過去と現在が交錯する街。尾上右近さんの「歌舞伎俳優の京都」 五選

歌舞伎俳優にとって、歌舞伎発祥の地・京都は特別な場所。ふだん東京に暮らす尾上右近さんにとっても思い入れの深い街だ。数あるお気に入りの中、今回訪れたのは、このためだけに訪れたいくらい特別な縁を感じるスポット。過去と現在が交錯する空間で、右近さんが感じたこととは?

4.佐々木能衣装

お能の装束や歌舞伎の衣装をつくっていると聞いて、一度行ってみたかった『佐々木能衣装』。工房に入った瞬間、時の流れが変わりました。電気を使わない、昔ながらの手織りの世界。生み出される織り物は、鮮やかな色彩の中にも落ち着きがあって、色が前に出るだけでなく、引き込まれるような奥行きを感じます。職人さんの手の動きの確かさに伝統を支える人の愛と信念を感じました。
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伝統を支えるのは、5人の職人と、フランスからきた手織り物の機械

創業以来、100年以上にわたり、能・狂言・歌舞伎などの装束を手がけてきた『佐々木能衣装』。その製法は、桃山時代からの能衣装づくりの流れを受け継いだもの。現在は、明治期より受け継がれている木製の織機と木製ジャカードを使い、5人の職人が手で織っていく。その繊細な作業に右近さんは終始感動。
ジャケット¥65,000・ベスト¥38,000/スズキ タカユキ シャツ¥24,000/パーキング(マーカウェア) メガネ¥45,
000/ジョイ エブリ タイム(Mr.Gentleman EYEWEAR) バングル¥34,000・リング¥15,000/ヘムト PR(20/80)
京都市上京区裏門通中立売上ル今新在家町202番地
☎075・414・0195

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