビングとテラスには屋外ジャクジーも備わる。記念日には特別なおもてなしも。4人まで宿泊できる客室

ワン スイート ザ グランドのテラス部分にジャクジーを備える「プレミアオーシャンビュー」

テラス部分にジャクジーを備える「プレミアオーシャンビュー」は3室のみ。直接インフィニティプールにアクセスできるので、プールとジャクジーとをたっぷりと満喫できる

水着などを持ち歩くのに便利な麻布製の袋バッグは持ち帰りもOK

水着などを持ち歩くのに便利な麻布製の袋バッグは持ち帰りもOK

ショップでは、沖縄の焼きもの「やちむん」も販売。

ショップでは、沖縄の焼きもの「やちむん」も販売。山上學氏作の皿(下¥3,300)やエドメ陶房作の皿(上¥3,080)などはおみやげにしたい

美しい夕日を眺められる開放的なレストラン。宿泊者はディナーと朝食をここで

美しい夕日を眺められる開放的なレストラン。宿泊者はディナーと朝食をここで

田芋から作る「ドゥルワカシー」を揚げ、フォアグラを合わせたひと皿。長命草のあんは、上品な島風味

田芋から作る「ドゥルワカシー」を揚げ、フォアグラを合わせたひと皿。長命草のあんは、上品な島風味

朝食は和洋からセレクト。和食の技術に基づくていねいな仕事は、朝食にも生かされている

朝食は和洋からセレクト。和食の技術に基づくていねいな仕事は、朝食にも生かされている

古宇利島へは、ターコイズブルーの遠浅の海を眺めながら、古宇利大橋を渡っていく

古宇利島へは、ターコイズブルーの遠浅の海を眺めながら、古宇利大橋を渡っていく

Data

沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利2451
☎0980・51・5770
全22室 ¥124,686~(2名1室利用の1泊料金、2食つき、夕食ドリンクやルームサービスドリンクフリーフローなどオールインクルーシブ)※宿泊は中学生以上
IN15:00~19:00、OUT11:00
那覇空港より車で約100分
onesuite.thegrand.jp/

【今帰仁村】EMIL NAKIJIN(エミール ナキジン)

青と白に癒されるミニマルデザインのホテルへ
『EMIL NAKIJIN』は、今帰仁村の山頂に広がる住宅地の、海を眺める好立地にある。暗証キーを押して客室に足を踏み入れると、そこは、すべてが白と直線とで構成された、圧倒的な非日常空間。ムダを削ぎ落としたミニマルデザインの客室は、ちょっと未来的で、ホワイトラグジュアリーとでもいいたいほど。“レス イズ モア”の美意識を体現する白一色の整った空間に身を置いていると、自分自身も浄化されてゆくような気がする。天然成分由来のバスアメニティやTWGの紅茶などを備え、冷蔵庫の中の飲み物やアイスクリームはアルコール以外すべてフリー。備え付けのiPadから好きな音楽を選び、大きな窓を開け放って風を感じながら過ごす時間はまさに至福。

食事先はおすすめを教えてもらえるが、まず足を運びたいのが、すぐ隣にある「カフェこくう」。近くの農家からその日に手に入れる無農薬の野菜を用いたランチが絶品。ピュアな存在感を志向するホテルとも、どこか共鳴するおいしさだ。

【今帰仁村】EMIL NAKIJIN エミール ナキジン

客室のテラスからは、緑の大地と海のパノラマを一望できる。手前はお湯を張れる風呂、奥は常温のプール。夕方や朝は、空がピンク色に染まる美しい光景に出会えることも

床は、柔らかくかつ弾性があるイタリア産のオルトレマテリア材で塗り仕上げられていて、素足で歩いても心地いい。ベッドはシリー社製のキングサイズ。客室はツインとダブルがある

床は、柔らかくかつ弾性があるイタリア産のオルトレマテリア材で塗り仕上げられていて、素足で歩いても心地いい。ベッドはシリー社製のキングサイズ。客室はツインとダブルがある

