【清水ミチコさんインタビュー】ライブはお祭り。11月から全国ライブツアーがスタートします!

旬の人のモノマネはもちろん、時事ネタ、斬新な音楽チャレンジ……と、楽しいピアノ演奏と共に繰り広げられるバラエティ豊かなネタでファンの多い清水ミチコさんの全国ライブツアーが、今年も11月からスタートします! 

暗いニュースの多い時代だからこそ、笑って楽しめる時間を

毎年恒例となった秋から春にかけてのツアーは、2013年から初めて、今回で12回目。今年のツアータイトルは「清水ミチコのHAPPY PARADISE」。

「世間的にそんなにいいニュースがないし、最近は暗いニュースも多いので、せめてライブを見てくださっている皆さんとは、その時間だけは明るく楽しいものにしたい。そんな気持ちでタイトルをつけました。本当はね“清水ミチコのハッピーセット”にしたかったの。でもマクドナルドに怒られるんじゃないかな?って」と笑う清水さん。

清水ミチコ
長い全国ツアーは、もはや清水さんにとって“お祭り”のようなものだとか。

「来てくださるファンの方の求めているものに応える、というのが原動力になって続けられていると思います。自分の中では、このツアーがいいローテーションになってきていて、秋になると“ツアーをやる時期だな”って自然にスイッチが入ります。ニュースを見ても“これ、ネタになるかな”なんて思いながら見るようになってます(笑)。11月からツアーは始まりますが、お正月の武道館が毎年恒例で、やはり大きいですね。まあスタッフはうんざりしていますけど(笑)。ちなみに今年は……武道館にMISIAさんがゲストで遊びに来てくれます! そんなスペシャルコンテンツもありますので!」

音楽の探究心と時代を読むセンスは今も進化中

ライブを続ける原動力を尋ねると、若き日の原体験を話してくれました。
「10代の終わりにタモリさんのライブを観て、音楽とお笑いが融合している世界に衝撃を受けたんです。タモリさん、その頃ライブでネタをよくやってらしたんですよ。音楽だけでもお笑いだけでもなく、その二つが一緒になった世界が自分にとてもしっくりきて、ああいう人になりたい!って思ったのがきっかけなんです。でもそういうライブって続ける方少ないんですよね。それを寂しく感じていたので、自分は続けるぞ!って思っていました。テレビの方が手軽に見られるし、ライブは足を運んでもらうワンステップがあるけれど、ライブはライブでしか味わえない醍醐味があると思うので。」
清水さんのライブは、ただの「ものまねライブ」ではない。ツアーでは毎回、音楽的なチャレンジも披露される。今年は「アラブ音階」や「琉球音階」などを取り入れた新しいアレンジに挑むそう。

「ドレミファソラシド、っていう西洋の音階が一番有名なんですけど、アラブ音階とか、すごく面白い音階があって。そういう異なる音階で作られた曲を日本の音階で弾くと、まったく違う響きになるんですよ。それが面白くてトライしてみようと思っています。
清水ミチコ
「令和の米騒動」があった今年、いち早く『米歌』『米がない』といった替え歌をYouTubeに投稿した清水さん、長年定評のある時事ネタについても、「辛口になりすぎないこと」を意識しているといいます。

「今の時代って、ちょっと強い言葉を使うと“そんなこと言って大丈夫?”って心配されるんですよね。笑わないどころか、大丈夫?って心配されてる空気を感じるというか。そこは10年前とはずいぶん違うと思います。」
全国を回るツアーの中では、地域ごとの特色を感じることも多いそう。

「地方公演では、その土地で話題になっているニュースや出来事をリサーチします。会場によって笑いのツボが違うのも面白いですね。今回は久しぶりに四国に行きます! あといつもツアーの最後は沖縄にしてもらって、遊んで帰ってくる、っていうのは毎年やってます。千秋楽の沖縄公演は恒例で、所ジョージさんの別荘をお借りして2〜3泊して帰るのが毎年の楽しみです(笑)。」

自分をご機嫌に。プール、ヨガに筋トレ……体調管理も大事!

長いツアーを支えるのは、しっかりした体調管理とポジティブな気力。

「わたし自身がすごいライブが好きなので、ライブを目標にしてるっていう方が元気になりますね。もうこれのためにも万全でいるみたいな。そのために週に数回はプールで歩いたり、ヨガや筋トレをしています。この前同窓会みたいな集まりがあったんですけど「あれ!みんなもうすごい老人じゃん!」って驚いて(笑)。いつも若々しい先輩を見ていて自分はまだまだ大丈夫……って思ってたんですけど現実こっちだぞ、ってすごくわかって(笑)。 それから自分をあまり過信しないように、健康も気をつけようと。あと自分をご機嫌にしておくことは大事。気力がなくなると、何もできなくなっちゃいますから。」
清水ミチコ
YouTubeなど、発信の場を広げることで若い世代のファンも増えています。

「ライブのお客様はもともと私くらいの年齢の方が多いんですが、YouTubeを始めてから、若い方も来てくれるようになって。若い人が理解できないネタでしょんぼりしちゃうと「本当に本当にごめんなさい!」という気持ちになるので、常に流行りの曲とかはネタにいれるようにしています。そうすると「このネタ用意しておいてよかったー!」って実際、思うんですよ。
最近はMrs. GREEN APPLEをよく聴いています。曲もキャッチ―ですし、人気ですからね。私くらいの年代の方も、あああのグループね、ってわかるじゃないですか。作曲法、というネタがあって、その対象のアーティストの曲を解体して分析していくんですけど、そうやって分析していくと、ヒットの理由も見つけられたりもして。それはAIに分析してもらうこともできるんだろうけど、たぶんそれではつまらなくて、自分で色々考えて提案していくっていうのは、やっぱりすごく重要ですね」

「恥ずかしがらず、思い切り一緒に楽しんでください!」

「今回、場所も色々ですし、年齢層も色々。家族でいらして幅広く楽しめる内容になるかな、と思います。お正月、1月3日の日本武道館は、靖国神社近いも近いですし、初詣が終わってから、
ちょうどいい15時開場16時開演です! 地方ごとのネタもあると思うので、それぞれの場所で違う楽しみもあるかな、と思います。最初は遠慮がちに見ているお客さんも、後半になるとどんどん声を出してくれるんです。今年も、自然に笑い声があふれるライブにしたいですね。恥ずかしがらず、思いきり一緒に楽しんでください!」
実は毎回、ツアーグッズのセンスの良さに定評のある清水さん。彼女自身の衣装もおしゃれで可愛いものばかり。そんなお楽しみも目当てに、ぜひステージに足を運んでみてください。
また日本武道館公演にはMISIAさんが、日本武道館以外の公演には弦楽器奏者の高田漣さんがゲスト出演! どんな音楽的コラボレーションが生まれるのか楽しみです。
WebエクラのInstagramでも、清水さんの楽しいコメントリール動画を公開中!
<公演情報>

『清水ミチコのHAPPY PARADISE』

2025年11月22日の千葉県 浦安市文化会館を皮切りに、4月25日の沖縄県 那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場 まで、全国36か所でのライブ公演。
料金:【ホール】全席指定 7,200円(税込)
【武道館】 全席指定 7,900円(税込) ※お土産付
※注釈付指定席 7,350円(税込) *お土産付き
※ななめうしろ2F席 6,800円(税込) *お土産付き
【当日】全席種 500円アップ
備考:未就学児入場不可
清水ミチコ

清水ミチコ

しみずみちこ●’60年、岐阜県高山市出身。’83年に芸能界デビュー。テレビにラジオ、エッセイにYouTubeと多彩に活動中。
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