首相の別荘として造られた瀟洒な館、メゾン スバナポン【ラオスのお薦めホテル】

秋はしっとりと世界遺産の街を歩く。増島実が絶賛するルアンパバーンのホテルー⑤

2018年8月19日
ラオス最後の王室、ルアンパバーン王国ゆかりのラオ コロニアルの建築

Maison Souvannaphoum Hotel by Angsana

緑に囲まれたプールとレジデンス棟。円柱やアーチ型の梁、透かし彫りの欄間などの装飾はなくシンプルだが、品格を感じさせる造り。
真っ白な壁に急傾斜の赤い屋根を頂くこのホテルの建物は比較的新しく、1970年頃にスバナポン王子の別荘として造られた。彼は王族として生まれフランスで教育を受けながら、兄のペッセラートと共にラオ イサラという独立運動に参加したこともあった。その結果、一次は亡命という憂き目も見るが、ラオスが独立を果たした1951年から75年にかけて、断続的に4度も首相を務めた中道的な政治家であった。おそらく紆余曲折の日常の中で、故郷ルアンパバーンの別荘でのひとときは癒しの時間だったのだろう。建築学も学んだというスバナポンが好んだスタイルは、コロニアル建築といってもシンプルなラオハウスの影響が強い。2005年にバンヤングループのホテルとして開業してからも、そのテイストは守られ、気品のある家具が選ばれ、随所に歴史を感じさせる写真やタペストリーが展示されている。世界遺産の街で、王族ゆかりの屋敷に泊まるというのは、なかなか叶わない魅力的な体験だと思う。
ドレープ使いがエレガントな本館のラオルーム。いくつもの窓からの光を和らげている。クラシックな椅子や猫足のバスタブ、寄せ木細工の床など、内装はフェミニンでフランス風。このホテルは、部屋の仕様もベッドのタイプもいろいろなので、よく調べて予約を。
  • ダイニング「エレフアントブラン」。毎日、直営農場から野菜やハーブを運んでくる
  • 神秘的にライトアップされたプールサイドでも食事ができる
  • 小川のせせらぎが聞こえる別棟のアンサナ スパは、とてもくつろげる空間。メニューが豊富で技術力も高い
  • 時差解消用のトリートメントや、アンサナオリジナルのマッサージまで約30種のメニューがUS$35:00から揃っている

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前菜の盛り合わせ。手前はラオス風サティ(焼き鳥)、左上は海苔のフライ、右上はタイ風野菜の春巻き、
黒米を使ったバナナ風味のデザート(左上)と、糯米をココナツミルクで煮込んだデザート(右下)。それぞれ日本円換算で約520円
家鴨と木の実と豆の炒めものカレー風味と(約850円)、ラオス風チャーハン(約850円)
スバナポン王子が好んだトマトとキャベツのポークスープ。スープやカレーのメニューは豊富。手前は蒸した糯米。
Maison Souvannaphoum Hotel by Angsana

Rue Chao Fa Ngum,Ban Thatluang, Luang Prabang, Laos
全24室 ¥14,000~ Luang Prabang空港より2.5km
(料金は最安値の一例です)


【インドネシアのお薦めホテル】でご紹介した、トゥグ ロンボクと、マハマヤ ブティック リゾートは、地震の被害のため、2018年8月現在は、営業を中止しています。ご旅行の予定のある方は、ホテルに直接ご確認下さい。

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