「中部地方」富士山をはじめ日本有数の山岳リゾート【憧れの高級ホテル・旅館】
お米や地酒が美味しい新潟県、日本三名園の兼六園や能登半島の自然に魅了される石川県、名峰・富士山をはじめ富士五湖やワイナリーのある山梨県、軽井沢など高原リゾートに癒される長野県など。日本を代表する名所、歴史的価値のあるスポットが集まったエリア。
※本記事の内容は、取材時点の情報になります。最新情報につきましては、直接各ホテルまでお問い合わせください。
新潟県のおすすめホテル
貝掛温泉
目に優しい温泉で、親へのいたわりを
「目の温泉」として700年の歴史がある山の中の秘湯。清流と緑に囲まれた9000坪の敷地の一軒宿で、都心から車でのアクセスもよく、とても行きやすい。南魚沼産コシヒカリを用いた山里会席を地酒とともに味わえるのも楽しみ。
100%源泉かけ流しの岩造の露天風呂。夜には満天の星空が広がる
目薬成分の温泉として目を洗える珍しい温泉。長温浴もでき、親世代にもうれしいぬるめの湯
GWごろには桜が開花し、遊歩道を散歩することもできる
新潟県南魚沼郡湯沢町三俣686
☎025・788・9911
料金/平日¥17,600〜
客室/22室
IN14:00 OUT10:00
里山十帖 THE HOUSE IZUMI
絶景露天風呂や大地の恵みを感じる料理で人気の宿『里山十帖』が、地域に点在する古民家を受け継ぐために、一日1組貸し切りの宿『里山十帖 THE HOUSE』を開業。その第1弾として、『里山十帖』から車で約12分の田園に囲まれた丘に、『IZUMI』が’21年10月にグランドオープンした。築150年の古民家の風情を生かしながらも、フルリノベーションしてアートワークや名作家具などを配したプライベート感たっぷりの宿には、1階にリビング、和室2間、カウンターキッチン、内湯と露天がひとつずつあり、2階がベッドルーム。滞在中は、『里山十帖』のラウンジや温泉施設などを自由に利用することもできる。南魚沼の里山ののんびりとした空気の中でくつろぎながら、地域の歴史や文化に思いを馳せてみたい。
露天風呂からは山々や棚田を見晴らせる。雲海が見られることも
立派な欅の梁を生かしたベッドルーム。天然素材の寝具で知られる「石田屋」のセミダブルベッドを導入
この地方で“おえ”と呼ばれる囲炉裏の間をリビングに。建築家ル・コルビジェ作のカッシーナのソファを配置
北欧デザインの巨匠フィン・ユール作のチェアも
庭では、雄大な景色に抱かれる気分に
夕食は『里山十帖』や近くの名店でいただくか、キッチンで調理する
新潟県南魚沼市天野沢家森山671の1
☎0570・001・810
¥54,340〜(1棟2名利用時の1名料金、サ込)最大7名まで利用可
www.satoyama-jujo.com/thehouse/
石川県のおすすめホテル
あらや滔々庵(とうとうあん)
魯山人も愛した静けさと湯が心と体をときほぐしてくれる
三十代の無名芸術家だった魯山人はこの山代の地で旦那衆と山海の珍味を味わいながら、芸術や美食、骨董の話を聞き過ごした。旦那衆が注文して支えた作品が多く残り、そのひとつが『あらや滔々庵』だ。
入口の山代温泉起源にゆかりのある八咫烏(やたがらす)の衝立(ついたて)から始まり、ロビーや廊下には書、器、篆刻(てんこく)などが日常の一部のように自然に置かれている。期間限定にはなるが、実際に魯山人の器でいただける特別なコースもあるという。それ以外にも、九谷焼や山中塗の地元作家の器を中心に、代々伝わる骨董や魯山人の器の写しなど、現代に生きる器をとりそろえ、恵まれた食材を目と舌、両方で楽しませてくれる。
明治天皇御幸行予定の際、釘一本も使わずに数年がかりで造られた離れを2022年に客室にリニューアル。部屋にいながらにして山代温泉の守神・服部神社の裏山の自然を感じることができる。魯山人作の額に「聞楽」(静けさを楽しむ)とあるように、この宿では「静けさ」がなによりの贅沢。心穏やかになると、美しいものもより敏感に響いてくるはず。
刻字看板制作を生業(なりわい)としていた魯山人。あらやの看板は昔は屋外で使われており、今はフロントに飾られている
暖流と寒流が交わり栄養豊富な加賀沖の中でも、身の入りや質ともに最上とされる橋立漁港で水揚げされたズワイガニ。魯山人作の『志野焼四方皿』に香箱ガニを撮影用に特別に盛っていただいた
1階ロビーに飾られた魯山人作『網代漆額(あじろしつがく)』。「泉質が一番いい」との評判を聞き逗留したという
こまやかな気くばりと穏やかな笑顔が素敵な女将の永井朝子さん。ここには格式のあるお宿にふさわしい本物のおもてなしの心がある
朝食は永平寺でも使われている山中塗・応量器で。湯豆腐とともに。朝食、夕食ともに食事は個室が用意されている
代々の大聖寺藩主ゆかりの特別室「御陣の間」の二段式の半露天風呂。壁には魯山人好みのタイルを使用
伝統を守りながらも進化する魯山人ゆかりの宿で静けさを楽しむ
離れの扉には今注目の現代画家、眞壁陸二さんの松林図が大胆に描かれている。眞壁さんの作品は露天風呂や個室食事処など、館内に多く飾られている
苔むしたスダジイを囲むように建てられた離れ
離れへと続く渡り廊下。ともる明かりが別世界へと誘ってくれる
寝室はモダンなローベッド。館内には現代アートがさりげなく飾られており、老舗の風格とモダンさのバランスが絶妙
100年以上たった主室は静かでゆったりとした時間が流れる
樹齢数百年の杉の木肌を眺めながら入る半露天風呂は唯一無二の存在感
魯山人も愛した静けさと湯が心と体をときほぐしてくれる
三十代の無名芸術家だった魯山人はこの山代の地で旦那衆と山海の珍味を味わいながら、芸術や美食、骨董の話を聞き過ごした。旦那衆が注文して支えた作品が多く残り、そのひとつが『あらや滔々庵』だ。
入口の山代温泉起源にゆかりのある八咫烏(やたがらす)の衝立(ついたて)から始まり、ロビーや廊下には書、器、篆刻(てんこく)などが日常の一部のように自然に置かれている。期間限定にはなるが、実際に魯山人の器でいただける特別なコースもあるという。それ以外にも、九谷焼や山中塗の地元作家の器を中心に、代々伝わる骨董や魯山人の器の写しなど、現代に生きる器をとりそろえ、恵まれた食材を目と舌、両方で楽しませてくれる。
明治天皇御幸行予定の際、釘一本も使わずに数年がかりで造られた離れを2022年に客室にリニューアル。部屋にいながらにして山代温泉の守神・服部神社の裏山の自然を感じることができる。魯山人作の額に「聞楽」(静けさを楽しむ)とあるように、この宿では「静けさ」がなによりの贅沢。心穏やかになると、美しいものもより敏感に響いてくるはず。
石川県加賀市山代温泉18の119
☎0761・77・0010
全17室(露天風呂つき11室、数寄屋風和室・ツインなど)
チェックイン14:00 チェックアウト11:00
JR加賀温泉駅から送迎バス・タクシーで10分
花紫
アラカルトで選べる懐石で、家族みんなが満足
山中温泉にあり、全客室が鶴仙渓の渓谷に面した北陸随一の絶景宿。加賀野菜や朝どれの新鮮な魚介などをふんだんに使用したアラカルト懐石、アニバーサリー用の特別なお菓子や地酒の演出など、この土地ならではのおもてなしが味わえる。
約50種類の季節のメニューから、好きな料理を自由に組み合わせられる「アラカルト懐石」。親子別々の懐石料理に、家族でたくさんの種類の料理を楽しんだり、おつまみ中心のメニューにしたり……自由に美味を楽しめる画期的なスタイル
石川県加賀市山中温泉東町1丁目ホ17の1
☎0761・78・0077
料金/¥36,000~
客室/27室 IN14:00 OUT11:00
施設/大浴場、展望露天風呂、
車椅子可、貸出用車椅子、バリアフリールーム、館内バリアフリー
アクセス/ JR加賀温泉駅から車で15分(無料送迎あり)
ハイアット セントリック 金沢
旅行にも、長期滞在にも。金沢駅すぐ近く
ホテル棟の1〜14階を占める『ハイアットセントリック 金沢』は、金沢の最先端情報をとりそろえて、旅をサポートするライフスタイルホテル。金沢の伝統工芸や歴史を反映した、コンテンポラリーなテイストの内装で、オールデイダイニングとルーフテラスバーを備えている。
『ハイアット セントリック 金沢』で最大の「カナザワスイート」は96㎡の広さ。リビングルーム、ベッドルーム、広々としたバスルームからなるゆとりの空間
金沢の伝統工芸や意匠にインスピレーションを受けたロビー
38㎡あるデラックスツインの客室。ソファベッドを備え、大人3名まで滞在できる