室内から海と空、森の緑が額縁のように切り取られて見えるのがフォトジェニック

室内から海と空、森の緑が額縁のように切り取られて見えるのがフォトジェニック

バスルームからもガラス越しに景観を一望

バスルームからもガラス越しに景観を一望

バスアメニティは、デンマーク産「FRAMA」を採用。

バスアメニティは、デンマーク産「FRAMA」を採用。シダーウッド、サンダルウッド、イランイランがブレンドされた香りでリラックス

和食の熊谷シェフとマクロビオティックを学んだ奥さまが営む「カフェこくう」。
50代を魅了するラグジュアリーな沖縄ステイ「優雅なひとときを過ごせる宿」11選_1_44

和食の熊谷シェフとマクロビオティックを学んだ奥さまが営む「カフェこくう」。お惣菜9品に白米か発酵玄米のごはんと味噌汁、飲み物つきで¥2,100。

☎0980・56・1321
11:30〜16:00ごろ
定休日 日・月曜

50代を魅了するラグジュアリーな沖縄ステイ「優雅なひとときを過ごせる宿」11選_1_45

Data

沖縄県国頭郡今帰仁村諸志2031の139
☎070・8365・2856
全5室 ¥60,000~(2名1室利用の1泊料金、食事なし)
IN15:00 ~18:00、OUT11:00
那覇空港から車で約100分
agato@emilresorts.com

www.emilresorts.com/

【国頭村】やんばるホテル南溟森室(ヤンバルホテル ナンメイシンシツ)

本島北部のディープな自然と島の暮らしを体感する
世界自然遺産に登録されて以来、注目を集めている沖縄本島北部のやんばるエリア。深い森に抱かれたやんばるでは、土地の魅力をたっぷりと体験できる宿に泊まりたい。


2022年にオープンした『やんばるホテル南溟森室』は、2つの集落に点在するモダンに改築された1棟貸しの宿にステイ。地元の歴史や自然に詳しい水先案内人“シェルパ”と一緒に、ゲストのリクエストに合わせてネイチャーツアーや集落散策を体験することができる。小さな集落にある代表的な客室「久志(くし)」は、美しいフクギ並木に囲まれた静かな宿。夕食はシェルパお手製の炭で焼くバーベキューや、地元のあんまー(お母さん)と一緒に沖縄料理を作る体験なども用意されている。朝食は、地元食材のレシピをシェルパと一緒に仕上げてゆくのが楽しい。長年、自然とつながりながら営まれてきた集落での暮らしぶりは、今、また新鮮。のんびりとした時間の流れの中で、沖縄の豊かな精神性にも触れることができる滞在だ。

【国頭村】やんばるホテル南溟森室 ヤンバルホテル ナンメイシンシツ

比地大滝までの森を往復3時間ほどでウォーキング。やんばるが世界自然遺産に登録されたのは、生物多様性に優れているため。見たことのない愛らしい生物にも出会える

やんばるの森は、イタジイなどが繁る亜熱帯照葉樹林

やんばるの森は、イタジイなどが繁る亜熱帯照葉樹林

集落での時間は、過去を振り返っているようで、実は未来にもつながります」と代表・仲本いつ美さん

集落での時間は、過去を振り返っているようで、実は未来にもつながります」と代表・仲本いつ美さん

村の“おじい”と話したり、植物や祭祀について勉強したり。シェルパ上原里沙さんとの集落散策は、ウチナーグチ(沖縄方言)も楽しい

村の“おじい”と話したり、植物や祭祀について勉強したり。シェルパ上原里沙さんとの集落散策は、ウチナーグチ(沖縄方言)も楽しい

10畳ほどの客室とダイニングキッチン、バスルームが備わる「久志」。

10畳ほどの客室とダイニングキッチン、バスルームが備わる「久志」。家のまわりはフクギ並木で囲われているので、集落内でもプライベート感が保たれていて快適に過ごせる。縁側に座ってのんびりしていると、森のほうからヤンバルクイナの鳴き声が聞こえることも! 客室は、チェックイン施設がある集落に2棟、車で約10分離れた別の集落に2棟あり、今後も増える予定。宿泊プランの基本は2泊3日のステイだが、リクエストしだいでは1泊でもOK

