茶懐石から寿司まで 密度の高い和食を味わう 富小路 やま岸

2016年10月1日
eclat10月号では、京都特集を掲載中。名店で研鑽を積んだ新鋭が切り盛りする、1万円前後の個性的なお店が京都通の間で話題に。予約の取れる今が行き時!
料理はすべて¥12,000のおまかせから。茶事に使われる杉八寸盆に、焼き鮎とぎんなんを盛り、青竹箸を添えて出される八寸。秋には、鮎は子持ち鮎になる
オープンから10カ月にして、早くも予約困難な店になりつつある『富小路 やま岸』。外観は町家のたたずまい、中に入ると風情あるアプローチ、その奥に白木の端正なカウンター空間が広がる、雰囲気も抜群の和食店だ。
「一度来てくださったお客さまに二度三度足を運んでもらうためには、おいしい料理はもちろん、どれだけ喜んでこの時間を過ごしてもらうかが大事」と話す、ご主人の山岸隆博さん。
 コースは、茶懐石を思わせる山海の幸を盛り合わせた「杉板八寸」から始まり、食欲を誘う酸味のあるジュレがかかる先付、シンプルで真っ当な煮物椀、目の前でにぎって出す寿司など、緩急をつけた流れ。いろいろな料理を食べつくしたい人には、おいしく、楽しく、歓喜を誘う。
 また、楽しみは料理にとどまらない。書道や茶道を学び、華道は嵯峨御流(さがごりゅう)の華範というご主人の心づくしのもてなしが、非日常感をぐんと高めてくれる。
  • 茶室の待ち合いや露 地をイメージした土 壁に囲まれたアプローチ。奥に進むにつれて、外の喧騒が遠ざかっていく
  • 靴を脱いで店内に一歩入ると、一転、明るい空間に。凛とした一枚板の檜のカウンターがひときわ目をひく
  • 旬のものを取り合わせ、柔らかな酸味で食欲を誘う先付「焼き茄子、毛ガニ、いちじく、たたきオクラのジュレ酢がけ」
  • コース半ばのお凌ぎがわりの寿司は、一貫ずつ提供。ウニはのりで巻き、カマスは炙りで。マグロは、このわたと
「鱧と松茸の煮物椀」。時季の素材とひきたてのだしのシンプルな組み合わせが楽しめる
☎075・708・7865
京都市中京区富小路通六角下ル骨屋之町560
18:00~21:00(入店) ㊡火曜、第2・4水曜 
カウンター9席 要予約 おまかせ¥12,000~

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