最上階の14階に位置するルーフテラス バー。バーカウンターからは窓の向こうに市内のパノラマが広がり、テラスからも金沢の街並みを眺められる
石川県金沢市広岡1の5の2「クロスゲート金沢」内
ハイアット セントリック 金沢
☎076・256・1234
全253室 ¥14,000~(1泊室料、税・サ別)
ハイアット ハウス 金沢
ホテル・レジデンス棟の3〜7階が、中長期滞在にも最適な『ハイアット ハウス 金沢』。客室にはキッチンなどがあり、館内にはランドリールームや必要な日用品を24時間販売するショップや、ソーシャルな共有スペースも。自宅にいるかのような快適さで、連泊やワーケーションをも満喫できそう。
『ハイアット ハウス 金沢』の「Hレストラン」。宿泊者は、朝食が無料
「キッチン スイート ツイン」は、キッチン、リビングとワークエリアつきダイニングがある約54㎡の客室
石川県金沢市広岡1の5の2「クロスゲート金沢」内
ハイアット ハウス 金沢
☎076・256・1235
全92室 ¥11,500~(1泊室料、朝食無料、税・サ別)
山梨県のおすすめホテル
星のや富士
湖の向こうにそびえ立つ富士山の美しさに心癒されて
アクティビティも豊富で快適にアウトドア体験!
レセプションに到着したら、アウトドアグッズが入ったリュックを受け取り、専用SUV車で直接自分のキャビンへ。テラスからは天候によって、絵画のように美しい富士山が眺められて感動的。
すべてのキャビンのテラスから、河口湖越しに富士の絶景が望める。夕暮れや朝焼けの中で赤や黄色に染まる山容はひときわ美しい。
白を基調にしたミニマムなキャビン。
秋冬の夕食は、ジビエ料理を屋外ダイニングで楽しむのがおすすめ。もちろん「山麓のしゃぶしゃぶ鍋」などの部屋食も選択可。オリジナルの木箱に入った朝食は、キャビンで朝の湖を前に味わって。
鹿やイノシシなど、ダッチオーブンで仕上げる野趣あるジビエ料理も美味。
また、自然の中でのアクティビティも多彩。半月や満月の夜限定「富士ムーンナイトピクニック」など、今なら一日1組限定でプライベートに満喫できる。
また、自然の中でのアクティビティも多彩。半月や満月の夜限定「富士ムーンナイトピクニック」など、今なら一日1組限定でプライベートに満喫できる。
クラウドテラスでは、自由に使えるチェアやハンモックでのんびりして。
焚き火ラウンジには、早朝から夜まで炎が灯される。
山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
☎0570・073・066(星のや総合予約)
¥67,000〜(1室1泊室料、税・サ別、食事別)
全40室
IN15:00 OUT12:00
長野県のおすすめホテル
ホテル ラ ヴィーニュ 白馬 by 温故知新
話題の白馬エリアに上質なリゾートが誕生
ウインターリゾートとして人気が集まる長野県白馬エリア。観光の拠点としても便利な繁華街エコーランドに、2024年12月19日『ホテル ラ ヴィーニュ 白馬 by 温故知新』が開業。5階建てのすべての客室が角部屋のマウンテンビュー。53㎡以上あるレジデンス仕様の客室では、ゆったりとくつろげる。レストランでは、旬の信州食材を使用したフレンチや鉄板焼きなど、多彩な料理をカジュアルに提供。日本ワインのそろえも充実している。この冬、友人や家族と出かけてみたい。
窓に北アルプスの絶景が広がる開放的なリビング。オープンカウンターのキッチンつき
落ち着いた雰囲気のレストラン
長野県北安曇郡白馬村大字北城字新田3020の1116
lavigne@okcs.co.jp
全38室
スタンダードツイン¥36,120〜(3名定員、3名1室利用の1名料金)
https://lavigne.by-onko-chishin.com
ホテル ドゥ ラルパージュ
フランスの邸宅を思わせる森の中の美しいホテル
『ホテル ドゥ ラルパージュ』は、長野県・蓼科に2024年3月開業。フランスの邸宅をそのまま森の中にもってきたかのようなホテルだ。建築や内装、レストランでの料理やサービスまで、すべてにおいて、オーナーがこれまで何度となく訪れたフランスで体得した“上質な日常”が具現化されている。家具や内装ディテールにはヨーロッパから取り寄せた選りすぐりの本物を用い、家具やアメニティなども細部にまでこだわる徹底ぶりだ。ラルパージュとは、アルプス地方の方言で「夏の高原の牧草地」という意味。蓼科の森で、フランス人の生活美学“アール・ド・ヴィーヴル”に浸る休日を過ごしてみたい。
スイートルーム#31のベッドルーム
建築デザインもフランス調
暖炉を備えた優雅なレセプションエリア
地元の食材を生かした食べ飽きないオーソドックスなフランス料理を提供
天井のアーチが美しい回廊
長野県茅野市北山4035の1820
☎0266・67・2001 全12室
¥209,000~(1室2名利用の1泊2食つき料金、税込、サ別)
㊡火・水曜(繁忙期除く)
BYAKU Narai《ビャク ナライ》(長野・奈良井宿)
江戸時代の面影を今に残し、一見、映画のセットにも見える奈良井宿。朝夕は、学生が通学する様子なども見られ、地元の人の暮らしが今も息づいているところがいい
江戸時代の街並みが生きて残る風情ある街の美食宿
江戸時代には「奈良井千軒」とも呼ばれ、約1kmと日本最長の宿場町として栄えた中山道の奈良井宿(ならいじゅく)。『BYAKU Narai』は、滞在を通して、奈良井の歴史と文化を体感できる、古くて新しい宿だ。木曽最古の酒蔵「杉の森酒造」の築200年の町屋をメイン棟に、4軒の町屋を古い趣を残しつつも快適に過ごせるように改修改築。土地の風土や魅力を五感で味わえる仕掛けや趣向が施されている。
お楽しみは、レストラン「嵓(くら)」でのディナー。8品の料理は、鯉、おやきなど、地域の伝統食材や食文化をテーマにしながら、新しい解釈や技法を加味したおいしさ。料理は、隣町の木曽平沢で作られた漆器で登場する。唇や手に柔らかな感触を感じながら料理を味わうと、ほっと心の底からほどけるような心地がする。ガラス越しに隣接する「杉の森酒造」の名を継承した酒蔵「suginomori brewery」が見えるのも粋なつくりだ。
山から清水を引き込んだ大浴場で湯につかるのは、まるで浄化の儀式のよう。夕方や早朝は、観光客がいない静かな通りをぶらりと散歩してみたい。ぐっすりと眠った翌朝は、野菜や発酵食材がたっぷりで、焼きたてほやほやの卵焼きがついた朝食が待っている。
玄関先には、酒蔵のシンボルである大きな杉玉が吊り下がる
街道筋には、山の水が湧き出す水場が6つもあり、地元の人々の憩いの場になっている。これはバーに置かれていた湧水を入れたボトル
客室では、木曽の季節を感じる小菓子がお出迎え。木曽漆器の中でも伝統的な技法である木曽堆朱(ついしゅ)を用いた器でどうぞ
コースから。季節ごとに木曽の風景を切り取り、料理として表現する「水明」のひと皿。水質のよいところでしか育たない、希少なシナノユキマスという川魚のお造り
本館「歳吉屋」の105号室。もともとの座敷にあった床の間、飾り欄間などを生かした和室。露天風呂つきで、広い庭も眺められる。アメニティ類や備品は、モダンな最新スタイル
日本酒と同じ山水を使用した温浴施設「山泉 SAN-SEN」
漆塗りのカウンターが印象的な「TASTINGBAR suginomori」。長野産の希少なワインを楽しむことも
酒蔵「suginomori brewery」の出荷作業場で試飲ができる「sagyobar」。
酒蔵から線路を渡って、徒歩1分。3タイプの日本酒「narai」を試飲、購入もできる。奈良井宿の歴史と現在をしっかりとつなぐ味わいだ。試飲は¥1,000
Data
長野県塩尻市奈良井551
☎0264・34・3001
本館・歳吉屋¥80,000〜(1室2名利用時の1室料金、2食つき、税込)全16室
IN15:00 OUT11:00
アクセス/JR中央本線奈良井駅より徒歩5分。車なら、塩尻ICより35分
https://byaku.site/
BYAKU Narai
旧宿場町での話題のステイがより贅沢に進化
江戸時代の宿場の面影を、今も色濃く残す奈良井宿。’21年に2棟の歴史的建造物を改築し宿泊施設として開業した『BYAKU Narai』に、新しく2棟4部屋が、2023年8月オープン。
3部屋がある「島茂屋」は、木曽の山々を望むテラスに高野槙の半露天風呂を備える客室など、贅沢でゆとりあるつくりが魅力。また、レストラン「嵓 kura」のディナーを部屋食にアレンジしたメニューを、ゆったりと堪能できるのもいい。一棟貸しの「かね上かみ屋や」はプライベートサウナつき!
