素敵な人の「自宅の花あしらい」 五選

花上手な人はプライベートではどんなふうに飾っているの? フローリスト、スタイリストなどセンスがいいと評判の5名の自宅をルポ。くつろぎの空間だからこそ、〝がんばりすぎず、シンプル〟が共通のキーワード!

5.あの手この手で、花のある暮らしを味わっています

 スタイリスト・城 素穂さん宅で、まず目をひかれるのは、ペンギンの形(?)の花器。
「陶芸家の小前洋子さんのものです。ほかにも持っているのですが、小前さんの花器はすごくいい! 枝ものも、シャクヤクやユリも、どんな花材も受け止めてくれる包容力があります」
 城さんは花そのものも「容れもの」も好きな人。海外のアンティークや日本の作家ものなどのピッチャー、試験管形のガラスが宙づりになった花器に「今日はどう生けようか」と草花をあしらうことを楽しんでいる。
「でも、花瓶いらずの壁かけのスワッグも大好きです。植物の香りが部屋に漂って、しだいにドライになっていく姿もきれいで長く楽しめます」

“ピッチャーや試験管形の花器、好きな容れものに生けるのが楽しい”

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ピッチャーは花を素敵に見せてくれる"花器"
「形のかわいらしいピッチャーは、花を放り込むだけで様になります」。ノルマンディのシードル入れなどのアンティーク、スティーブ・ハリスや辻野剛、一柳京子といった作家ものなど多数。

オブジェのような花器にはランダムに生けて
「個人的にとても好きな花器です。初夏にはクレマチスやアスチルベ、パクチーといった、ピンク系で細くてしなやかな草花をランダムに生けてさわやかに」

もはや「家の一部」。小前洋子の花器で
城さんお気に入りの小前洋子の花器は、かなり大ぶりで居間の本棚の上が定位置。そこへマグノリアの枝を高く生けると、たちまち部屋がアーティスティックなムードに。

スワッグは香りも長く楽しめる
「スワッグはドロップ形のリースで、水をあげなくてもいいのでラク(笑)。ユーカリなどで作られたスワッグは、いつもお願いしているお花屋さんNOBILISの作」

スタイリスト 城 素穂さん
じょう もとほ●’08年よりベルギーのレストランで食ともてなしを学び、帰国後、さらに磨きのかかった食とインテリアのスタイリングを。『大人のもてなし とっておきの時間 素敵な食卓』(講談社)の著書あり。

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