蘇る 王室ファミリーゆかりの家、 サトリ ハウス【ラオスのお薦めホテル】

秋はしっとりと世界遺産の街を歩く。増島実が絶賛するルアンパバーンのホテルー⑥

ラオコロニアルとシノアテイストが溶け合った神秘的な空間

Satri House Secret Retreats

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ヘリテージ地区から南へ10分ほど歩いた住宅街の中に、控えめなエントランスを構えるのが、サトリハウス。サトリとは、ラオス語で女性の意味。ほの暗い通路を辿るうちに、120年前の世界にタイムスリップしそう
1904年にロイヤルファミリーの住まいとして造られたこの館には、後にラオス人民民主共和国の初代国家主席になるスパーヌウォン王子が幼少の頃から暮らしていたと言われている。彼は王族として生まれフランスに7年も留学しながら、異母兄のペッセラートやスバナポンと共にラオ イサラという独立運動に参加した。スパーヌウォンは、筋金入りの闘志であったので内戦で重症を負ったり、投獄されあげくは脱獄までしたので、「赤い殿下」の異名を持つ。しかし内戦が終結すると、選挙では絶大な人気があったので、高い地位に着き、81歳まで現役を通した。サトリハウスの旧館1階には、この人のサロンが当時のまま残されていて見学できる。ラオスの持つ深い文化や伝統が肌で感じられ、とても興味深い。2002年にホテルとして開業し、その後、増築もしたが、決して往年の雰囲気を損なわれていない。小規模のコロニアルホテルでありながら、今風の設備も整った、ここまで居心地のよいホテルには、なかなか出合えない。
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木枠の長い窓と、高い天井、タイル張りの床が印象的なダイニングルーム。シンプルなペンダイトライトと壁の照明もアンチックな雰囲気にマッチしている
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    ちょとしたコーナーにも、アンチックな収集品やモノクロ写真、ランプや仏像などが飾られている

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    手入れの行き届いた芝生の庭は、リゾートっぽい開けた雰囲気

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    プールサイドにはグリーンと茶色のタイルが個性的に使われていておもしろい

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    客室は、パステルトーンの壁や天井に囲まれてアンチックな家具が品よく纏まっている

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朝食では、洋食メニューの他、カオ ピアック セン(鶏スープの米麺)も選べる。あっさりしたスープに食感が良い麺は、ラオスの国民食


そぼろ状の豚肉などを和えたサラダがラープ。フレッシュなクレソンやハーブがふんだんに盛られたヘルシーな1品
揚げ春巻き。ラオスの物は、ベトナムで見かける物より皮が厚手なことが多く、野菜たっぷり。ラオビールのつまみに良くあう
Satri House Secret Retreats

057 Photisarath Rd.,Ban That luang, Luang Prabang, Laos
全31室 ¥19,000~ Luang Prabang空港より6㎞
(料金は最安値の一例です)
【インドネシアのお薦めホテル】でご紹介した、トゥグ ロンボクと、マハマヤ ブティック リゾートは、地震の被害のため、2018年8月現在は、営業を中止しています。ご旅行の予定のある方は、ホテルに直接ご確認下さい。
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