ラッキースター、木星が導いたフィギュア女子

フィギュア女子も無事に終了しましたね。

宮原&坂本、それぞれ本当にがんばったね! という、エクラ世代としては、ある意味母のような見守りの気持ちも感じた人は多いかもしれませんが、
今回、より多くの人々の記憶に鮮烈で強烈にイメージを残したのは、ロシア出身の2人の選手ではないでしょうか。

メドベージェワは1999年11月19日生まれの蠍座。
ザギトワは2002年5月18日生まれの牡牛座です。

いわゆるラッキースターとされる木星は、いま、蠍座の位置にありました。

よく占いのページでは、「木星がくるとラッキー」「12年に一度の幸運期」などという常套句を使います。
たしかに、木星は拡大、発展を表す星。

実際に天文学的にも、どでかく、縞模様で、なんだか堂々としている。ジュピターというホルストの曲が頭に響きます。(そういえばあの曲はなんとなく、国歌っぽい威風堂々感もありますね。)

それからすると単純に、メドベージェワの頭上にそのラッキースターがあったわけです。順当に言えば、今回のスターは彼女のほう。実際ある意味、安定感や安心感をもたらすスター感、は彼女のほうにあったイメージです。

対して牡牛座のザギトワ。

じつはおうし座と蠍座は円の中の真向かい同士位置しています。(実際、彼女たちの誕生日がほぼほぼ半年違い、ということからもおわかりただけるかな。)

ラッキースターを頭上に持つのではなく、どちらかというと、目前に掲げていた。
つまり、壁に「目標は優勝」という書き初めみたいなものを掛けていた、目に見える目標に向かって、バリバリ頑張りまくっていたのがザギトワと読み取れます。

例えはあまり美しくないけれども、馬にとって目の前にぶら下げられた人参のように、ものすごい勢いをつけて追い迫ることができたからこその金メダルだったのかもしれません。
さらに若い、ザギトワだったからこそ出来た、躍進なのかも。

自分の星座の、180度向かい側の星座に木星が来ているとき。
もしかしたら、若いうちならではの馬力かもしれないけれども、そのときのほうが大きな飛躍ができるチャンスがあるのかもしれないなぁ、と今回の結果をみて思ったのでした。

金メダルを取ったのに、「心に穴があいた」という表現も、目の前の人参が手に入ってしまって、あれ?どうしたらいいかわからない・・という心境になっちゃったからかな?とも推測します。

毎日眺めていた書き初めを下ろしたら、一瞬何やっていいかわからなくなってしまった、みたいな。

ところで、数秘術でみた場合、メドベージェワは「4」。とてもきちんとした人、のはず。おそらくやるべきことをやって、きちんきちんと毎日を過ごしている・・礼儀正しく、ちょっと厳しさもある。そんな感じではないかなと想像します。

ザギトワは「9」。「ドラマティックな人」です。策略があるようでない人、あってもそれがどんどん変化していくので自分でも気に留めないような人なので、今回の「後半にしかジャンプをもってこない」というのは、成り行きでそうするほうが自然だと思っただけであったりして、これからまた変わっていくのかもしれません。

にしても、「9」というのは、ずばり、自分で自分をコントロールしきれない運命です。自分がないという意味ではなく。自分の意見、行きたい方向、そういったものはあるのです。けれども、運命という目に見えない大きな流れの中で、いわゆる翻弄をされたり、巻き込まれたり、という波乱万丈なことがおきやすい。

まだ15歳の彼女ですが、若いうちにオリンピックで金メダル。しかもそれは、お国の問題で国を背負っていても背負えず、という極めて例外的な状況のなかで、でした。

おそらく、彼女の人生にはこれからも思いがけないドラマがたくさんあって、常にこれからも節目節目で、スケートのことに限らずで、話題にのぼってくる人物になるはずです。

ところでメドベージェワですが、木星が彼女の本当の本当に頭上ジャストにくるのは、今年は今年でも、まだもうちょっとだけ先。(蠍座の中でもラストのほうの日付の生まれなので。)
この春から夏、秋にかけて、どんどんいわゆるスターとしての人気も高まってくるはずだなぁ、と。

今回の女子フィギュアでは、木星の効用についてガッツリと考えることができたのでした。

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