白木の心地よいテラスに半露天風呂を備える島茂屋114号室
広い居室のほかダイニングルームもある
夕食は地元木曽産の漆塗りの器で提供
ラ・メゾン軽井沢
まさに理想の別荘! 旧軽井沢のサロン的空間
今、軽井沢に別荘をもつならこんな家にしたい!と思わせるのが『ラ・メゾン軽井沢』。フランスと軽井沢の二拠点生活をするオーナーが、’20年に本格オープンした貸別荘だ。緑を眺めて、たまに散歩したり本を読んだり。避暑地としての本来の軽井沢の魅力を感じながら、豊かなライフスタイルについて考えてみたくなる。オーナーの“アール・ド・ヴィーヴル”(暮らしの芸術)が生きた空間は、軽井沢在住者の文化や芸術の交流の場としても用いられている。
カラマツやモミジの木立に囲まれてたたずむ『ラ・メゾン軽井沢』。オーナーによるアート、軽井沢の歴史を探るイベントも開かれ、文化的空間としても魅力的。
ガラス越しに心地よい自然光が入るダイニングで、ゆったりとお茶を。調度品のセンスがよく、自宅の食卓、インテリアの参考にしたいほど
旧軽井沢のテニスコートや旧松方家別荘のすぐ近くに位置している
隣接する「エスタミネOctave」はキッチンとカウンターが備わるサロン。宿泊者は、予約制で朝食や夕食、バータイムを楽しめる
ツインベッドの客室が2室、モダン和室が1室あり、計6名が宿泊可。三世代の家族旅行にもおすすめ
陽光がたっぷりと射し込むリビング&ダイニング。薪ストーブもあり、フルキッチンには調理器具や食器も豊富
バスアメニティは、メゾン マルジェラの「レプリカ」
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢965の1
☎090・8684・3586
料金/一棟2名利用¥88,000〜(予約は基本2泊から6名まで利用可)
IN15:00〜17:00 OUT11:00
施設/エスタミネOctave(通常は紹介制。宿泊者は優先的に予約利用可)
アクセス/JR北陸新幹線・軽井沢駅から車で約5分
https://www.lamaison-karuizawa.com
森の離れ
シンプルを極めたヴィラで、気ままに過ごす一日を
’20年9月にオープンした『森の離れ』は、シンプルでミニマムな造りが魅力の贅沢空間。別荘地に立つ5棟の平屋建てヴィラは、最小でも81㎡の広さで、いずれも可能なかぎりの外壁が天井から床まで大きなガラス張り。外と内とが溶け合い、室内にいても、緑の中にいるような開放的な気分になれる。テーブルなどの家具やキッチンもすべてオーダー仕様。各棟には寝室が2室または3室あるので、家族や友人たちと、気軽にパーティ気分で滞在するのにもぴったり。
「貫の間」のリビングダイニング。建築デザインは、注目の建築家ユニット「TNA」によるもの。棟によって、4名あるいは7名まで泊まれる
「集の間」のベッドルーム。寝室の壁もガラスでシースルー。バスアメニティは「イソップ」と「モルトンブラウン」の両方をバスルームとシャワールームに備えている
シースルーな建築に泊まって、まるで森の中にいるかのような滞在を
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1044の1
☎0267・31・5289
料金/1室¥60,000〜(棟により7名まで利用可)
IN15:00〜18:00 OUT10:00
アクセス/JR北陸新幹線・軽井沢駅から車で約5分 https://morinohanare.airhost.co/ja/houses/200330
ホテルインディゴ軽井沢
カジュアルにして上質。高原リゾートホテルの最新
『ホテルインディゴ』は、世界各地でその地元ならではの文化や食、コミュニティを軸にした魅力を発信するライフスタイル・ブティックホテル。『ホテルインディゴ軽井沢』は、国内で2軒目のインディゴだ。広い敷地には庭や池を囲むようにしてロビー棟、スパ棟、レストラン棟と3棟の宿泊棟が点在。天井が高く広々としたオールデイダイニング「KAGARIBI」では、薪火を用いたオーセンティックなイタリアンを提供する。スパ棟には、タイ発祥の名門スパ「ザ・スパ by HARNN」が入り、炭酸泉を満たした広い半露天風呂つきの大浴場ではゆったりとリラックスできる。客室や館内には、軽井沢をモチーフにした明るい色調のアートピースがちりばめられているのも、ホテルインディゴらしい特徴だ。夏はガーデンで篝火(かがりび)を囲みながら、地ビールやオリジナルカクテルで乾杯するのも楽しみ。肩の力を抜いてリラックスしながら、軽井沢らしい高原リゾート気分を楽しめるホテルだ。
オールデイダイニングの「KAGARIBI」は、外来ゲストも利用可。犬連れで利用できるテラス席も用意されている
赤々と燃える暖炉の火に心ぬくもるロビー。ラウンジスペースを兼ねていて、ここではお茶もできる。レセプション上のアートピースは、染織家の佐伯和子作
ランタンのオブジェが印象的な、スパ棟のエントランス。2階に上がると「ザ・スパ by HARNN」、左手が大浴場
バスルームから外が眺められるリバービューの客室
人気の2皿。地元産の季節の野菜をたっぷりと盛り込んだ「KAGARIBIインサラータ」¥2,300と味わい深いソースの「薪窯ラザニア」¥2,600
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18の39
☎0267・42・1100
料金/スタンダードツインガーデンビュー¥37,000〜(2名1室利用1泊1室、朝食つき)
IN15:00〜24:00 OUT11:00 全155室
アクセス/JR北陸新幹線・軽井沢駅から車で約10分
https://karuizawa.hotelindigo.com
SHISHI-IWA-HOUSE KARUIZAWA
屋内外を大胆につなぐ、坂茂設計の建物でリラックス
設計は、再生紙の紙管を用いたシェルターでも世界的に知られる建築家・坂茂。独特な木造パネル工法で建てられた隠れ家のようなブティックホテルは、敷地に植わる木々に沿って有機的な曲線を描くユニークな建物だ。館内には氏自らが設計あるいはセレクトした家具が備わり、そのディテールを体感できるのも興味深い。屋内と外とがひと続きに感じられるグランドルームは、宿泊者みんなの共有スペース。軽井沢の自然に溶け込むような滞在を楽しんで。
中庭に面したグランドルームには、アルヴァ・アアルトによる家具や杉本博司の写真作品も
紙管で作られた椅子にも座ってみたい
ライブラリーの壁にかかるのはギュンター・フェルクのペインティング
アメニティ類は、オーガニック竹歯ブラシをはじめ環境に配慮した特注
「ししいわハウス軽井沢No.1」のクラシックルーム。ベッドのヘッドボードにも紙管を利用している。開業は’19年で、’22年7月には、坂茂設計による「ししいわハウス軽井沢No.2」がオープン予定。ゲストは「BAR WINE&WHISKY」とレストランを備えた「No.2」で朝食を楽しめる
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2147の768
☎0267・31・6658
料金/SSH No.1クラシック¥49,280〜(2名1室利用1泊1室、朝食つき)
IN15:00~20:00 OUT11:00 全23室
アクセス/JR北陸新幹線・軽井沢駅から車で約15分
https://www.shishiiwahouse.jp
ししいわハウス軽井沢No.2
話題のブティックホテルに新しい客室と施設が
軽井沢・千ヶ滝に、2018年に開業したNo.1に続いて、『ししいわハウス軽井沢No.2』が’22年7月にオープン。No.1と同じく世界的建築家の坂茂氏による建築・デザインで、建築とランドスケープの一体感を味わえるのが魅力だ。1階を占めるのは、檜風呂やテラスを備える客室。2階にはモダンフレンチを楽しめる「ザ・レストラン」や「ザ・ワイン&ウイスキー・バー」があり、食事だけの利用もできる。世界最高峰レベルのコレクションがそろう写真ギャラリーも見もの。