フクギの染料で染め上げた布が、風にゆったりとなびく様子にふっとやすらぐ。

フクギの染料で染め上げた布が、風にゆったりとなびく様子にふっとやすらぐ。裸足で昼寝したくなる「久志」。集落の神さまを祀(まつ)るために建てられた家を改築した客室

「久志」の客室には、バスルームの外に五右衛門風呂風の湯ぶねを設置。

「久志」の客室には、バスルームの外に五右衛門風呂風の湯ぶねを設置。星空を眺めながらお湯につかるのが気持ちいい

昔ながらの造りを再現した竈(かまど)。火に薪(まき)をくべながら、羽釜で炊き上げるごはんがおいしい

昔ながらの造りを再現した竈(かまど)。火に薪(まき)をくべながら、羽釜で炊き上げるごはんがおいしい

これぞ島の朝食。

これぞ島の朝食。島魚グルクンのムニエル、ゴーヤーのポーク詰め、島野菜サラダ、赤黒米ごはんなど。あらかじめ用意された食材を、設備が整ったキッチンで、シェルパと一緒に仕上げる

50代を魅了するラグジュアリーな沖縄ステイ「優雅なひとときを過ごせる宿」11選_1_55

Data

[チェックイン窓口]沖縄県国頭郡国頭村謝敷161
☎050・8884・4992(9:00~18:00)
全4室 ¥52,500~(2名1室利用の2泊3日1名料金、朝食2回夕食1回つき、集落案内、プライベートアクティビティ1点込み)
IN15:00、OUT 10:00
那覇空港から車で約180分
yambaru.co.jp/

【読谷村】星のや沖縄(ホシノヤ オキナワ)

非日常感たっぷりにラグジュアリーな滞在を楽しめる『星のや沖縄』。沖縄に伝わるクスイムンの教えから、食がもたらす「Bellezza(美)」に着目した新しいディナーコースが新登場。リピーターも注目したい美食体験だ。また、夏期間はフローズンカクテルなどを楽しみながら、典雅な琉球古典音楽を楽しめる「宵涼みナイトプール」も開催。そのひとときの特等席を堪能できる滞在を。

琉球古典音楽に包まれる
夕食後、照明を絞ったロマンチックなプールサイドで、星空を眺めながら三線の優しい音色に耳を傾けて。琉球古典音楽の穏やかな旋律が波音と重なる、優雅な時間を過ごしてみたい。期間中は、泡盛や沖縄の醸造所が作ったジンやラムを使ったドリンクを、食後酒として特別に提供。

「宵涼みナイトプール」は、5月15日〜8月31日に開催

「宵涼みナイトプール」は、2024年5月15日〜8月31日に開催

泡盛はお酒を半凍結する「パーシャルショット」で提供。¥2,000〜

泡盛はお酒を半凍結する「パーシャルショット」で提供。¥2,000〜

演奏「夏夜の奏」は21:30〜21:50に無料開催される

演奏「夏夜の奏」は21:30〜21:50に無料開催される

海を感じるレストラン

海を感じるレストラン

久米島産味噌でマリネした「牛フィレ肉の月桃包み焼き」。月桃の香りもごちそう

久米島産味噌でマリネした「牛フィレ肉の月桃包み焼き」。月桃の香りもごちそう

田芋のニョッキ キャビア」は、濃厚なパルミジャーノソースとともに。泡盛の古酒とも絶妙の相性

田芋のニョッキ キャビア」は、濃厚なパルミジャーノソースとともに。泡盛の古酒とも絶妙の相性

Data

沖縄県中頭郡読谷村儀間474
☎050・3134・8091
hoshinoresorts.com /ja/hotels/hoshinoyaokinawa/

沖縄離島のホテル(宮古島・石垣島)

【宮古島】波癒 the place(ナミュウ ザ プレイス)

