素敵な人の「自宅の花あしらい」 五選

花上手な人はプライベートではどんなふうに飾っているの? フローリスト、スタイリストなどセンスがいいと評判の5名の自宅をルポ。くつろぎの空間だからこそ、〝がんばりすぎず、シンプル〟が共通のキーワード!

3.フェミニンになりすぎないよう花の色や種類、花器でバランスを

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大ぶりのガラスの花器に、紫系のライラック、千鳥草、クレマチス、赤系のスカビオサの花、ミントなどのハーブや葉ものを。リョウブでベースをつくり、大きなアジサイはあえて正面を避け、横向きに。
 フラワー・グリーンスタイリストのさとうゆみこさんが好んで生けるのは紫系の花。「紫が入ると大人っぽくなり、シックな印象に。さらにボルドー、赤系の花を少し足すと、色がつながって陰影ができ、より奥行きが感じられます」。
そこにハーブや葉ものをたっぷりとあしらうことが多いとか。生けるときに心がけているのは、なにかしら男っぽさや毒っぽさ、大人っぽい要素を加えること。
「花ってそれ自体がとても可憐でフェミニンなもの。花材から花器まで、すべてをふんわりと柔らかくまとめるよりも、どこかピリッとさせたほうが、大人の女性にはしっくりくると思います」。エクラ世代が参考にしたい極意である。

“紫系の花とたっぷりのハーブや葉。少し辛口な要素を加えるのがコツ”

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庭のハーブや葉でスワッグも
リースより簡単な壁飾り・スワッグが人気。今回はラムズイヤー、カレックス、ティーツリー、セルリアなど主に庭の葉や花で作った。硬めで、水分の少ない葉ものを選ぶと長く楽しめる。

小さな花器をリズミカルに並べ、卓上にさりげなく。可憐なヤマアジサイやクレマチスに、真紅のパフィオペディラムで大人っぽさ、毒っぽさをプラス
ラベンダー、矢車草、ニゲラなどにミント、ローズマリー、フェンネルなどハーブ類を。こちらはあえて男っぽい陶製の器に生けた
フラワー・グリーンスタイリスト さとうゆみこさん
さとう ゆみこ●フラワー・グリーンスタイリスト。『green&knot』(http://malus.exblog.jp/)主宰。フラワーショップやイデーなどを経て、フラワーコーディネート、グリーンアドバイザーと植物にまつわる多方面で活躍。自宅ほかで教室も開催中。

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