オープンエアのアプローチから2階のパブリックスペースやレストランへ自然と建築をつなぐ
客室は1階に
周囲の緑に溶け込むようなデザインのレストラン
金宇館
口コミをくださった方:アートライター&エディター・大輪俊江さん
美ヶ原温泉に昭和初期に建てられた温泉旅館の木造建築を、’20年にリノベーション。モダンかつ簡素なたたずまいが日本建築の美しさをきわだたせる。建築に合わせた特注の家具、松本民芸家具、宿に伝わった古い塗り物で供される食事など、工芸好きの親との松本旅で泊まってみたい。至れり尽くせりの派手さはないが、若いご夫婦の心づくしのもてなしがうれしい。
古さと新しさ、くつろぎと洗練が素敵に調和しています。地元作家の家具・工芸品がさりげなく使われ、工芸の街・松本らしさがそこここに(大輪さん)
宿入口の目印になっている大きな松など、庭園の美しさも宿の見どころ。写真は、部屋の2方向が庭に面した別館1階の客室「辻堂」。懐かしいガラス戸を彩る庭の緑に心癒される
食事は1階のダイニングでいただく。リノベーション前からファンの多かった料理は、地産の食材をていねいに調理した滋味深いもの
長野県松本市里山辺131の2
☎0263・32・1922
料金/¥22,000~(サなし、入湯税別)
客室/9室 IN15:00 OUT11:00
施設/露天風呂、貸し切り風呂
アクセス/JR松本駅から車で約15分、長野自動車道・松本ICから約25分
緑霞山宿 藤井荘
渓谷の新緑パワーみなぎる中、リラックスしながら名物料理とお湯を
標高900mの国立公園の中にあり、松川渓谷沿いに立つこちら。紅葉の美しさで有名だが、一番のおすすめは木々の生命力あふれる初夏だ。20mにもおよぶロビーの大窓は春~秋の季節は全面開放され、渓谷一面の新緑の美しさ、風を肌で感じて、川のせせらぎの音、自然の匂い、などなど五感を存分に癒してくれる。
ここにしかない楽しみのひとつは、長年愛されている名物「ぽんぽん鍋」。地元の山菜や野菜をシンプルにオイル揚げしたもの。素材のうま味が凝縮され、驚くほどさっぱりしており、親世代にも優しい量と味だ。長野県産のレアワインや日本酒などとマリアージュするのも楽しい。
宿に入るとまずここ「絶景ラウンジ」でお茶を。ロングカウンターからのパノラマビューが一瞬にして別世界に連れていってくれる
個室料亭となっており、家族水入らずで食事を味わえる。朝食も1時間かけてゆっくり味わえる
全室渓谷に面して、お部屋からも目前に自然を満喫できる
上信越高原の山々に囲まれた秘湯・山田温泉の元湯は、二百余年におよぶ名湯
藤井荘で考案された「ぽんぽん鍋」。厳選した油で、衣も細かく、何本でも食べられる軽さ。ほかのお料理や器も趣味がいい
長野県上高井郡高山村山田温泉3563
☎026・242・2711
料金/¥30,800~(サ・税込)
客室/24室 IN15:00 OUT11:00
施設/露天風呂つき大浴場
アクセス/JR長野駅より特別送迎タクシー約40分、要予約(片道¥5,500)。または長野電鉄・須坂駅下車、タクシーで約20分
BYAKU Narai
中山道・木曽路の標高約900mに位置し、にぎわいを見せていた奈良井宿。今も往時の面影を色濃く残す町並みが、1㎞余りにわたって続く。
『BYAKUNarai』は、200年以上もの歴史ある2棟の古民家を改築・再生した分散型ホテル。昔の構造や意匠を生かした客室は、すべての間取りやデザインが異なる造り。タイムスリップ気分を味わいつつも、水回り、アメニティなどは最新のものを備えている。
レストラン「嵓 kura」では、プロデュースに『傳(でん)』の長谷川在佑氏を迎え、地元の気候風土が育んだ食材を用いて、地域に受け継がれた生活文化や食文化を紐解く、新しい食体験を。ホテルには関連施設として温浴施設やバー、酒蔵もあり、滞在しながら奈良井宿の魅力を存分に満喫して。
『BYAKUNarai』は、200年以上もの歴史ある2棟の古民家を改築・再生した分散型ホテル。昔の構造や意匠を生かした客室は、すべての間取りやデザインが異なる造り。タイムスリップ気分を味わいつつも、水回り、アメニティなどは最新のものを備えている。
レストラン「嵓 kura」では、プロデュースに『傳(でん)』の長谷川在佑氏を迎え、地元の気候風土が育んだ食材を用いて、地域に受け継がれた生活文化や食文化を紐解く、新しい食体験を。ホテルには関連施設として温浴施設やバー、酒蔵もあり、滞在しながら奈良井宿の魅力を存分に満喫して。
古民家ならではの高い天窓や客室露天風呂を備えるroom101。
伝統建築の柱や梁を利用したメゾネットタイプのroom110。
かつて酒造業を営んでいた『歳吉屋(トシヨシヤ)』の商家と母屋などを、往時の雰囲気を可能なかぎり生かして今に再生。
隣接する提携施設のひとつ「山泉 SAN SEN」は、山の湧水を引き込んだ温浴施設。宿泊者は無料で利用できる。
レストラン「嵓 kura」は、旧杉の森酒造で酒造りが行われていた場を飲食空間として再生。レストラン内からは新しい酒蔵もガラス越しに見える。
軽井沢プリンスホテル ウエスト
軽井沢駅から至近の「軽井沢プリンスホテルウエスト」がリニューアル。新しい客室棟プレミアムウイングと温泉棟が'21年4月にオープンした。自然とのつながりを重視したカラーデザインの客室には、緑を眺めるテラスを設置。電源なども使いやすい位置にあり、ワーケーションにも適した室内デザインが特徴。コネクティングルームも多いので、家族やグループでの滞在にも向いている。プレミアムウイングからつらなる温泉棟は、もみじ山を望む露天風呂も快適。
客室は、軽井沢の町鳥、アカハラをアクセントにしたツインルーム。
温泉棟「MOMIJI HOT-SPRING」
木の香りが心地よいサウナも設置。
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
☎0267・42・1111
プレミアムウイング70室 ¥22,068〜(2名1室利用の1名料金、夕朝食つき) https://www.princehotels.co.jp/karuizawa-west/2021renewal/
ホテル鹿島ノ森
旧軽井沢にある1万坪の広大な敷地にたたずむ『ホテル鹿島ノ森』。前身となるホテルが開業した1956年から軽井沢の発展とともに親しまれてきたホテルが、'21年7月にリニューアルオープン。森に溶け込むような外観はそのままに、客室の内装や水回りなどをリニューアル。アースカラーで統一された客室は、風格と落ち着きを感じさせる。一帯は、明治大正期に先人たちが苦心して植樹した美しい森の面影をとどめる別荘地。避暑地としての軽井沢の真髄を味わって。
野鳥やリスがたわむれる閑静な軽井沢らしい緑の中でティータイムを
スタンダードルームの客室
客室の大きな窓からは一面に広がる木々を望める
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1373の6
☎0267・42・3535
全50室
リニューアルオープンプラン¥27,075~(2名1室利用の1名料金、フルコースディナーと朝食つき)
’22年1月3日より冬期休館
Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN
標高1200mの絶景の地に広がるラグジュアリーグランピング。3食とワインペアリングなどがオールインクルーシブで、地産地消のイタリア料理もおいしい。自然派アクティビティも充実。長野駅とホテル間の無料送迎サービスあり。
ダイニングテントでいただくイタリア料理のディナーは、新進気鋭のシェフによる自信作。食後は、焚き火バーで飲み物を片手に、心静かに過ごしたい。朝食は、自室で。オープンエアな施設で、贅沢かつプライベートに過ごせる宿には、自宅から車で直行するリピーターも多い。
夕方は絶景を前にアペリティフを楽しんだあと、地産食材を使ったイタリア料理のコースを堪能。
長野県北安曇郡白馬村北城4487の4 八方尾根・北尾根高原内
