何もないことのよさを味わう、小さな駅への旅。

2018年11月16日

1/2

2/2



突然ですが、不定期シリーズ「今、行っておきたい駅」。
第1回は、JR北海道の「南下徳富(みなみしもとっぷ)駅」からお送りします。

札幌から北へ向かう「学園都市線」こと札沼線は、何だか終点まで学生がキャピ☆キャピしていそうですが、そんなことはありません。廃止が決定している非電化区間は完全な田園風景で、この路線に乗りたい人が乗っているという感じ。

くだんの「南下徳富駅」は田畑の中にぽつねんとあり、板敷き、待合小屋なし(以前はありました)、ベンチなしの簡素さが潔く、とてもすがすがしい。個人的には、発音上「南」「下」「TOP」という、位置情報しかないかのような名前も含めて好み。フレミングの法則みたいな、宇宙的な何かを感じさせるではありませんか。

こちらの駅は、やって来る列車が朝の一往復のみ。石狩当別からの下り列車でアクセスして下車すると、その列車が終点で折り返し、上りとして戻って来るのが53分後。降りたらちょっと近所の喫茶店で…、なんてことは叶いません。その間はただ待つのみなので、「まださほど寒くない&雪が積もらない、秋晴れの今のうち! 」という次第です。

おすすめは、時間つぶしにひとつ手前の「於札内(おさつない)駅」まで歩くこと。また札幌へ戻るなら、小銭のみで運賃1450円をきっちり用意しておき、整理券と一緒に駅員さんにさし出して、「“お札ない”アピール」をするのが、この手の旅のささやかな自己満足というものです。

私は2回撮影のチャンスが欲しくて、函館本線の砂川駅から徒歩で現地入り。往復約16kmです。朝日の中、岩見沢駅手前で見られた室蘭本線からの列車との並走にはワクワクしたものの、都合2時間半強の速歩は足に来ました。。
(編集B)

What's New新着記事

FEATURE
ランキング