大海原へとつながるヴィラでラグジュアリーな非日常体験

沖縄の離島の中でも、海の美しさで知られる宮古島。島の有名な景勝地・東平安名崎(ひがしへんなざき)の近く、湧き水が出る保良泉(ぼらがー)地区にあるのが『波癒 the place』。ホテルに到着したら、車を降り、そのまま客室へ。“宮古ブルー”の海が目の前に広がる5棟のみのヴィラには広いテラスとプールを備えており、プライベートな時空間に浸ることができる。デッキチェアに横になりながら、さわやかな潮風と波の音に包まれると、日常から解き放たれて体も心もすっかりリラックス。上質なコンクリート造りの建物は趣味のいいグレイッシュなカラーリングで、大人の休日にふさわしい落ち着いた雰囲気だ。客室にあるバスアメニティや備品にもこだわっている。


宿泊者専用のレストラン「La namyu」からも、大海原を一望。ディナーは創作フランス料理のコース、朝食は地元食材を用いた和食を楽しめる。外に出ないでヴィラにこもっているだけでも、十分に満たされるバカンスになるはず。

波癒 the place ナミュウ ザ プレイス

ホテルが集まるエリアからは少し離れた静かな立地

ナミュウザプレイスの光と影が美しく交錯するヴィラ。

光と影が美しく交錯するヴィラ。室内とテラスを合わせると約112㎡の広さ。プールは5棟すべてが温水プール。素泊まりプランもあるが、ルームサービスも含めて飲食代がすべて料金に含まれる夕朝食つき宿泊プランがおすすめ

夜はプールをライトアップ。星空の美しさもきわだつ

夜はプールをライトアップ。星空の美しさもきわだつ

レストランから見えるのは、東平安名崎方面。昇る朝日を眺めながら朝食を

レストランから見えるのは、東平安名崎方面。昇る朝日を眺めながら朝食を

レストランでは、島でとれた新鮮な魚介類を、繊細なフレンチに仕立てて提供

レストランでは、島でとれた新鮮な魚介類を、繊細なフレンチに仕立てて提供

Data

沖縄県宮古島市城辺保良1145の10
☎0980・79・7765
全5棟 ¥93,500~(1室2名利用の1泊料金、夕朝食つき、温水プライベートプールつきヴィラ)
IN15:00~17:00、OUT11:00
宮古空港より車で約25分
namyu.miki-resort.jp/

【宮古島】アヤンナ宮古島

オーシャンビューと食を満喫する最新のオーベルジュが誕生

宮古空港のある宮古島からは、絶景の伊良部大橋を渡ってすぐ。伊良部島の海岸沿いに2024年4月26日にオープンしたホテルが『アヤンナ宮古島』。陽光がたっぷりと射し込む7室のヴィラは、すべてが宮古ブルーの海を眺めるオーシャンビュー。全室に温水のプライベートプールが備わっていて、宮古ブルーの海を目の前にしながら、一年中、快適なプールタイムを過ごすことができる。

オーベルジュとしての魅力も満点。レストラン「Jivana(ジバナ)」では、アジア各国や京都の「AMAN」のシェフを歴任した古市豊裕さんを迎えて、フレンチ懐石に着想を得たイノベーティブ料理を展開。併設のバーでは、宮古ブルーにインスパイアされたオリジナルカクテルも提供する。朝食は、それぞれの客室でプライベートに。追加料金で、プールの水面に浮かせた朝食セットを水の中でいただく「フローティングブレックファスト」体験もぜひ楽しんでみたい。南国の陽光と食の恵みを存分に満喫できる最新リゾートだ。

アヤンナ宮古島のエグゼクティブスイート

10mの温水プールを備える「エグゼクティブスイート」

2ベッドルームに広々としたリビングダイニング、キッチンを備えた93.4㎡の「エグゼクティブスイート」。

2ベッドルームに広々としたリビングダイニング、キッチンを備えた93.4㎡の「エグゼクティブスイート」。大人6名まで小人2名まで泊まれるので、家族や友人グループでのバカンス滞在にも適している