☎090・2524・4555
¥70,000〜110,000(1泊1名料金、3食〈フルコースディナーとワインぺアリング、朝食、ランチボックス〉、飲み物、長野駅からの送迎つき、税別)
全8室(テントルーム7室、住箱スイート1室)
IN14:00〜16:00 OUT10:00
営業期間/ 6月上旬〜11月上旬
トゥインラインホテル軽井沢
シェアスペースやレストラン、デリも充実
気軽に使えてステイもできるライフスタイル型ホテル。ロビーやラウンジなどのシェアスペースでは、自由な時間を楽しんで。コンパクトながら使い勝手がいい客室では、プライベートなくつろぎを。
ラウンジにはデリやバーもあり、レストランは、渋谷スクランブルスクエア内にあるスペイン王室御用達レストラン『José Luis』が、信州の食材を生かしたモダンスペイン料理を提供する。レストランやデリだけでも利用できるのがうれしい。
THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田
自然と美食を味わう森のグラン・オーベルジュ
“森のグラン・オーベルジュ”をコンセプトに、焚(た)き火を囲み、屋外で食事をして、土地の恵みを味わいつくす「ターブル・ナチュール」の趣向や、思い思いの時間を過ごすためのコンシェルジュも充実。フランス料理のメインダイニングのほか、HIRAMATSU HOTELSでは初となるオールデイダイニングも設置している。客室は、ヴィラ9棟と本館28室からなり、すべての客室にテラスと半露天温泉風呂を完備。テラスから続くガーデンにドッグランを設けたドッグヴィラスイートなど、部屋タイプも多彩。自然の中に身を置いて、土地の魅力と美食とを存分に味わえる進化型のオーベルジュだ。
3階と4階に位置する眺望のよい「御代田スイート」。
館内でもすばらしい眺望を誇る5階のオールデイダイニング。テラスでは、高原のさわやかな空気に包まれてのアペリティフや食事も楽しめる。
ヴィラには、ミニキッチンやダイニングテーブルも設置。
森の中でのさまざまな食体験「ターブル・ナチュール」も充実。
浅間山のふもと、6万㎡を超える広大な敷地に、わずか37室を展開。
高原野菜からジビエまで数々の信州産食材を用いた美食を存分に。
長野県北佐久郡御代田町大字塩野375の723
☎0267・31・5680(開業までは平日9:00~18:00)
デラックスツイン ¥58,000
(2名1室利用の1泊1名料金、夕朝食つき)ほか
静岡県のおすすめホテル
GORA KADAN FUJI(強羅花壇 富士)
霊峰富士のパワーに満ちる至高のラグジュアリー旅館
和服姿のスタッフが恭(うやうや)しく出迎えてくれる玄関を抜け、ロビーへと進むと、そこで真正面に対峙するのは、優美なフォルムの富士山。’25年7月に開業した『GORA KADAN FUJI』は、富士山を眺める宿ではなく、霊峰富士に抱かれる宿。ラウンジや富士見台、大浴場や一部の客室からも、富士山をすぐ間近に感じることができる。ここは、滞在しながら土地の魅力とパワーを存分に満喫できる、21世紀流に進化した日本旅館だ。
箱根の「強羅花壇」を彷彿させる柱廊や天井の高い開放的な空間など、建物としてのつくりは、世界標準のスモールラグジュアリーホテル。加えて、神代杉や檜、無垢の白木などの建材や、名栗仕上げの床、網代天井など空間のしつらえは、純粋な日本旅館の極み。ホテルのような使い勝手ながら、館内は端正かつ凛とした和の美意識に貫かれている。プールやジムなどのウェルネス施設も備わっていて、スパも大浴場も、和モダンを極めたつくりとデザインが心地よい。宿泊の際は、事前予約でチェックインの前に、スパで橘の香りに包まれるトリートメントを受けるのもおすすめ。畳敷きの客室では、スタッフが抹茶とお菓子でもてなしてくれるのもうれしい。夕食は、懐石料理、カウンター割烹、鮨、鉄板焼きからお好みで。客室によっては、懐石料理や朝食を部屋でゆったりといただくこともできる。日本旅館ならではの贅沢な時間だ。
心地よい寝具でぐっすりと寝たら、翌朝はちょっと早起きをしてみたい。天候がよければ、朝日に照らされた美しい赤富士を目(ま)の当たりにできるかもしれない。
「ルーフトップ貴賓室『花』」の広縁からは、まるで一幅の掛け軸のように、真正面に富士山を眺望する
暖炉があるラウンジからは、富士山頂から愛鷹山(あしたかやま)へと続く稜線をパノラミックに一望
インフィニティ風呂つきスタンダードスイートの客室。スタンダードスイートには、青森ヒバ、御影石など素材が異なる内風呂が備わる。露天風呂つきや庭がある客室、ペット可の離れなど客室の種類は多様
露天と内風呂を備えた大浴場。富士山の地下から湧き出る天然アルカリ温泉で、心身をゆったりとほぐして。サウナ施設も充実
湯上りサロンでは、アートブックを見ながらマッサージ機でのんびりしたい
廊下には、芸術家・杉本博司氏が手がけたアートが
本鮪をさっと揚げたカツレツにキャビアを合わせたシグネチャーなひと皿。カウンター割烹では季節の味覚を贅沢に味わえる
静岡県駿東郡小山町須走110の1
TEL.0550・75・5551
TEL.0120・131・331(強羅花壇 宿泊予約センター)
全42室
インフィニティ風呂つきスタンダードスイートキングベッド¥67,500〜(2名1室利用の1泊1名料金、2食つき、サ込)
WEAZER(ウェザー)西伊豆
100%自然エネルギーで過ごす一日1組の絶景ステイ
駿河湾を望む西伊豆・戸田にある『WEAZER西伊豆』は、新世代型の宿泊施設。既存のインフラから切り離されて、太陽光から電気を、雨水から水を自給するオフグリッド型居住モジュール「WEAZER」を活用し、100%自然エネルギーでの滞在を体験できる。目の前に広がる海や周囲の緑と一体になれる時間を、最新テクノロジーを利用した環境に優しい施設で過ごせる宿泊体験は、世界でも先進的。夕食と朝食は、土肥にある「ロクワット西伊豆 本館」で地産地消のイタリアンを楽しんで。夜は、晴れていれば満天の星空の下、静かで特別な時間を過ごすことができる。
76㎡の広さの客室には、オリジナルデザインのソファやミニキッチンを備える
テラスにはデッキチェアを設置。駿河湾に沈む美しい夕日を眺めながらくつろいで
水盤をめぐらせたテラスには露天風呂があり、海につながるような気分で湯浴みを楽しめる
『WEAZER西伊豆』は、西伊豆の戸田舟山集落の丘に立つ施設。将来的には、このエリア全体をオフグリッドエリアにする計画も
一日1組のみが滞在できるヴィラ
静岡県沼津市戸田2592の1
☎0558・79・3172
¥130,000〜(2名1室利用の1室料金、夕朝食つき)
※「ロクワット西伊豆 本館」までは送迎あり
https://weazer.jp
富士スピードウェイホテル アンバウンド コレクション by Hyatt
車と、愛犬と、富士山と。休日を満喫できるホテルが誕生
アンバウンド コレクション by Hyattは、独自の感性と美意識で、唯一無二の魅力をもつプレミアムホテルをキュレーションしたホテルブランド。'22年10月、日本初のアンバウンド コレクションとして『富士スピードウェイホテル』が開業した。レース観戦ができる富士スピードウェイに隣接しており、1〜2階にはレーシングカーを展示するミュージアムも設置。ロビーや約半分の客室、富士大御神(ふじおおみか)温泉の大浴場からは、富士山の美しい雄姿が眺められる。ホテル棟に3室、離れのヴィラ5室にドッグフレンドリールームもあり、愛犬と一緒のステイが楽しめることでも話題となっている最新ホテルだ。
富士山ビューのデラックスルーム
隣接するウエルネス棟には、富士山を眺める温泉浴場とスパ、屋内プールとジムを完備
広々としたロビーラウンジ。レストランは、4カ所ある
ヴィラ5室には、大型犬も利用できるケージと庭を設置
ロクワット西伊豆 SUGURO邸
一日1組限定の別邸でプライベートにくつろいで
