10月中旬、「受験票も届いたし、ではそろそろ…」と公式テキストの週刊分冊百科全50巻を探すも、これがそんじょそこらの図書館蔵書に見つかりません。刷られてはいるけど、なかなかお目にかかれないなんて、本も二千円札化しています。。
全巻所蔵するのは、都下に国立国会図書館と都立多摩図書館の2館のみ。やるぞ~と意気込んだものの、週末にまとめて勉強しようというのが甘かった。薄い分冊とはいえ、中身を覚えながらぶっ続けで読むのは相当ハードです。まるで間に合わない。こんな苦しい思いをしたのは、4日間で『美味しんぼ』のアニメ121話分を一気見して以来。
以下、都内在住の方向きになりますが、所蔵館の特徴をまとめました。開館情報は基本をベースにした特徴ですので、臨時休館等、ご利用前に確認ください。※どの館も閲覧利用のみです。
●都立多摩図書館
JR西国分寺駅南口から徒歩7分の、雑誌に強い図書館。受付でカードを受け取れば、即入館可。書庫本は同時に12冊まで請求できる。窓が大きく開放的な空間が心地よい。土日も開館。月に2日程度の休館日あり。
●国立国会図書館
最寄りは東京メトロ永田町駅(国会議事堂前駅は遠め)。初回利用時は入館カード作成が必要。分冊百科は書籍扱いで、1回の閲覧請求は3冊まで。資料請求から到着まで20~30分かかるが、あらゆる出版物の中から選び出され、運ばれてくる感じは楽しい。カウンターでアルバイトしたくなる。昭和テイスト漂う喫茶室や食堂も魅力。平日、土曜開館。※付録付きの号は「別室」内での閲覧。
△東京国立博物館資料館
9冊ほど抜け巻あり。展覧会のついでに寄れるのがメリットかも。書庫本は同時に5冊まで請求可。平日のみの開館。
私は国会図書館を丸一日利用したため、3冊借りて2冊読んだらすぐ返却し、次の2冊を請求したら残りの1冊を読むという忙しいことを繰り返しました。その手間を考えると、西国分寺の都立多摩図書館へ足を伸ばすほうがよほど集中できてよいと、試験当日の午前中に利用して気づきました(-_-;)
検定の試験問題は択一式。「興福寺の阿修羅像の耳は4つ」というような情報はそれ自体で役に立つわけではないので、「東寺講堂の金剛夜叉明王さんなんかはどうなんだろう」などと学び深めることを重視されたほうが楽しいと思います。
(編集B)