このニハチ食品の「鮭とば塩味カット」は食べやすく、身の旨みをしっかり堪能できる塩加減でオススメ。かつて北へ向かう寝台列車に月一かそれ以上の頻度で乗った時代は、秦野の落花生とともに、我が「夜汽車の友」の最終選抜メンバーでした。
直売所は、ご存知『ラーメンきっさ えきばしゃ』の入る釧網本線・止別駅から、わずか徒歩1分。「何だかよくわからないけど遠そうね」と思った方もご安心ください。通販もありますし、東京駅近くでは新丸ビルB1Fの『えん』で取り扱い中(写真の小袋のみ)。上り列車に乗る時は、札幌の大丸の地下食品売場で購入していました。鮭がお好きなら、一度お試しをʕ•ᴥ•ʔ 。
写真は北海道でなくて白昼の常磐線ですが、この2つがあればもう北海道気分。
いつぞや海ロケで、「死ぬ前、最後に食べたい魚は?」という話題になったことがありました。そのとき「鮭。季節が許すなら鮎も捨てがたい」と答えたところ、「内陸出身で本当においしい魚を食べたことがないんじゃないの?」となかなか手厳しい反応が返ってきました。じゃあ何がいいのかと訊くと、「中トロ」とのこと。うーむ、あんまり末期って感じがしないような…。「やだ、おばあちゃんたら最後まで強欲」って孫に言われて、笑わせて終われそうではありますね。
私の最後はくずした焼鮭をほんのひと口のつもりですが、氷頭なます、ルイベ、燻製、ムニエル、鍋物などなど、鮭の食べ方は実に多彩。焼いた皮のおいしさはまた格別です。こんな魚が毎年大きく育って川に帰ってくるなんて、養殖のない時代には最高にありがたかったでしょう。
サンマや秋鮭など、今年は楽観できるはずだった海産物ですが、胆振地方の地震の影響で一転、心配されるようになってしまっています。微力ながら北海道に還元できることを続けたいと思います。
(編集B)