西伊豆・土肥で江戸時代から続く邸宅や蔵を改築した、一日2組限定の宿『ロクワット西伊豆』に、新しく別邸「SUGURO邸」がオープン。本館から車で3分ほどに位置する、築100年ほどの古民家を改築した180㎡を超える広さの別邸では、周囲の緑や庭を間近に感じながら、ゆったりとくつろげる。夕食は本館でイタリア料理を、朝食はフルキッチンを備える客室内で提供。夜はリクエストしだいでバーテンダーを呼べるので客室がプライベートなバーに早変わり!
小川に面したテラスを備える、のびのびとしたリビング
伊豆の山々を望む露天風呂は、肌当たりのよい十和田石製
門扉を開けると広い庭と別邸が
あさば
口コミにご協力くださった方
フードジャーナリスト・北村美香さん
ファッションエディター&プロデューサー:東原妙子さん
フードジャーナリスト・北村美香さん
ファッションエディター&プロデューサー:東原妙子さん
修善寺の名旅館として名高い『あさば』。客室の空間は清潔という以上にすがすがしいほどで、宿に着いた瞬間から「気」のよさが感じられる。伊豆の山海の季節ごとの幸を盛り込んだ料理は奇をてらわず、正統派のおいしさ。源泉かけ流しの部屋風呂はもちろん竹林と池に臨む野天風呂も心地よく、最高の親孝行がかなうはず。
インテリアの足し算・引き算が絶妙で、とても落ち着けます。広い池に面したお部屋で過ごす時間は静寂そのもの(東原さん)
お料理もしつらえも“すべてが行き届いている”という日本旅館のひとつの理想形。親世代も必ず心満たされます(北村さん)
旧大聖寺藩主から寄進されたという能舞台「月桂殿」。夜の池に映り込むその様は、こちら独特の厳かな水景。名だたる芸術家による能、狂言などの公演が催される「修善寺藝術紀行」とあわせた宿泊は、必ずや一生の思い出に
静岡県伊豆市修善寺3450の1
☎0558・72・7000
料金/¥51,850~(サ・入湯税込)
客室/16室
IN14:30 OUT11:30
施設/露天風呂、内風呂
アクセス/JR三島駅から伊豆箱根鉄道で約35分、伊豆箱根鉄道・修善寺駅から車で約7分
あさば はなれ天鼓
庭、伝統建築、露天風呂……すべてを極めた別格の離れへ
聚楽(じゅらく)壁、柾目(まさめ)の整った吉野杉の天井、名栗(なぐり)の床など、部材も技術も伝統の最高峰を集め、細部にまでこだわった建築がなんとも見事。内風呂もガラス越しに庭を眺められ、露天風呂は庭に溶け込むような造り。お祝いや記念日の特別なしつらえにも対応してもらえ、居室の低い座卓は、高いテーブルと椅子に替えることも可能。また天鼓のみ、未就学児の宿泊ができる。極上の空間とおもてなしに、親子ともども忘れられない時間になりそう。
高野槙を用いた源泉かけ流しの露天風呂。柔らかなお湯につかりながら、欅や紅葉、山桜が植わる庭園美をひとりじめに
離れの料理は食材もメニューもさらに豪華に
12.5畳+4畳+12.5畳の寝室+広縁+テラスを備えた「はなれ天鼓」。小川のせせらぎを耳にしていると、まるで別世界へと誘われるよう。この庭も離れのゲストだけが目にできる
「はなれ天鼓」のみツインベッドを備えている。シーツ類はスーピマ綿。しなやかで最高の肌ざわり
アメニティには、英国製オーガニックスパブランドのバンフォードを備える
静岡県伊豆市修善寺3450の1
☎0558・72・7000
料金/¥275,150〜(サ込)
客室/16室 IN14:30 OUT11:30
施設/露天風呂、内風呂
アクセス/JR三島駅から伊豆箱根鉄道で約35分、伊豆箱根鉄道・修善寺駅から車で約7分
伊豆ホテル リゾート&スパ
地中海風洋食を提供する「WAVE」では、予約時に希望すれば鉄板焼きの特別コースもOK。食事の量も早さも、好みでお願いできる
温泉大浴場「ONSEN 深湯露天」は、浴槽内のベンチに座ると肩までつかるくらいの深さ。並んで座って母娘でおしゃべりするのも楽しい
26室のすべてがオーシャンビュー。テラスにはかけ流しの温泉露天風呂を備え、客室でも海と空を眺めながら温泉を楽しめる
客室はハワイのリゾートホテルを思わせる上質なインテリア
静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1457の30
☎0557・22・5151
「リゾートパーク伊豆あたがわ」別荘地内
料金/¥39,750〜(サ込)
客室/26室 IN15:00 OUT11:00
施設/大浴場、スパ、足湯、メインダイニング、割烹カウンター、デリ、カフェなど
アクセス/JR東京駅から特急踊り子号で約2時間20分、伊豆急行・伊豆熱川駅から無料送迎車で約15分(予約制)
GLAMDAY VILLA 海森風
親戚一同でファミリーギャザリングステイ
熱海の高台にあり、自然を満喫しながら一日1組限定で各々が望むかたちを実現する別荘スタイルのラグジュアリーリゾート。バトラーのサービスを受けながら、家族の団欒(だんらん)を楽しめる。LDK、テラスのほかに個室露天風呂もある大小4つの部屋があり、最大11名まで宿泊できる。
パノラマに大きく開かれた窓からつながるテラスは、太平洋、初島、大空と森を望む絶景。夕暮れ時には暖炉に火をつけてくつろぎたい
日の出も満喫
グランディスタイル(食つき)ではリビングでピンチョスを楽しみ、ダイニングではメイン料理の金目鯛のしゃぶしゃぶを
日の光を感じられる和室とベッドルームからなる「庭の間」は美しい庭につながる
静岡県熱海市西熱海町1の22の5
☎0570・0117・22
料金/¥231,000〜(1泊2名利用の1棟料金、夕朝食つき)※4名利用の場合¥286,000〜(1人¥71,500〜)
客室/1棟貸し切り(1日1組)
施設/天然温泉、キッチン、食器、暖炉、サウナ、バーベキューグリル、
エレベーター、車椅子手配可能
アクセス/熱海駅、来宮駅より無料送迎あり(要事前連絡)
伊豆マリオットホテル 修善寺
ワンちゃんも一緒に満喫するステイ
伊豆の森に抱かれ修善寺の湯を楽しめる温泉ホテル。富士山や天城連山を望める露天風呂つきの部屋もある。愛犬とともに過ごせるドッグフレンドリーガーデンスイートには温泉浴室、扉つき寝室、広いテラスつき。ほかにも犬連れOK客室(温泉、テラスはなし)は2タイプあり。
静岡県伊豆市大平1529
☎0558・72・1311
料金/ドッグフレンドリースーペリア
¥15,730〜、ドッグフレンドリーガーデンスイート¥25,894〜(ともに朝食つき)
愛犬1頭につき¥5,500、2頭目以降は¥2,200。
客室/21室(全128室)IN15:00 OUT11:00
東府や Resort & Spa-Izu
自分の客室でプライベートにヨガセッション
吉奈川のほとりに宿泊棟や温泉、カフェ、資料館などが点在する和のリゾート『東府や』。新しく登場した「お部屋でヨガ付き宿泊プラン」は、自分たちがステイしている客室で、ヨガ講師がマンツーマンでガイドしてくれるウエルネスプラン。まわりの人を気にすることなく自分たちのペースでゆったりと体験できるので、ストレスフリー。女子旅はもちろん親子旅にも向いているプランだ。レッスンは基本的に宿泊日の午後。夜や翌朝に希望の場合は相談を。
大浴場も客室のお風呂もアルカリ性のなめらかな温泉
ヨガセッションは客室タイプにより風を感じるテラスや畳敷きの室内で
絵になる渡り廊下
静岡県伊豆市吉奈98
☎0558・85・1000
全30室 お部屋でヨガ付き宿泊プラン ¥34,000〜(1名料金、夕朝食つき、入湯税別)
※ヨガレッスンは宿泊日の15〜17時の間の約50分
www.tfyjapan.com
ふふ熱海 木の間の月
内装はレジデンシャル風の落ち着いたデザイン。すべての客室には、プライベートガーデンテラスと自家源泉の露天風呂があり、室内にはバーコーナーも備わっている。プライベートガーデンテラスは、暖炉のあるテラス、ベッドルームからつながるテラスなど部屋によってそれぞれに異なるのも楽しい。クロゼットも広いので、長期滞在にも向いたつくりだ。食事処の「鮨割烹 海の悠波(ゆうは) 」は、ゆとりあるカウンターのほか個室も2室あり、プライバシーが保てる。ほかのゲストと出会うことなく、リラックスできる配慮がうれしい宿だ。