レストランは、天然素材を多用したナチュラルな空間

レストランは、天然素材を多用したナチュラルな空間

宮古島の太陽と海をイメージした「ボタニカル カルパッチョ」。夏期は宮古島産マンゴーの下にホタテ貝とエビが隠れる

宮古島の太陽と海をイメージした「ボタニカル カルパッチョ」。夏期は宮古島産マンゴーの下にホタテ貝とエビが隠れる

5時間煮込んだ「夜光貝のチャウダー」。ココナッツミルクを用いた南国感ある風味

5時間煮込んだ「夜光貝のチャウダー」。ココナッツミルクを用いた南国感ある風味

南国の植物を配したエントランス。平屋の建物には沖縄独特の「花ブロック」材を用いている

南国の植物を配したエントランス。平屋の建物には沖縄独特の「花ブロック」材を用いている

全長3540mの「伊良部大橋」は、海上を駆け抜ける人気のドライブコース。ホテルまでは伊良部大橋を渡って車で1分ほど

全長3540mの「伊良部大橋」は、海上を駆け抜ける人気のドライブコース。ホテルまでは伊良部大橋を渡って車で1分ほど

Data

沖縄県宮古島市伊良部池間添1130
☎0980・79・8090
全7室 ¥94,600~(1室2名利用の1泊料金、2食つき)
IN15:00~(最終21:00)、OUT11:00
宮古空港より車で約25分 下地島空港より車で約10分
ayanna-miyako.com/

【石垣島】ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

ホテル内のホテル、洗練と静謐(せいひつ)のクラブインターコンチネンタルに滞在

IHGホテルズ&リゾーツは、世界100以上の国々に数多くのホテルを展開する世界有数のホスピタリティ企業。なかでも最上級に位置するブランドのインターコンチネンタルは、よりラグジュアリーな旅を提供するために近年、大きく進化を遂げている。『ANAインターコンチネンタル石垣リゾート』では、より快適な滞在を提供するために1棟すべてが「クラブインターコンチネンタル」カテゴリーになった新棟を’20年にオープン。予約時からチェックアウトまで、パーソナルで特別なサービスを受けることができる。優雅な雰囲気が漂う専用ラウンジでは、アフタヌーンティー、イブニングカクテルとカナッペ、ブッフェも和食もある朝食を無料で楽しんで。専用プールで、ゆったり静かな時間を過ごせるのも贅沢だ。

石垣島の自然の恵みのトリートメントをスパ「アガローザ」で楽しむのもいいし、昨年から開始した「YAEYAMAヘリクルージング」は、思い出に残るとっておきの体験になる。

ANAインターコンチネンタル 石垣リゾートのエントランス

海からの風が心地よく抜けるエントランス。クラブインターコンチネンタルのゲストはここから滞在が始まる。特別なゲストとして、プライベート感たっぷりに出迎えられる

6〜8階にあるプレミアムルームは、自然を近くに感じられるラグジュアリーな客室

6〜8階にあるプレミアムルームは、自然を近くに感じられるラグジュアリーな客室

2024年10月末までは、サンセットプールの貸し切りカバナで「ヴーヴ・クリコ プールクラブ」を開催中

2024年10月末までは、サンセットプールの貸し切りカバナで「ヴーヴ・クリコ プールクラブ」を開催中

クラブインターコンチネンタルのゲストのみが利用できる専用ラウンジ

クラブインターコンチネンタルのゲストのみが利用できる専用ラウンジ

沖縄の素材を用いた南国らしいアフタヌーンティーに気分が上がる

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宿泊者限定のヘリクルージング
宿泊者限定の「YAEYAMAヘリクルージング」は大人気。

宿泊者限定の「YAEYAMAヘリクルージング」は大人気。ホテル前の芝生から離発着する遊覧ヘリ飛行で、竹富島から幻の島など石西礁湖を一望する16分コースなら1名¥24,000

Data

沖縄県石垣市真栄里354の1
☎0980・88・7111
全458室(うちクラブインターコンチネンタルは86室)¥110,000~(クラブインターコンチネンタル1室2名利用の1泊料金、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルなど含む)
IN15:00、OUT11:00
石垣空港より車で約20分(シャトルバス運行あり。¥500)
www.anaintercontinental-ishigaki.jp/ja/

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