シャネル・ネクサス・ホール「Synthetic Natures」で出会うAIが描く自然

銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、AIアートと生命の共鳴をテーマにした展覧会「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地 ソフィア クレスポ/エンタングル ドアザーズ」が12月7日(日)まで開催中。
秋の銀座にふさわしい知的な刺激と美しさに満ちた本展では、AIアーティストとして世界的に注目を集めるソフィア クレスポと、彼女が共同で活動するデュオ、エンタングルド アザーズによる作品が並びます。
シャネル・ネクサス・ホール「Synthetic Natures」
©CHANEL
シャネル・ネクサス・ホール「Synthetic Natures」
©CHANEL
クレスポは、人工知能(AI)と生命科学の融合において独自の詩学を築いたアーティスト。ニューラルネットワークを通して生成されたイメージは、虫の翅や海のクラゲのようなフォルムをまといながらも、どこか“見たことのあるようで見たことのない”世界を私たちに見せてくれます。

そして、ノルウェー出身のアーティスト/研究者であるフェイレカン カークブライド マコーミックとのデュオ、エンタングルド アザーズは、「エンタングルメント=もつれ合い」という概念を軸に、人間と非人間(more-than-human)のあいだにある関係性を、データと想像力を駆使して再構築。観測できない深海、システムとしての植物、非線形に変化するデジタル生態系――こうした存在の複雑な振る舞いを、ヴィジュアルによる「シミュレーション」として提示します。
シャネル・ネクサス・ホール「Synthetic Natures」
©CHANEL
本展では、海中2000メートル以深の世界を探る《liquid strata: argomorphs》(2025)、湧昇という地球規模の現象とAIの視覚言語を結びつけた《specious upwellings》(2022-2024)、そして遺伝情報とデジタルデータの構造を重ねた《self-contained》(2023-2024)を含む5シリーズを紹介予定。どの作品も、AIが生み出すイメージの中に、自然と人間の関係を再考させる静かな問いが潜んでいます。
デジタルが進化する今だからこそ、こうしたアートが教えてくれる“つながりの感覚”は、私たちの日常にも通じるものがあるのかもしれません。自然とテクノロジーが織りなす“もつれあう世界”をシャネル・ネクサス・ホールで体感してみて。

「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地」

会期:2025年10月4日(土)~12月7日(日)

会場:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)

時間:11:00~19:00(最終入場18:30)※イベント開催時は開館時間が異なります。最新情報はウェブサイトをご確認ください。

入場無料・予約不要

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