ふふラグジュアリープレミアムスイート「宵月」のプライベートガーデン。露天風呂のあとは、風を感じながらリラックスを。
ふふラグジュアリープレミアムスイート「天満月」のリビングと寝室。約174㎡の広さは別荘気分。客室名は、月に由来するネーミング。月明かりのようなロマンチックな照明も工夫されている。
それぞれの部屋に趣の異なるバーコーナーが備わる。
鮨と季節の料理を織り交ぜて提供する「鮨割烹 海の悠波(ゆうは)」。伊豆半島近海でとれる“とろ金目”を、さまざまな調理方法で味わって。
ロクワット西伊豆
「一の蔵」は、昼はエステ、夜はバー空間に。「二の蔵」と「三の蔵」は、それぞれ一棟貸しでの宿泊棟。客室は江戸時代から残る蔵の重厚感を残しつつも、快適に滞在できるように整えられている。アメニティやお茶も特産の枇杷を用いたものでユニーク。ディナーでいただくイタリアンは、西伊豆の食材を生かした素直で豊かなおいしさ。ジェラートは食べ放題というのもうれしいし、朝食には焼きたてパンが登場する。西伊豆の歴史と豊かさを五感で味わえる旅先だ。
古民家の美しい梁を生かした造りの「二の蔵」。約40㎡の客室に約47㎡ものテラスを備える
土肥の中心に立地。レストランやジェラテリアがある母屋は庭園に抱かれた造り
母屋の裏手にある白壁の蔵が宿泊棟。
広いテラスには、源泉掛け流しの温泉露天風呂を備える。土肥温泉の柔らかなお湯が心地いい
北鎌倉に本店を構える『タケル・クインディチ』が、新たに『アロマフレスカ』の元料理長を迎えたイタリアンレストラン。古い邸宅の意匠を可能なかぎり生かしている
裏庭には土肥ならではの「白枇杷」の木々が植わる。ロクワットとは、枇杷の意味
静岡県伊豆市土肥365
☎0558・79・3170(代表)
¥115,000〜(1棟2名利用の1泊料金、ワインつき夕食・朝食つき、ジェラート食べ放題、ミニバー無料など含む)
福井県のおすすめホテル
歓宿縁 ESHIKOTO
永平寺にも近い田園地帯で福井の文化と食を満喫
JR福井駅からえちぜん鉄道で、約25分。永平寺口駅からは送迎車で約5分。『歓宿縁 ESHIKOTO』のフロントや客室は、森を背に、九頭竜川を目前にする広い敷地に点在している。地元に根づいた黒龍酒造の親会社が展開し、大人気の立ち寄りスポットとなっているのが、ベーカリーや酒販店などが集まる複合施設「ESHIKOTO」。そこに隣接する宿として、昨年11月に開業したのが『歓宿縁 ESHIKOTO』だ。
8棟のみの戸建ての客室は、シンプルな建築デザインながら、竹、数奇、民藝など、それぞれに異なるコンセプトによる内装。白い壁をバックグラウンドに、趣味のよい家具やアンティークが配されている。バスアメニティにukaがあるのもうれしい。
ここでの大きな楽しみは、北陸の食の醍醐味を存分に堪能できること。夕食は、曜日によって『ミシュランガイド北陸 2021特別版』で一ツ星に輝いた「馳走 えん」が移転した「日本料理 えん」が日本料理を提供。もしくは、福井市内で’23年に惜しまれつつも閉店した「cadre」が復活し、フランス料理を提供する。どちらも地域の生産者と密接につながりつつ、季節の豊かさを最大限に表現した繊細なおいしさだ。
この春からは、一般非公開のスパークリング日本酒セラーである「臥龍棟」のツアーや永平寺で朝課(朝のおつとめ)をするツアーなども開催する予定。近くには、一乗谷朝倉氏遺跡もある。ここでの滞在を通して、食の魅力はもちろん、福井の歴史や文化にたっぷりと浸ってみたい。
竹籠やアンティーク家具、古越前の壺などを配した客室「JOUⅠ」。九頭竜川と山々のパノラミックな絶景が目前に広がる
スタイリッシュな内装の「Bar 刻(とき)」。ウエルカムドリンクもここで提供
小松辰平氏が手がける「日本料理 えん」では、季節の郷土食に根ざした贅沢な和食を味わって。「黒龍」の日本酒ペアリングも楽しめる
客室の半露天風呂は、地下から湧出する自家源泉。アルカリ性の炭酸水素塩泉で、肌もすべすべに
福井の自然がテーマのフランス料理「cadre(カードル)」は濱屋拓巳シェフの店。シグネチャーなひと皿は、甘エビ、モッツァレラチーズ、発酵トマトのハーモニー
アンティークの根来塗のタンスやローテーブルなど「赤」をアクセントにした「JOUⅢ」の客室。客室は全室100㎡前後とゆったりした広さ
カウンターと個室を備えるレストラン
福井県吉田郡永平寺町下浄法寺第10号15の1
☎︎0776・50・1323(問い合わせ)
☎︎0570・041923(予約専用 9:00〜21:00)
全8棟 ¥70,000〜(2名1室利用の1泊1名料金、2食つき、税・サ込)
https://kanshukuen.com/
若狭佳日《わかさかじつ》(福井・小浜)
御食国・若狭。地元にも愛される最旬宿
福井県小浜市の阿納(あの)という漁村で、かつて地域のシンボルだった旅館が新たな宿に生まれ変わった。日本海側では珍しいリアス式海岸の若狭湾に面し、館内では穏やかな湾に抱かれる心地に。海とひと続きであるかに感じられる浴場の開放感は神秘的で、ビーチと古い集落が入り組んだ周辺の景観にもユニークな旅情が漂う。
代表の御子柴北斗さんは、若狭の美しさに惚れ込んでこの地に拠点を構えた人だ。控えめで、ともすれば地元の人さえ気づかずにいる土地の魅力を、宿として形にした。松の大木越しに見る海景色しかり、極上の海の幸を味わう料理しかり。かつて御食国(みつけくに)として京の都を支えてきた若狭は、今も食材の宝庫で、一流の料理人たちが頼りにする。関西では「ぐじ」と呼ばれる甘鯛やふぐを主としたごちそうは、鯖街道のストーリーに重ねて供され、シンプルでてらいのない調理が、食材と食文化の尊さをきわだたせる。地元以外にはほぼ出回ることがないという地酒の味も忘れがたい。スタッフは多くが地元の出身。スペックより個が生きた接客で、宿に血を通わせている。開発の名のもとにつくられたリゾートとは違った、静かだが確かな「佳(よ)き日」の記憶が刻まれる宿だ。
晴れると小浜の海はグリーンがかった青色に。その色を模した暖簾(のれん)が目印
別館スイートの一例。ベッドに寝そべって、あるいは窓ぎわのリビングでくつろぎながら、海景色を堪能できる。海と反対側に、集落の町並みが見下ろせる部屋もある
代表の御子柴さん。小浜市内で道の駅も経営し、食を軸にした地域おこしを牽引する
若狭湾を一望するダイニング
酒は日本酒推し。漁師が愛飲する地酒「早瀬浦」3種や、鯖街道をテーマに福井、滋賀、京都の3蔵の酒など、料理の味を深める飲み比べセットが興味深い
京都の料理人たちが“指名買い”する若狭ぐじ。釣りもので姿形よく500g以上のものを厳選。背開きで鱗を立てずに焼いた若狭焼きを、まず肴として、締めにお茶漬けで
鯖寿司。鯖街道になぞらえた夕食のひと品
海はすぐ目の前
『若狭佳日』開業時に新設した大浴場「内外湯」の浴場。海との一体感を楽しめる。2つの浴場は男女入れ替え制で、意匠が異なる
Data
福井県小浜市阿納10の4
☎0770・54・3010
平日¥31,900~、土曜¥34,000~(1室2名利用時の1泊2食つき1名料金、サ込)
全13室 IN15:00(~18:00) OUT11:00
アクセス/JR小浜線小浜駅からタクシーで約15分
https://wakasa-kajitsu.com/
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【憧れの国内高級ホテル・旅館】一度は泊まりたい!北海道から沖縄まで大人が満足する極上ステイ
50代女性が一度は泊まってみたい、と思う全国の高級旅館・高級ホテル・憧れのリゾートホテルを厳選してお届け。温泉やグルメやエステ、絶景など魅力満載の贅沢な国内旅行が楽しめる。夫婦や気心の知れた女友だち、母娘の女子旅など、日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅。
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【バレンタイン2026】美味しさの信頼性と特別感で選ぶ“大人好みな”名店の限定チョコレート6選
バレンタインに贈りたいご褒美チョコレート。有名店&ショコラティエでは、今年もまるで宝石のような芸術的なチョコレートが続々と登場しています。パティシエのこだわりが詰まった注目の新作6選。味はもちろん、どれも目移りしてしまう美しさです。
旅行&グルメ
2026年1月20日
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【バレンタイン2026】グルメセンスの冴えた大人も満足! 東京でしか買えないこだわりチョコレート4選
本格的なバレンタインシーズンが到来!カカオ好きに贈りたいのは、人気パティスリーがこだわり抜いた本物の味。今回は、東京でしか買えない、こだわりのショコラ名店4選をご紹介します。一粒一粒にカカオへの想いが込められた、珠玉の逸品ばかりです。
旅行&グルメ
2026年1月19日
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最高に癒される女子旅。スパやエステで過ごす、都内ラグジュアリーホテル5選
忙しさや情報に追われる毎日から少し離れて、体と心を静かにととのえたい。遠くへ出かけなくても、連泊しなくても、スパやエステ、美食を楽しめる都内ラグジュアリーホテルでの滞在なら、驚くほどリラックスできる。
旅行&グルメ
2026年1月18日
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料理家・平野由希子さんが教える「ワインに合う鍋」2選【大人のごちそう鍋】
素材は上質で、手間は最小限。ちょっと贅沢なものを、少しだけいただく「大人のごちそう鍋」。ワインをこよなく愛する料理家・平野由希子さんが教えてくれたのは、牛肉が主役の華やかなおもてなし鍋。
旅行&グルメ
2026年1月18日
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【バレンタイン2026】グランメゾンの世界唯一の支店など“大人に贈る”ホテルの高級チョコレート6選
東京の人気ホテルからも、続々とバレンタインの新作スイーツが登場。ホテルのショコラティエが作り上げるこだわりのショコラから、遊び心ある一品、この時期にしか味わえない限定クッキー缶など、多彩なラインナップから、厳選した6品をご紹介します。
旅行&グルメ
2026年1月17日
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エルメスは「ともに生き、ともに進化していきたい永遠のアイコン」【俳優・板谷由夏の私をつくるジュエリー】
俳優・板谷由夏が愛するファッションルールと、それにマッチするジュエリー。今回は、板谷さんのジュエリー愛の原点であるエルメスについて語る。
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読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
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年齢を重ねるごとに、自信がもてる肌へ!
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新しくなったドモホルンリンクルに注目
主力製品の[基本4点]が大きくリニューアル。その実力のは?
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読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
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もう迷わない!50代が買うべき秋の服
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50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
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大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
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あの「アミコラ」に注目成分NMNがプラス
味がなく料理や飲み物に溶かすだけだから習慣にしやすい
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大人の品格まとうシチズンの限定ウオッチ
シチズンから洗練されたデザインの限定ウオッチが新登場!
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一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
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松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
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40代・50代はどんなヘアスタイルがおすすめ?今回は髪のうねりや薄毛、白髪など気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルをご紹介。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知っておきたい最新…
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【40代・50代「ユニクロ・GU」冬コーデ】寒い冬の心強い味方!ニットや暖パンなど"あったかアイテム”が人気
老若男女問わず、さまざまな世代の人から愛されているブランド「ユニクロ」。40代・50代のおしゃれ好きな女性からの人気も絶大!そこで今回は「ユニクロ・GU」のアイテムを使った、おしゃれな40代・50代のコーデを…
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50代に人気上昇中!上品な華やかさ「冬のミディアムヘア」52選
冬の空気に似合うのは、品よく華やかで、ほんのり女らしさを感じるミディアムヘア。50代の女性に人気上昇中のスタイルは、髪悩みや顔まわりの悩みをカバーしながら、印象をぐっと明るく見せてくれるスタイル。
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まぶたが重くなった目元がくっきり!目力アップを叶える「40代・50代におすすめのアイメイク」
まぶたが重くなってきた...、アイラインが上手く描けない...、そんな目元のお悩みはちょっとしたコツで見違える!アイライン・アイシャドウ・マスカラの3つで仕上げる、上品で若々しい“簡単アイメイク”をご紹介。
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【40代・50代に人気のショートヘア60選】おばさんにならない!大人かっこいい若見えショートヘア
ヘアスタイルに気を遣っているかで印象が大きく違ってくる40代・50代。そこで今回は大人のかっこよさと上品な雰囲気を引き出し、若見え効果も叶う冬にぴったりのショートヘアをご紹介。白髪や薄毛、うねりのお悩み…
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